太って見えがちな冬コーデで意識するのは、”顔周りのヌケ”と”スッキリ見えるシルエット選び”
肌の露出が増える夏のおしゃれも悩みは尽きないけれど、素材自体に厚みがあり、しかもレイヤードをする冬コーデはとにかく着ぶくれしがちなのが悩みですよね。ましてやここ数年のボリュームシルエットのブームで、ふと鏡に映った自分を見て愕然とすることもあったりなかったり…。
そこでDomani、Oggiを始め数々のメディアで活躍中にスタイリスト渡辺智佳さんが、トレンドを踏まえた上で体型をきれいに見せるアイテム選びや着こなしをご紹介。ちゃんと今っぽさはありつつ、スタイルもよく見えるコツをぜひ参考にしてください。
【対策1】タートルニットよりも「Vネックニット」で顔周りをスッキリ見せ!
「30代の頃は何も考えずに着ていたタートルニットですが、40代になって急に顔まわりがもたついて見える?と思うようになり。そんな矢先Vネックトップスを着てみたところ、顔まわりがスッキリ見える!と実感。首元が空いて寒い真冬はカットソーを重ねて着れば解決するので、今また急ピッチでVネックを集めています。韓国で購入したこのニットは絶妙なゆったり感が今っぽく袖にボリュームがあるので、デニムは太もも部分はやや絞られひざ下がややフレアになっているシルエットでバランスを取るようにしています」
▲“SIE„のニット/私物 デニムパンツ¥29,700(ビームス公式オンラインショップ〈アッパーハイツ × デミルクス ビームス〉) サングラス¥50,600(アイヴァン 東京ギャラリー〈アイヴァン〉) “サードマガジン„のカットソー・“フィリップ オーディベール„のピアス・“エルメス„のリング・“シャネル„のバッグ・“セリーヌ„の靴/私物
【対策2】着ぶくれ代表の「ダウンコート」は肩周りにボリュームが出ないシームレスタイプを
「抜群に軽くて暖かいので、子供と公園に行く際などリアルに手放せないダウンコート。そうは言ってもどうしても着ぶくれ感は否めないので、選びは慎重にしています。一番のポイントは肩周りにボリュームがないデザイン。切り替えがあると肩ががっちりして見えるので、切り替えがないなだらかなシルエットがおすすめ。また全体にステッチがあるとカジュアルかつ着ぶくれ感が増すので、シームレスのデザインに。上半身にボリュームが出るので、パンツはテーパードで細身えを意識して」
▲ダウンコート¥42,900(サロン アダム エ ロペ) シャツ¥17,930(アダム エ ロペ) パンツ¥24,200(ビームス公式オンラインショップ〈エムフィル〉) バッグ¥3,498(デッサン) “ニューバランス„の靴/私物
【対策3】着痩せアウターは「ノーカラーのIライン」に軍配が。大判でなく小判ストールでキュッとまとめて
「アウターは色んなタイプが出ていますが、着ぶくれしない着痩せシルエットという観点から言うとリバー素材のIラインがベスト。スッと縦に落ちるシルエットがそれだけですっきり見せを実現します。さらにノーカラーのネックだと顔まわりに抜けが出てなおベター。ストールは一世を風靡した大判よりも、実は小判の方がボリュームが出すぎず巻き方も工夫いらずで扱いやすいのでおすすめ」
▲コート¥74,800(マルティニーク ルミネ横浜〈マルティニーク〉) ストール¥18,700(プラージュ ルミネ横浜店〈プラージュ〉) ニット¥8,910(ビームス公式オンラインショップ〈ビーミング by ビームス〉) デニムパンツ¥16,500(アンタイトル) バッグ¥19,800(アンソロジー〈ADD CULUMN〉) 靴¥9,680(ル タロン 有楽町マルイ店〈ル タロン〉)
アラフォーのおしゃれは、着ぶくれしない着痩せデザインを取り入れつつちゃんと今っぽく見えるのが理想的! ちょっとした選びで印象が見違えるので、明日からのコーデの参考にしてください。
撮影/谷口 巧(Pygmy company/人物)、坂根綾子(静物) スタイリスト/渡辺智佳 構成/松崎のぞみ
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