Summary
- 秋の運動会は気温差・天候に合わせた服装と準備が鍵。
- 傷みにくいお弁当づくりで安心と美味しさを両立。
- 持ち物は日差し・風・雨・冷えに備えて臨機応変に。
秋は、学校行事の中でも一大イベント、運動会の季節です。とはいえ、気温差のある屋外での長時間イベントですから、服装、お弁当、持ち物など、細かな備えが欠かせません。
この記事では、9月から11月にかけて行われる秋の運動会に必要な準備や、当日のスムーズな動きについて、わかりやすく整理していきます。
秋の運動会に向けた準備|残暑、冷え込み、天気を想定
朝晩の冷えと日中の残暑が交差する秋。服装だけでなく、食材や持ち物の選び方にも、春とは違った気配りが求められます。秋特有の気候に合った準備について、整理します。
服装選びのポイントは「脱ぎ着しやすさ」と「動きやすさ」
秋の運動会では、朝は冷え込み、昼は汗ばむほど気温が上がることもあります。
この気温差に対応するには、脱ぎ着しやすい重ね着が便利です。インナーは吸汗速乾素材を着て、上に薄手のパーカーやシャツを重ねると温度調整がしやすくなりますよ。しゃがんだり移動したりする機会も多いため、ストレッチ性のあるパンツやロングスカートも重宝します。
服の色味はベージュやカーキなど秋らしい落ち着いたトーンがおすすめ。写真映えしやすく、全体の印象も整って見えます。
帽子やスニーカーも、デザインだけでなく機能性を考えて選ぶといいでしょう。

傷みにくく冷めても美味しいお弁当づくり
運動会のお弁当は、気温への対応がポイントです。朝は涼しくても、昼間に気温が上がると、食材が傷みやすくなるので注意してください。
念のため、保冷バッグと保冷剤の用意を忘れず、食材選びにも一工夫加えましょう。
・調理後にしっかり冷ましたおかずを詰める
・マヨネーズや生野菜を控える
・汁気をしっかり切る
・卵焼きにはしっかり火を通す
梅や酢を使ったおにぎりは保存性が高く安心ですよ。
前日に下ごしらえできるおかずを用意したり、冷凍食品のアレンジも活用したりすれば、朝の負担を減らせます。
また、冷めても美味しく感じる甘辛い味付けを意識すると、満足感が高まりますよ。
秋の天気と会場環境に合わせた持ち物選び
秋は天候が変わりやすい季節です。特に、日差し、風、湿気などへの対応が必要な場合があります。
晴天時には日焼け対策として、帽子、日傘、UVカットパーカーが役立ちます。急な風や小雨に備えて、折りたたみ傘や、撥水素材のアウターもあると安心ですよ。
朝露で地面が湿っていることもあるため、レジャーシートの下に断熱シートや大きめのビニールを敷いておくと快適に過ごせます。
また、朝夕には想定外に冷える日もあります。そんなとき、サッと用意できるひざ掛けや、カイロがあると安心ですよね。
待ち時間の長さが想定される場合は、折りたたみチェアや、ドリンク、軽食も忘れずに準備しておきたいところです。
気温差や天候に対応できる服装・弁当・持ち物を用意。
当日、気持ちよく過ごすための工夫と判断
当日の、慌ただしくも楽しい雰囲気を楽しむためには、事前に用意しておく、小さな工夫が大切です。ここでは、限られた時間と体力の中で役立つ、実践ポイントをお伝えします。
台風や雨天延期に備える段取り
秋は天候の急変が多く、当日の朝に中止が決まることも珍しくありません。予定が変更になっても慌てないよう、「中止になった場合どう動くか」も意識しておくことで、余裕が生まれます。
お弁当の食材に、冷凍保存できるものを選んでおくと、順延しても安心です。撮影機材やレジャー用品は、一旦まとめて保管しておけば、スムーズですよね。
写真や動画の撮影
運動会の撮影に集中しすぎると、肝心の応援や、子どもの成長を目にする余裕が減ってしまいます。楽しむことを忘れずに、家族で少しずつ分担しながら記録も残しましょう。
また、あらかじめ子どもの登場シーンをチェックしておくことで、見逃しが防げますよ。
スマホの場合は「連写モード」や「広角設定」を活用すると、臨場感のある写真が残せます。
立ち位置に制限がある場合は、ズーム機能を使いすぎないことが意外にも大切です。画質を保つために、安定した構図で撮ることを意識してみてください。

