モリゾーとキッコロからミャクミャクへバトンタッチ
2025年4月13日から始まる「大阪・関西万博」開幕まで、いよいよ半年となった10月13日、東京・港区の虎ノ門ヒルズフォーラム・メインホールで来場日時予約のキックオフイベントが行われました。
イベントでは川田裕美さんが司会を担当。スペシャルサポーターの青木崇高さん、ゆうちゃみさん、ゆいちゃみさん、はるな愛さん、ハローキティ、くまモンらと、輪柔道メダリストの阿部一二三さん・詩さん兄妹など、各界で活躍するゲストが集結しました。
来場日時予約の方法とは?
「大阪・関西万博」では、来場者の混雑を避けるため来場日時予約制を導入。実際に万博会場に行くには、以下3つの流れで来場日時予約をすることが必要となります。
1. オンラインで万博IDを登録
2. 入場チケットを購入
3. 来場日時を予約
来場日時予約は、来場希望日時の6か月前から受け付け、予約日は計3回まで変更可能です。なおパビリオンなど観覧予約は、来場日の3か月前から抽選を受け付けます。くわしくは大阪・関西万博公式Webサイト「予約・抽選ガイド」を確認してください。
イベントでは、来場日時予約をPRし、万博を応援するゲストらが半年後の「大阪・関西万博」開催への期待をコメント。またイベントに先立って、主賓の十倉雅和氏(公益社団法人2025年日本国際博覧会協会会長)を始め、来賓の石破茂氏(内閣総理大臣)ら政府関係者が挨拶しました。
「大屋根リングが9月に完成し、開催イベントの内容もだんだんと明らかになってきた。デジタルサイネージなど、今後も PR 活動をさらに盛り上げていきたい」
十倉雅和氏(公益社団法人2025年日本国際博覧会協会会長)
「月の石、携帯電話、動く歩道、人間洗濯機など、中学生時代の記憶を昨日のように思い出す。未来を担う子どもたちにも、ぜひ参加してほしい」
石破茂氏(内閣総理大臣)=ビデオメッセージ
「1970年の大阪万博に出展された技術には、今もレガシーとして残るものがたくさんある。最先端分野の技術を世界中に発信し、産業の目を育んでいきたい」
武藤容治氏(経済産業大臣)
「万博は、出会いと発見の場で、ビジネス交流などもある。そして、世界中から人々が集まってくる万博で、未来について、共に考える絶好の機会にしたい」
伊東良孝氏(国際博覧会担当大臣)
6 Months to go! Special Presentation!
イベントは3部構成で行われました。第1部では、大阪府出身の川田裕美さんによる進行のもと、スペシャルサポーターの青木崇高さん、催事企画プロデューサーの小橋賢児さんらが登壇し、万博の最新情報を紹介するコーナーが開催。
会場に何度か足を運んだことがあるという青木さんは「想像していた 10〜15倍くらいの広さがあって、未来の月面都市のように、パビリオンの屋根が見えるんです」と夢洲の会場のいまに言及。半年後に迫った「大阪・関西万博」に向けて、準備が着々と進んでいることを伝えました。
その後、ステージ中央にある「大阪・関西万博」の全景図を見ながら、万博のコンテンツが紹介されました。「大阪・関西万博」には、「いのち」をテーマに8人のテーマ事業プロデューサーがそれぞれの切り口で企画したシグネチャーパビリオン(8館)のほか、国内パビリオン(4館)と民間パビリオン(13館)が並びます。また、161の国や地域、9つの国際機関が参加する予定で、各パビリオンではさまざまな国の文化を見たり聞いたり味わったりすることができます。
この日のイベントでは、駐日シンガポール共和国大使のオン・エンチュアンさんが、シンガポールパビリオンの内部イメージを初公開。ドイツ連邦共和国大使館経済・科学副部長のアンナ・ヴァルブレヒトさんは、循環型社会の未来をイメージしたパビリオンを紹介しました。
続いて、催事企画プロデューサーの小橋賢児さんが登壇。万博会場内で期間中に実施予定のイベントを紹介し、「バーチャル万博アプリのVRメタバース技術を通じて世界中から参加いただける予定です」と、空間を超えて万博に参加できると語りました。
スペシャルサポーター応援パフォーマンス
タレントのゆうちゃみさん、ゆいちゃみさん姉妹がスペシャルサポーター就任後初のMCをつとめた第2部では、2005年の愛・地球博のキャラクターである「モリゾー&キッコロ」から「ミャクミャク」への応援バトン贈呈式や、柔道家の阿部一二三さん・詩さん兄妹、ハローキティ、くまモンが応援パフォーマンスを行ないました。
10月12日にスペシャルサポーターになったばかりのゆうちゃみさん、ゆいちゃみさんは、大阪・関西万博のデザインがあしらわれたシャツを着て登壇。
