Q:目標にしたい先輩女性がいなくて、先ゆきが不安です
答える人/池原真佐子さん(育キャリカレッジ代表)
A:多くの人から部分的に取り入れ貯めていく
私も会社員時代、目標にしたい女性がいませんでした。そして今も、特にロールモデルといわれる人はいません。逆に、ロールモデル的存在は身近に必要なのだろうかとも思います。パーフェクトなロールモデルが身近にいると、「私はああなれない」と自信を失うこともあるかもしれません。私は一時期ずっと、憧れる女性と自分を比較してしまって、苦しかったことがありました。でもその後気づいたのは、自分はその人にはなれないし、なる必要もない、目指さなくてもいいということ。それに気づいたとき、逆に、ほっとしたことを覚えています。
憧れる完璧な人物を探すよりも、あちこちから「あれもいいな、こっちもいいな」で、役に立ちそうな考え方や生き方などを部分ごとに取り入れ、自分の中に貯めていくのはどうでしょうか。しかも、社内ではなくても、今はネットでさまざまな人の生き方に触れることができます。その中で、自分が真似したいところを、いろいろな人から集めてくるといいと思います。
私が運営している「育キャリカレッジ」では、いろいろな生き方をしている先輩女性たちをたくさん紹介しています。ぜひ、見てみてください。
育キャリカレッジ代表
池原真佐子(いけはら まさこ)
(株)MANABICIA/育キャリカレッジ代表。働く女性にメンターをマッチングするビジネスを行う。臨月からのワンオペ育児と会社経営の両立を経て、現在は日本とドイツとの二拠点生活をスタート。2歳男子の母。ワーママオブザイヤー2018受賞。INSEAD(EMCCC)、早稲田大学、早稲田大学院(教育学)卒。Domani2/3月号78ページからのロングインタビューも必見です。
●ご相談ごとは、domani2@shogakukan.co.jp までメールでどうぞ! 件名に「働くアラフォー質問箱」と書いてお送りください。すべてのご相談にお答えできるとは限りません。あらかじめご了承ください。