義母の暴走が止まらない！やっぱり標的は私!?【中学生ママ（40歳、子連れ再婚）のぶっちゃけ365日vol.30】

義母が来社し先手作戦。その内容とは？【毎週月曜日19時更新】

【登場人物】
あん（私）…シングルマザー8年目にして5歳年下の男性と結婚。夫の会社の経理担当。40歳。
蓮…6年生から中受を始め、第３志望の共学校へ入学。12歳。
臣斗くん…あんの会社の後輩・海斗くんの大学の同級生で再婚相手。35歳。
結衣…蓮の彼女。4年生からS塾に通い中受するも蓮とは別の女子校へ入学。
お母様…臣斗の母。英語教師で蓮の中学受験を強力プッシュ。

【前回までの話】
関係性が最悪になっていた義母と母の葬儀で再会し、義母の優しい言葉で仲を修復。蓮の入学式には臣斗と一緒に参列し、蓮は成績クラス1位宣言をするも早々にいじめにあってしまう。そのイジメをオプチャで知り合った見ず知らずの人に相談していたことが発覚。早期発見で危ない目には合わなかったが、そんな成長過程にいる息子と、父の世話、母が担っていた家事と新たな生活に徐々にストレスが溜まり始める。家庭教師へお礼の食事会をした際、先生から義母の罠を聞いてしまう。一方、父がボヤ騒ぎを起こし意気消沈している中、祖母の訃報が入り家を訪ねると伯母から相続全取りの話が。法定相続を提案するも一向に聞く耳を持たない伯母。その後何度も話し合いを重ね、第三者の介入でなんとか方がつく。しかし、夏休みに入り連が不調を訴えていた足と耳の病院へ。足は大事に至らなかったが、耳は「聴覚情報処理障害」の疑いとなってしまう。夫・臣斗から突然ひとりで考える時間が欲しいと言われ連絡が取れない日々が続いたが…。

前回の話▶︎闘病生活を支える代わりに出した義母の要求が理不尽すぎる！【中学生ママ（40歳、子連れ再婚）のぶっちゃけ365日vol.29】

Season1▶︎『シングルマザーの恋愛』はコチラから

Season2▶︎『39歳、子連れ再婚の365日』はコチラから

【目次】

突然会社へやってきた義母。身勝手すぎる言動に震えるも、夫からさらなる…。

突然会社へやってきた義母。身勝手すぎる言動に震えるも、夫からさらなる…。

こんにちは。シングルマザー歴8年目にして子連れ再婚をしたあおいあんです。

前回は夫・臣斗くんのお父様が病気になり、お母様に仕事を辞め看病に専念するよう臣斗くんが話したところ、代わりに臣斗くんが実家に戻ることを条件にされたところまでお伝えしました。

臣斗くんのお父様が入院するのは約1ヶ月先の話。少しでも力になりたかった私は、用事がない時も会社へ顔を出し、臣斗くんの話し相手になった。

臣斗

昨日、お袋にあんが言ってたこと話したんだよね

私

なんのこと？

臣斗

あんが親父の看病をするって話

私

あぁ、お母様イライラしたでしょ!?そんな赤の他人に面倒なんか見させられないわ！って

臣斗

それがさ、お袋は別にそれでもいいって言うんだよね

私

えぇー、嘘!?

臣斗

あんの都合もあるだろうからまだ親父には聞いてないんだけど、もし、万が一面倒見ることになってもあんは本当にいいの？

思いつきで提案したから心の準備というか、毎日病院へ行くってそんな簡単なことじゃないし。ましてや自分の親でもないのに…。

私

う～ん、正直わからない。自分の父親のこともあるし、蓮のこともある。それにお母様が求めている看病ってどのレベルかもわからないし…。ごめん。自分で言っておきながら無責任で

臣斗

いやいや、いいんだよ。普通は嫁であるお袋が面倒見るのが当たり前だし。同居しているお嫁さんって訳でもないんだから

私

なんかごめんね

まさか思いつきの話を本当にお母様に話しちゃうなんて…と思ったが、臣斗くんだってこの年で実家になんか戻りたくないんだろうなと同情にも似た気持ちになった。

家に帰ってお父様の看病についてふと思ったことがあった。もしかしてお母様は私をヘルパーさん的なものとして考えたのかも知れない。そうすればお母様が誇りに思っている仕事を辞めずに済むし、面倒なことは一切私に押し付けられる。こう考える方がなぜか腑に落ちた。でも何十年も連れ添った夫よりも自分の仕事を優先するのはなぜなんだろう？

それから数日後、臣斗くんの会社で仕事をしているとお母様がまたやって来た。