大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」と 2005年に開催された愛・地球博公式マスコットキャラクター「モリゾー&キッコロ」をステージに呼びました。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとする大阪・関西万博と、「自然の叡智」をメインテーマに掲げ、循環型社会を目指したさまざまな取り組みを行っていた愛・地球博との関連性を念頭に、ゆうちゃみさんは「SDGs の達成を目指す想いが脈々とつながっていますね!」とコメント。
モリゾー&キッコロから持続可能性の祈りを込めて間伐材で作られた応援バトンを受け取ったミャクミャクは「ありがとう。2025大阪・関西万博にきてね〜」と応えました。
続いて、関西出身の柔道家である阿部一二三さんと阿部詩さん、スペシャルサポーターのくまモンと、キティちゃんが登壇。ゆうちゃみ・ゆいちゃみ姉妹と阿部一二三・詩兄妹による『大阪・関西万博来場日時予約キックオフ記念兄妹対抗!早口言葉チャレンジ』が行われました。
「来場日時予約」をキーワードに使用した早口言葉のお題に対し、噛まずに言えた場合は一本、判定が悩ましい場合は技ありという柔道風のルール。判定を下すのはくまモンとキティちゃんです。
ゆいちゃみさん vs 阿部詩さんの妹対決のお題は「関西開催に歓声満載な大阪・関西万博が半年前! ミャクミャクの脈拍もバクバクな万博が来場日時予約スタート!」。先攻のゆいちゃみさんは「カンサイ…」で噛んでしまったものの、「そういうときは続けるんだよ」という姉・ゆうちゃみさんのアドバイスにより、再挑戦。次は噛まずに見事クリアしました。
一方で後攻の阿部詩さんは、不安を一切感じさせないほど完璧にお題を読みあげ、オリンピックメダリストらしく、見事に一本勝ち! 勝利した阿部一二三さん・詩さん兄妹にはくまモン、キティちゃんからハグのプレゼントが贈られ、喜ぶシーンがみられました。
いよいよ、あと半年!「ぶっちゃけ座談会」
第3部では、スペシャルサポーターのはるな愛さんが登壇。川田裕美さんの進行のもと、万博に関心を持つ一般の方の代表やスペシャルゲストを交え、座談会が開かれました。
大阪・関西万博の参加型プログラム「TEAM EXPO 2025」に登録している一般の方々やSNSで寄せられた「万博ではどんな体験ができるのか」や「何か価値観が変わるような未来のテクノロジーはあるか」といった万博への疑問を、楽しくトークしながら解決していきます。
はるな愛さんは「世界各国から集まる海外パビリオンで食べられるグルメも、とても楽しみです!」と語りました。
また川田裕美さんは、今回の万博では「火星の石」が展示され、触ることもできると語り、登壇者の興味をひきました。
気になる最新テクノロジーは?
阿部一二三さん・詩さん兄妹は、それぞれ、ケガが付きもののスポーツ選手の人生も変えるかもしれないとして、iPS心臓など進化するテクノロジーに注目しているそう。詩さんは「将来、練習相手がアンドロイドロボットになるかも」と話しました。
チケットは来場日時予約をしないと入場できない?
川田裕美さんは、万博を快適に楽しむには予約が必要であることを強調したうえで、券種ごとに3回まで変更可能であることをあらためて説明しました。そして、変更し忘れて予約日が過ぎてしまっても、全部で3回までは後からでも変更できると補足。
それに対してゆいちゃみさんは、「え〜、それめっちゃ助かる〜! そしたら、とにかくまずは希望の日時を予約だけしておいて、また日にちが近くなったら考えよう!」と、来場日時予約の使い方を提案してくれました。
座談会では、「TEAM EXPO 2025」に登録している一般の方3人も参加。そのうちの1人は、1970年の大阪万博に8回も参加したことがあると語り、子ども時代に万博で触れた思い出は今でも忘れられないといいます。それを受けて、はるな愛さんは「万博では価値観が変わる体験ができるって素晴らしい。子どもたちにも、万博に参加し、ぜひ未来を見てほしい」と語りました。
最後に、川田裕美さんが「ぜひ、今日このあとすぐに来場日時予約の方法をチェックしてみてくださいね!」と会場全体に呼びかけ、イベントは幕を閉じました。
さまざまなイベントや体験があり、にぎわいと感動にあふれる大阪・関西万博。来場日時予約をして、来たる開幕を待ってみてはいかがでしょうか。
トップ画像/提供:2025年日本国際博覧会協会、© 2024 SANRIO CO., LTD. APPROVAL NO. P161013-1、©2010熊本県くまモン
※本記事は2024年10月16日に公開されたOggi.jpと同内容になります。
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