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LIFESTYLE シングルマザー・再婚

2019.03.04

「セックスの良さがわからない」恋愛こじらせ系シングルマザー〜千恵子さんの場合

 

モテるのに恋愛をこじらせているせいで女としての幸せがわからない、バツイチ千恵子さん。ー人生とは喪失と再生の繰り返しのドラマ。「バツイチ」という離婚経験者たちは、ある意味、喪失を乗り越えてなお強く生きるサバイバー! 幸せになることをあきらめない、千恵子さんのストーリーとは?

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モテを無駄遣いするシングルマザーがバツイチになった理由とは?

(取材データ)
千恵子さん、45歳。9歳の息子と11歳になる娘を育てるバツイチシングルマザー。再婚願望はナシ。幼児のためのお稽古教室を経営する傍、最近では健康食品の販売代理店もスタート。その一方で言い寄ってくる男性たちとのデートもこなすが、実は恋愛ではこじらせていて、せっかくの「モテ」を無駄遣い中。


セックスの良さが未だにわからない45歳

突然ですが、この年代にもなると、結婚しててもしてなくてもいわゆる〝ご無沙汰〟で悩んでる人、多くないですか?

私の周りの既婚者は早婚で育児中のカップルはもちろんのこと、晩婚でなんなら新婚なハズなのに早くもレス状態に突入しているようだし。そういう話を聞くたび、「日本人って実はあんまりセックスが好きじゃないのかなあ」って思ってしまう、さかいです。だってほんとにセックスが好きで優先順位が高ければ、なんとかして解決しようとする(それが離婚という答えになったとしても)んじゃないかなと思うけど、みんな「まあ、こんなもんかな」ってあきらめてしまっているように見えるから(私も悩んだ時期があったから余計にそう感じます)。

さてさて、前置きが長くなりましたが何でこんな話から入ったかというと、今回取材した千恵子さんが、ふたりの子持ちシングルマザーといえども激モテ女性なのになぜか、10年もご無沙汰だとおっしゃるから…!

「当たり前でしょ、シングルマザーは忙しくてそれどころじゃないのよ、第一、子供優先だし!!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この千恵子さん、とてもパワフルで会社を経営しながら子供のサッカーの練習にも熱心に付き合い、飲み会にも積極的に参加し、しかも話を聞いたところ、45歳にして男性陣からモテモテ。同い年のバツイチとして、素直にうらやましい(モテ具合が)。

アラフィフになっても脅威のモテっぷり!

だってだって。今アプローチされている男性だけでも、

・同年代のバツイチ男性、大手広告代理店勤務Aさん

・同じく同世代のバツイチ男性、経営コンサルタントBさん

・元モデルでイケメン高身長、現在は健康食品会社経営のCさん

の3人をもこの年齢にしてキープ中。って、すごくないですか?

Bさんに至っては、彼女のことが好きすぎて、ポストに10万円投函したりする謎の行動に出ているらしいです。

―なんですが。インタビューを進めるうちに、千恵子さんはめっちゃこじらせ系女子だということが判明。さらには、離婚後一度も他の男性としたことがなく、もっと言ってしまえば、セックスでオーガズムを得たことがないのでセックスの良さがわからない、と。「だから性欲も別に湧かないんですよねえ、さすがにそろそろどうにかしないと女としてこのまま枯れちゃってまずいとは思ってるんですけど…」と千恵子さんの告白!

さかい(以下、さ):えぇえぇえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!! そんな色っぽい容姿なのに、意外です。っていうか、完全宝の持ち腐れじゃないですか(涙)。

結婚適齢期のモテ期には7人の男性からプロポーズの嵐

―千恵子さんの場合、まず、結婚したときの相手選びの理由がまずちょっとおかしいんですよね。

千恵子さん(以下、ち):なんか私、周期的にモテ期がやってくるんですよね。その第1期が、その元彼Cさんと交際していた大学生の頃。アメリカに留学していたんですが、メキシコ人たちの間で私のファンクラブがあって。

さ:千恵子ファンクラブ!!

ち:そうなんです。毎日、昼休みになるとファンクラブの誰かが携帯に電話してきて、「千恵子、今日のランチは何が食べたいんだい?」って。好きなものを作りに来てくれてました。あと、駐車場に停めた車のフロントガラスには毎日バラの花が一輪挟まれていたり

―同じ留学経験者として、そんなモテエピソードはひとつもない私。思わず無言になりましたよね。でも取材だから、ここは気を取り直して。

さ:で、2度目のモテ期はいつだったんですか?

ち:31歳のとき、7人くらいから「結婚を前提に付き合ってほしいって言われたときがあったんですよ。

さ:え、7人!?

―巷では婚活してもなかなか結婚相手がみつからない女性も多いというのに、神様、何ですかこの一極集中的なモテは。どうかこういうモテをみんなにも平等に分散し給え…!

ち:ハイ。友達からは「会ってすぐプロポーズされる女」と呼ばれてました。たぶんね、私、何があっても私が喰わせてくれる、っていう生命力とかが出ちゃってるんですよね。養ってくれそうな器の大きさというか(笑)。だから男の人が「こいつと結婚したい」って思うんだと思います。ホントはもっと、守ってあげたいって思われるようなタイプの女性に憧れるんですよ。でも結局、私が何でも出来ちゃうし、守ってあげたくなっちゃうんですよねえ。

―というワケでそのときに7人の中から選んだのがグラフィックデザイナーのDさん。その理由とは、「いちばん性急に私を必要としてそうだと感じたから」。

結婚する理由がなんかもう、ちょっとこじらせてますよね?

そんなワケで、モテるこじらせシングルマザー、千恵子さんのこじらせ恋愛人生のお話の続きは、次回でまた!

インタビュー・文

さかいもゆる

出版社勤務を経て、フリーランスライターに転身。——と思ったらアラフォーでバツイチになり、意図せず、ある意味全方位フリーダムなステイタスになる。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛ける。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。

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