おしゃれと話題のお団子二スト・アクセサリーデザイナー小林有里さんの【飾らない家】
「幼いころからお裁縫を手伝っていたこともあって、手先は器用なほう。凝った既製品よりも、さらにシンプルなものが好きだから、欲しいものは自分でつくることも多いです。デザインをそぎ落とすのは得意だけど、逆に〝飾る〞のは少し苦手。だから、インテリアの正解がわからないんですよね。」
どこまでがおしゃれで、どこからが散らかってるの?
「素敵なものをいろいろ並べた家にも憧れるけど、どこまでなら〝おしゃれ〞で、どこからが〝ごちゃごちゃ〞なのか。その境界線が私は判断できない(苦笑)。それならもう何も出さない細かく飾らないと決めました。その結果、こんな感じのサッパリとした、でもお気に入りに囲まれた自宅で毎日を過ごしています。」
「それに、モノがあふれていると心が荒むような気がして。すっきりと整理されていることが、心の平穏につながるんです。だから、『なんかモヤモヤする 』と思ったら、ゴチャついていそうな洗面台の下とかを突発的にチェックして掃除して整然とさせて、自分の心を満足させたりし ます(まさに先日の私)。モデルルームとかまだ荷物が入っていない新居みたいな、あのまっさらな空間が私の理想なんです。私ってやっぱりどこまでもシンプル好きなんだなぁ…と改めて思うのでした。」
▲「お花も好きだけど、飾るのは苦手。アレンジメントはせず、たくさんの瓶にわけてさしちゃいます。かわいいお酒のボトルや、IKEAやお花屋さんの花瓶…瓶の種類は色々なものを使って賑やかに楽しく!」
▲「大きなものが置いてあるだけで、飾り付けはほとんどしていません。テーブルはtoolboxで天板と脚をそれぞれ選んでオーダー。天板やヤスリで削ってその上からオイルを塗って…と、こだわったからこその愛情が♡」
たどりついた3のマイルール
ルール1:必要なものだけを置く
「テーブルやソファなど、”置かねばならない”家具を置いているだけ。このソファは”カリモク”のもの。数少ない家具だからこそ、お気に入りを♡」
ルール2:絵もグリーンも大きく飾る
「細かく上手に飾ることはできないので、潔くビッグサイズを飾ります(というより無造作に置きます)。床に置いた絵はIKEAで購入」
ルール3:できるだけ「まっさら」な状態に
「何も出ていない状態がいちばん気持ちいいし、掃除も楽! モノを動かす手間もいらないし、ホコリもたまりにくい。なかなか保てませんが…(涙)」
家を飾るのは苦手でも、アイテムを自分で作るのは大得意!
「最近は、長女も一緒に手づくりするようになってきて…それも嬉しいんです♡」
▲娘に手づくり!「長女が小学校入学時につくったもの。学校で心細くなったら、家族を思い出してね。」
▲娘の手づくり!「ブレスレットやイヤリング。自分でつけるアクセサリーを自分でつくるように。」