【目次】
オーストラリア、シドニーへ約20年ぶりの再来
今まで旅した国は25か国、約70都市の旅好きDomanilabメンバー、菱沼です。
ずーっと行きたかった家族で海外旅行。念願叶い、今年の夏休みにオーストラリア・シドニーへ行ってきました。4歳の息子にとっては初海外。私は高校時代にタスマニアに一カ月ホームステイをしたことがあり、思い出深い国の一つです。
約1週間の滞在でしたが、シドニーって本当にいいところ!!!
噂には聞いていましたが大人になって改めて訪れ、家族旅行に心からおすすめできる旅先であることを実感した今旅。その魅力(あとちょっとした注意点も)を紹介します。
世界の中でも断トツの治安の良さ
正直驚きました。こんなに治安がいい英語圏の国は初めてです。南米はペルーのマチュピチュから、アフリカはモロッコのサハラ砂漠まで旅をしてきた私が言うのだから、間違いありません(笑)。高校生の時はまだこの良さが分かりませんでしたが、色々な国を見てきた今、本当に旅行者にも気持ちよく滞在できる都市だということを改めて感じました。
例えばLAは、ド観光地のハリウッドあたりでも、暗くなり始めると女性の一人歩きはかなり怖いものがありました。ですがシドニーは、開いている飲食店も多いこともありますが、21時でもタウンホール駅界隈ではご覧の人の多さ。
もちろん最低限の警戒は必要ですが、夜子供が寝てから私一人で買い出しなどに行けるのは大変助かりました。
また子供にも現地の方が優しい。雨が降った日、ダイナソー風のレインコートを子供に着せていたのですが、道行く人々が「わぁ!小さいダイナソーがいる」「とってもかわいいわね!」と声をかけてくれたり、タクシーの運転手さんがハイタッチを毎回してくれたり。生活が豊かで、心に余裕があるからでしょうか?
とにかく治安の良さは小さな子供を連れた旅行でも非常に大きなポイントかと思います。
コンパクトなシティに、動物園ふたつと水族館ひとつ!
歩いて観光名所間が移動できてしまうほど、実はシドニーのメインエリアはコンパクト。(もちろんシドニー市内のバスも、Google Mapで検索して簡単に乗車できました!)
その中に、メインエリアから徒歩で行ける水族館、動物園が1つずつ。そしてバスで約30~40分ほどでいける大きな動物園が1つあります。
子供ができてからとにかく行くようになった動物園と水族館。日々ママ友と、行ってよかった園の情報交換も頻繁ですが、もはやシドニーでも行かない理由がありません。3つとも制覇しましたが、どれもとても良かった!簡単にご紹介しますね。
【エリア:Darling Harbor(ダーリング・ハーバー)】
海を囲むような形に建物が並び、多くのお店や施設があります。
・WILD LIFE Sydney ZOO(ワイルド ライフ シドニー 動物園)
・WILD LIFE Sydney Aquarium(ワイルド ライフ シドニー水族館)
この2つは隣同士にあるので、1日でどちらも回ってしまうのがいいと思います。
▲左:コアラ/右:タスマニアンデビルが目の前を走っていきました!
まずはWILD LIFE Sydney ZOOについて。私の勝手な規模感の解釈としては、広さはおそらく上野動物園の3分の1~半分ほど、ですが内容は非常に濃く動物とも距離が近いです!私たちはここでコアラと写真撮影も。
Aquariumの方はアクアパーク品川をもっとワイルドにした感じでしょうか。イルカショーはないですが、巨大水槽トンネルがありジュゴンが見れます!サメと一緒にダイビングできるサービスも(怖!)。
【エリア:Mosman(モスマン)】
メインのエリアからオペラハウスを望むハーバーブリッジを渡った、対岸のエリア。
・Taronga Zoo Sydney(タロンガ動物園)
▲左:タロンガ動物園入り口/中央:対岸にオペラハウスがみえます/右:羽を広げたクジャクがお出迎え!
オペラハウス側から30分に1便出る船で渡ることもできますが、私たちのホテル付近のバス停から頻繁に動物園行きのバスが出ていたので、約40分、バスに揺られて向かいました。広大な敷地で、まわるのは1日コースで考えるのがベター。さながら、横浜のズーラシアと言ったところ。動物を近くで見れるよう展示方法に工夫があり、大人でもとても楽しかったです。こちらも、コアラと写真撮影のサービスあります。
他にもシドニー内に動物園はありますが、この3つが公共交通機関でさくっと行ける場所にあります。
タッチ機能付きクレカが現地でのSuica代わりに!
