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LIFESTYLE 雑学

2017.09.20

【彼や夫を“残念メンズ”にしないために!】“デキる男子”の今どきスーツ着こなしとは!?

 

彼や夫に知ってほしい!こなれ感あふれる「デキる男子」的スーツの着こなしを、人気メンズスタイリストが徹底解説!

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あなたの「彼」や「夫」は大丈夫!?今どきスーツをスマートに着こなすには?

最近、メンズスーツのトレンドは、クラシックに回帰しているらしい、とのことで、正統派でありながら、今どき感のあるスーツの着こなしと、ビジネススーツの基本的なマナーを、数多くのメンズ誌で活躍する人気スタイリスト・栃木雅広さんに教えてもらいました。

教えてもらったのは…

スタイリスト 栃木雅広さん

『メンズクラブ』『GQ JAPAN』をはじめ、多くの男性ファッション誌や広告、タレントのスタイリングなどを手がける。スーツのトレンドや、ビジネスマナーに関する知識も豊富。

マナーを守りつつ小洒落て見える!デキる男子のスーツスタイル・6つのポイント

【1】“ラペルがやや広め”のものをセレクトする

「ジャケットは基本的に、モダンなものほど、ラペル(下襟)が狭く、クラシックなものは広め。クラシカル回帰の昨今、今っぽさを出すなら、ややワイドなラペルのものを選ぶべきです」(以下、栃木さん)

【2】“丸みを帯びた袖付け”で、リラックス感を

「体を締めつけない、いわゆる“ナポリ風”の袖付けは、今どきに見えるポイントです。タイトなデザインよりも、動きやすく、優しげな印象になります」

【3】スーツのポケットには“何も入れない”

「ポケットに物を入れると、シルエットがくずれてしまうため、何も入れないのが鉄則。また、フォーマルな場では、ポケットにフラップのないスーツを選んで」

【4】“タック入りパンツ”の人気再燃

「タック入り=おじさんっぽい、というイメージがあるかもしれませんが、今は、クラシック回帰の流れに乗って、タック入りパンツが復活しています」

【5】かっちり見せたいビジネスの場には“ストレートチップの革靴”

「トウに一本ラインが入った“ストレートチップ”で、靴ひもを通す部分が、甲と一体化している“内羽根タイプ”なら、フォーマルな場にも対応できます」

【6】きちんと見えつつ動きやすい“センターベント”が主流

「後ろ身ごろのすそに開けた切り込みを、ベントと呼び、それが中央に切り込みがあるものが〝センターベント〟、両脇にあるものが〝サイドベンツ〟、ベントがないものが〝ノーベント〟。ベントが多いほうが動きやすい一方、カジュアル度が増します」

デキる男子のスーツ・基本の選び&着こなしマナー5

【1】 スーツのサイズは“肩幅”で測る

「肩幅とジャケットのサイズが合っていないと、背中にシワが寄ってしまって、見映えがよくないので、パートナーが試着しているときは、後ろ姿を確認してあげてください。ジャストサイズだと、スーツの重みが均等に肩にのり、着心地も軽くなります」(以下、栃木さん)

【2】 袖口は“シャツが少し出る”くらい

「ジャケットの袖丈は、両手を下ろしたときに、シャツのそでが1.5~2.0㎝見えるくらいに。そでが出すぎても、出なさすぎても、サイズが合っていないように感じられて、だらしない印象につながります」

【3】 ネクタイには“くぼみ”を入れる

「ネクタイの結び目の下に、くぼみ(ディンプル)を入れると、胸元に立体感が出てエレガント。ただし、おしゃれに気を使う場ではないお葬式のときは、くぼみを入れずにフラットに結ぶのが大人のマナーです」

【4】 “ソックスが少し見える丈”が今っぽい

「パンツの裾は、マナー的には、1クッションも2クッションも正解ですが、最近は、裾が靴に触れるか触れないかくらいの、ノークッションが主流。細身のパンツの場合は、少しソックスが見えるくらいの長さが今どき」

【5】 ビジネススーツは“ネイビーかグレー”!

「大人の男性は、自己主張よりも信頼感が重要なので、ネイビーとグレーのスーツを持っていることが、まずは基本中の基本。同じ色でも、濃い色は誠実さを、淡い色は親しみやすさを感じさせるので、T.P.O.に合わせて着分けてください」

 

まだまだ知りたい!デキる男子のスーツの疑問Q&A

Q 男性にネクタイを贈るときに気をつけることは?

⇒ラペルの幅とネクタイの幅を合わせると失敗しません。
「男性の“スーツの好み”が最も出やすい“ラペル”を目安にするのがひとつの手。ラペルの幅が広いクラシックなタイプには、一般的な太さのネクタイが合いますが、幅が狭いモダンなスーツには、細めのネクタイが合います」

Q デキる男子のメンズスーツの最旬トレンドは?

⇒軽い着心地のリラックススーツが人気です。
「最近は、厚い肩パッドが入ったスーツより、肩に自然にフィットする袖付けが人気。リラックススーツは、ストレッチ性や防シワ加工など、動きやすさも重視されています。柄は、グレンチェックやウインドーペンなどの、チェック柄がトレンドです」

Q ズボンとソックスの間から、肌が見えるのはNG?

⇒座っても肌が見えない“長めのソックス”が基本。
「素肌が見えると、相手に嫌悪感を与えてしまうことがあるので、長めのソックス合わせがマナー。足首を見せて抜けを出すのも、最近ではトレンドの着こなしのひとつではありますが、きちんとした場面では、長めのソックスが無難です」

Q ジャケットのボタンはいくつ留めるの?

⇒いちばん下のボタンは飾り。留めません。
「ジャケットの型によって留め方は変わりますが、どんなタイプでも、いちばん下のボタンは留めません。さらに、椅子に座ったときは、さりげなくボタンをすべて外すと『わかってるな』と思われます」

Q ビジネスに黒スーツはNG?

⇒一般的には着ないことが多いですが、NGではありません。
「本来、黒のスーツは冠婚葬祭で着るものなので、ビジネスの場で着ると『飾りすぎ』と見なされることも。ただし、日本では、就職活動で黒のスーツを着るほどなので、厳密にNGということはありません」

Domani8月号「今日本でいちばんスーツが似合う男 Suits Men of the Domani 2017」より
本誌構成時スタッフ:イラスト/高篠裕子 構成/木戸恵子、山中ゆうき

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