子どもの「暑い、寒い、疲れた!」への声かけ
長時間の屋外行事では、予想以上に体力を使うものです。さらには気温変化や、大きな音からの刺激によって、子どもの気持ちが不安定になり、ぐずつく場面もあるかもしれません。
そんなときは、無理に盛り上げようとせず、「日陰に行こうか」「休憩しようか」と、受け止める声かけが有効です。
心地よい体温を保てるように服を調整してあげたり、こまめな水分補給だけでも、安心感につながります。
大切なのは、親自身も深呼吸を忘れず、落ち着いて受け止めてあげることです。穏やかな雰囲気は、子どもにとって何より大きな支えになります。
天候変化やスケジュール変更にも対応できる備えを。
心に残る、応援・記録・交流の工夫
忙しい毎日だからこそ、運動会が特別な意味を持つ場合もあります。ここでは、記録や、応援の仕方、SNSとの関わり方を、考えていきます。
「がんばって!」以外にもある応援メッセージ
競技に臨む子どもにかける言葉は、意外と迷うものです。
「がんばって」では物足りない、あるいは逆に、しっくりこないと感じたら、「楽しんできてね」や「思いきり走る姿が見たいな」など、子どもの気持ちや行動に対する言葉に置き換えてみましょう。
また、周囲にも聞こえる声だからこそ、明るく前向きな言葉を選びたいものです。声がけに抵抗があるなら、応援うちわやカードに「全集中!」や「ファイト」といった一言を添える、ユニークなアイデアもあります。
どの家庭にも、笑顔が生まれる応援ができるといいですね。

運動会終了後、撮った記録をどう残す?
運動会の写真や動画は、家族にとって大切な記録です。撮影したらすぐにLINEのアルバム機能やGoogleフォトなどを使って、家族と共有するのがおすすめです。
さらに、フォトブックに仕立てたり、学校の提出用アルバムに活用したりすると、形としても残ります。兄弟姉妹の写真を並べたり、成長の変化が見えるように編集したりする楽しみも味わえますよ。
無理なく続けられるよう、月末に「写真整理の日」を決めておくのもいいアイデアです。いつか見返したときに、家族の対話につながったり、思い出深さが味わえたりすることでしょう。
英語での応援例
国際色のある学校では、外国籍の保護者や先生との交流も増えます。運動会は英語で“sports day”と言い、競技は“footrace”(徒競走)、“tug-of-war game”(綱引き)、“relay”(リレー)など、身近な単語で表現できます。
応援の声がけとしては、“You can do it! ”(できるよ!)“Go, go, go! ”(行け行け!)などの表現がシンプルで伝わりやすいでしょう。
話しかける場面では“Your child did great! ”(お子さん、すごかったですね)のように、温かく声をかけることで距離が縮まります。英語が得意でなくても、笑顔と短い言葉で十分気持ちは伝わりますよ。
運動会のような行事での積極的な交流が、お互いの理解にもつながっていきます。
最後に
POINT
- 秋の運動会は服装・お弁当・持ち物の三本柱で備える。
- 天候の急変や延期に備え、段取りを事前に決めておく。
- 撮影と応援はバランスをとり、家族で分担を。
秋の運動会は、家族との時間が過ごせる特別な一日です。完璧な準備でなくても、ちょっとした準備と心配りで、温かい時間を過ごすことができます。忙しい日々の中でも、最後に「楽しかったね!」と笑い合えるよう、役立ててくださいね。
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Domani編集部
Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けたファッション&ビューティをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれや美容を楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッション感度の高いエディターを通して発信中。
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