旅行者にとてもストレスフリーなサービスで感激した事。電車やバス、トラム等の公共交通機関は、タッチ機能が付いている日本のクレジットカードをかざせばそれが乗車券となり乗車が可能。
海外でいちいち乗車券を買うあの儀式…本当に面倒くさいと思っていまして(苦笑)。もちろんオーストラリアにもどの国にもSuica的なカードはありますが、そのカード自体の購入(地味に値段する)、どれくらい金額をチャージするべきかの検討(券売機の使い方も慣れないストレス)、残高とカードの払い戻しのために窓口へ行く(これが結構並ぶ)…等、乗車券にまつわる煩わしさから完全に解放された滞在でした。ただし、クレジットカードを頻繁に出し入れすることになるので、紛失や盗難には注意が必要だなとも感じました。
余談ですが、私たちがステイしていたメインエリアの電車の駅にはどこでもエレベーターがついており、ベビーカーでもスムーズ。
街にあふれるカフェスタンド、どこもおいしい!
アメリカでは3ブロックに1スタバ?くらいな勢いでスタバがありますが、シドニーではなかなかお見掛けせず。その代わり、本当にたくさんのカフェスタンドがあり、ちょっとしたお店のコーヒーでもとても美味しい。ジェラート屋さんやちょっとしたキオスク的なお店でも、本格的エスプレッソマシン完備。滞在中は、毎日大好きなカフェラテを飲んだほど。コーヒー好きなパパやママにはこれだけでも滞在が楽しくなると思います。また、街中どこでも道にゴミ箱が設置されているのもありがたかったです。
ここだけ注意!小さい子連れはタクシー・Uberが使えない可能性大!
いろいろシドニーの魅力を語りましたが、最後に完全に盲点をくらったタクシーのエピソードをシェア。
今まで海外のタクシーでぼったくりで嫌な思いをしたこと数知れず。ゆえに配車サービスのUberは最高のサービスだと思っていまして、旅行先にUberがあるだけでかなりテンションがあがります。
シドニーもUberは一般的と聞いており、シドニー到着後のホテル移動もUberで配車依頼。ルンルンで待っていたのですが、配車されたタクシーの運ちゃんに「子供はいくつ?」「4歳です」「4歳…申し訳ないけど、乗せられない。キャンセルしてくれ」「えぇ~!」という事態が。(キャンセル料でUS$10支払いました)
そう、シドニーがあるNSW州では、Uberなどのライドシェア(rideshare)では6歳以下の子供を乗せるときは必ずチャイルドシートを使用しないといけない義務があったんです。ドライバーさんも、捕まったら高額な罰金が科せられると言っていました。これは完全にリサーチ不足。中にはチャイルドシートを積んでいる車もあるそうなのですが、非常に稀なケースとのこと。Uberをかなり頼りにしていたので、スタートから少し落ち込みました(笑)。
一般的なタクシーであれば、1歳以上の子供は、適切に締められ調整されたシートベルトを着用すれば乗車ができるのですが、1歳未満のベビーがいる場合、チャイルドシートなしではタクシーにも乗れないことになります。年齢によってタクシーが一切利用できないので、何かあっても必ず公共交通機関利用か、徒歩でホテルに帰らなければなりません。安全の為なのであるべきルールではありますが、そこは頭に入れておいた方が良さそうです。我が家は念のためと思いベビーカーを持参して渡豪したので、持ってきて良かった…と思いました。着用ルールは変わる可能性もあるため、NSW州のHPで事前に確認することをおすすめします。
NSW州(ニュー サウスウェールズ州 ホームページ):「Child restraint rules in taxi, hire and rideshare vehicles」
(タクシー、ハイヤー、ライドシェア車両におけるチャイルドシートの規則)
次の旅先にシドニー、ぜひとも候補へ!
▲有名なクイーンヴィクトリアのショッピングモール
いろいろ魅力を語っていたら長くなってしまいました。やはり治安の良さや子連れにも回りやすいコンパクトなシティっていいですね。動物園で撮ったコアラフォトの詳細は私のInstagramでも紹介していますので、よかったらこちらもご覧くださいね。シドニー旅行にご参考になればとても嬉しいです!
Domani Labメンバー
菱沼阿弥
新卒でホテルに就職後、「フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」で働いた経験をもつ。今までに訪れた国は25カ国ほど。産後は旅好きのアンテナを活かし、国内旅行にハマり中。ファッションアイテムも旅目線で選びがち。
Instagram:@ayapecotrip
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