イケメンが彼女に食いつく理由が知りたい!!
今まで様々なタイプのモテ美女に会ってきたけれど、さすがに40代も半ばで、20代のイケメンばかりをメロメロにするっていうのは初めてのケース。―それが今回取材したバツイチ、玲奈さんなのであります。
前回のお話▶︎本当にいた!レディコミの主人公みたいなアラフォー♡外国人モデルからイケメン大学生まで告られ続けるバツイチ女性
しかも、それって20代のときにイケメンにモテるよりもすごいことじゃない!?
外資系ブランドのプレスという花形職業でイケメンに出会える機会が多いからって、普通は向こうが寄ってきたりはしないもの。だけど玲奈嬢はしれっと、「私がイケメンに対しても態度を変えたりしないから、向こうがどう思われてるのか確かめに来る感じなんですかね〜」とのたまわれる。―いやいやいや。仮にイケメンが居て素っ気なくしたとしても、20歳近く年が離れた女性にグイグイ来るってないから!!
こんな感じで、36歳で離婚して8年で20代イケメン8人に言い寄られてきたという彼女。もちろんそれ以外の男性を含めるともっと人数は多くなるそう。そんな彼女がどんな相手と結婚し、なぜ離婚してしまったのか、気になりますよね??
結婚したのもイケメン。だけど彼の浮気相手がメンヘラで…
玲奈(以下、れ):結婚したのは30歳のとき。以前勤めていたアパレル会社の先輩で、玉木宏そっくりの仕事ができるイケメン部長でした。結婚が6年も持ったのも、顔が良かったおかげだと思います(笑)。
出たっ、自分の周りを「イケメンパラダイス」空間に歪めてしまう女、玲奈…!
その元夫 Aさんとは6年ほど同棲したのちに結婚したのですが、結婚前からレスだったそうです。
さかい(以下、さ):結婚前からレスって、不安とか感じなかったんですか??
れ:そうですね。パートナーとして見ていたので、そこは特に問題を感じなかったんです。私が付き合いだしたときに彼が交際していた元カノと時期がちょっとカブっていたようなんですが、彼女ともレスだったようで。どうやら、距離が近づきすぎるとレスになるタイプの人みたい。
玲奈さん、美人でFカップなのにレスだなんて…。解せん…!!
そんなさかいの憤りは置いといて、結局、Aさんは仕事で知り合ったメンヘラ気味のスタイリストとの浮気が発覚。
ほかにも、玲奈さんが超・有名外資系ブランドのプレスに転職して、Aさんより稼ぐようになりステイタスも高くなってしまったため男としての自尊心が粉々になってしまい、チクチク嫌味を言ってくるようになったりと夫婦仲が悪化したそう。
それにしても、相手がメンヘラって!?
れ:同じ業界内だから、彼が浮気していることが私の耳に入ってきて。彼女の合鍵を持っていることも発覚して、ブチ切れて夫に郵送で返させたんですよ。そしたらその後、家にイタ電はガンガンかかってくるわ、ネット掲示板に私の名前で誹謗中傷が書き込まれるわ…。しまいには家まで来ちゃったんです(泣)。
さ:こっわ!! それは怖いですね…!
そんな状態が続き、Aさんが鬱状態になり別居スタート。
震災がきっかけで離婚を決意
れ:だけど忘れもしない東日本大震災の日。交通機関が全てストップしたから会社から自宅まで歩いて帰っている途中で、彼のマンションの前を通ったら、1階にあるコンビニから彼が偶然出て来て会ったんですよ。その瞬間になんか、「あ、こいつ、女と一緒に住んでるな」ってわかっちゃったんです。
翌日にAさんに電話して、「一緒に住んでる女の名前を教えろ!」と詰め寄ったところ、浮気相手のスタイリストと同棲していたそうです。
震災の影響もあり、突然Aさんと離婚するという啓示が降りて来た玲奈さんですが、 Aさんは離婚届になかなか判を押してくれず。面倒になったので弁護士を立ててメンヘラの浮気相手からは100万円、Aさんからは300万円の慰謝料を取って半年後に離婚が成立。
れ:何が腹立つかって、こっちはわからないように浮気してるのに、なんでそういう気配りができないのか?なんでそんなメンヘラ女を浮気相手に選んでしまうのか、ってところですよね。
って、自分も浮気してたんか〜〜〜〜いっ!!
れ:まあ、レスでしたしね。だけど、割り切ったお付き合いが浮気の醍醐味じゃないですか。それがスマートにできない彼に対しての怒りと、ネット掲示板に書かれたりして、将来かわいい甥っ子に見られたらどうしよう、って思ったら、すーっと愛情が引いて行きましたね。結局、離婚を決めたのは自尊心の問題だったと思います。
「自尊心」が最後の決め手。それはよぉくわかるな〜〜。
れ:でも決心するまではすごく揺れましたよ。愛情が100だとして、2でも残っていたら離婚なんてできない。〝永遠のゼロ〟にならないと。
ちなみに慰謝料のほかに弁護士費用や引っ越しにかかった諸費用も請求し、なぜか「新しいソファも買ってあげる」と言われて、Aさんに払わせたのは総額500万円。
れ:だけど払えないっていうから分割にしてあげたし、ジャパネットか玲奈かっていうくらい良心的だったと思う(笑)。これはお金の問題じゃなくて、落とし前としての慰謝料なんです。
同じバツイチの身として、玲奈さんの話にいちいちうなずきまくる私。
さて、そんな浮気夫と離婚届を提出して晴れてシングルになれたのは玲奈さんが36歳の誕生日を迎える前日のこと。そしてここからすぐに20歳のイケメンに言い寄られ、「若いイケメン無双」の日々を繰り広げる玲奈さんの第二の人生が始まるのです。
「若いイケメンと付き合うと毎日がディ●ニーランド状態になる」という名言が飛び出た玲奈さんのうらやましいモテストーリーは、次回に続きます!
インタビュー・文
さかいもゆる
出版社勤務を経て、フリーランスライターに転身。——と思ったらアラフォーでバツイチになり、意図せず、ある意味全方位フリーダムなステイタスになる。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛ける。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。