シミになったときの洗剤とつけ置きのコツ
時間が経って定着した色素汚れには、通常の洗濯だけでは不十分なこともあります。弱アルカリ性の洗剤を直接塗布し、ぬるま湯で10〜20分つけ置きしてから、手洗いや部分洗いをすると汚れが落ちやすくなります。
色柄物やデリケートな素材は色落ちの可能性もあるため、目立たない部分で試してから行うと安心です。落ちきらない場合でも、繰り返すことで少しずつ薄くなる場合が多いため、一度で無理に取り切ろうとしないこともポイントです。
洗濯機に入れる前にやっておきたいひと手間
前処理をせずに洗濯機に入れてしまうと、汚れが広がったり、ほかの衣類に移る原因になることもあります。汚れがついた部分をぬるま湯で湿らせてから洗剤をなじませ、軽くもみ洗いするだけでも、洗濯機での仕上がりが大きく変わります。
時間がないときは、専用スプレーを吹きかけておくだけでも効果があります。ほんの数分の工夫で汚れの定着を防ぎやすくなり、結果として洗い直しの手間も減らせます。
素材やシーンに合わせた洗い分けで、時短と節約を両立
衣類の種類やシチュエーションに応じて洗い分けることで、時間も洗剤も節約できます。ここでは、日常に取り入れやすい工夫やルールづくりを提案します。
子どもの衣類・スタイ・制服で汚れやすい場面
子どもが着る衣類は、食べこぼしによる汚れが特に目立ちやすいものです。スタイや制服などは食事のたびに洗濯が必要になることもあり、扱いやすい素材選びも大切になります。洗いやすく乾きやすい綿素材を選んでおくと、汚れても対処しやすくなります。
汚れが広がる前にスタイやスモックでカバーするなど、予防の工夫を取り入れると、洗濯の手間を減らすことにもつながります。

大人の衣類・外出時の汚れ対処
外食中や移動中にうっかりこぼしてしまうと、すぐに洗えないのが困りごとになります。そんなときは、ポケットに入るミニスプレーやウェットシートを持ち歩いておくと安心です。汚れた部分を乾いた布で軽く押さえ、広がらないようにするだけでも効果があります。
また、汚れが目立ちにくい色や柄の服を選んでおくと、急な食べこぼしにも焦らず対応できます。少しの準備が、外出先での気疲れを減らしてくれます。ただ、シルク素材のものは水分と摩擦でキズになり直らなくなるため、乾いたハンカチなどでかるくおさえるだけに止めましょう。
洗濯のルーティンに取り入れたい「洗い分け」習慣
洗濯を効率よく進めるには、あらかじめ汚れの程度や用途別に衣類を分けておくと便利です。食べこぼしがついた服は軽く前処理を済ませてから「部分洗い」グループとしてまとめておくと、洗濯機に入れるときに迷わずに済みます。
汚れが軽いものは通常コース、目立つものはつけ置きなど、工程を使い分けることで、無駄な再洗いや洗剤の使いすぎを防げます。無理のない範囲で習慣化することが、時短と節約の助けになります。
市販の洗剤でシミが落ちない場合は?
シミが少し薄くなったけれど、十分に落とすことが出来なかった場合は染み抜きを得意とするプロに任せるのももいいでしょう。例えば「きものトータルクリニック吉本」では、着物のお直しの技術を応用し洋服の染み抜きを行ってきます。
手順を間違えると落ちるシミも十分に落とすことが出来なくなります。お気に入りのお洋服はあまり無理をせず相談すると安心です。
最後に
POINT
- 油・色素・タンパク質など、食べこぼしの種類ごとに洗剤や落とし方の工夫が必要です。
- 綿・ポリエステル・ウールなど、素材による扱い方の違いを押さえてトラブル回避。
- 家庭で落ちないシミは無理せずプロに依頼するのも賢い選択肢です。
食べこぼしの汚れは、焦らず丁寧に対処することで衣類を傷めずに落とせます。洗剤選びや処理の工夫を知っておけば、慌ただしい毎日でも落ち着いて対応できるはずです。無理なく続けられる方法で、清潔と気持ちよさを保ちましょう。
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