【目次】
答えは「よく眠れている証拠!」
答えてくれたのは…
睡眠科学・脳生理学を専門とする睡眠研究の第一人者 睡眠評価研究機構代表 白川修一郎先生
子どもは動きを抑えられない
大人と違って子どもは寝ている時の姿勢をコントロールする機能が、まだ発達していない。たとえば、大人ならベッドから足が出てしまっても、眠ったまま足を戻すことができる。だけど、子どもはその機能が未発達なので、動きを抑えることや、元の姿勢に戻すことができないんだ。
体が動くタイミングが、大人より多い
人間の睡眠は、深い眠りと浅い眠りを繰り返している。体が動くのは、深い眠りから浅い眠りに変わる時なんだ。子どもは深い眠りに入る回数が多いので、体が動くタイミングも多い。そのうえ、眠っている間、動きを抑えることができないから、どうしても寝相が悪くなってしまうというわけ。
子どもの寝相、いろいろ
子どもの寝相にはいくつか型があって、名前もついているよ。
▲半胎児型
この形の寝相が一番多い。横向きになり、利き腕を下にするのが一般的。
▲スフィンクス型
起きていたいのに、眠すぎて、前にパタンと倒れて眠る、寝落ちスタイル。
▲王様型
バンザイポーズは小さな子供の本来の寝相。気持ちよく眠っている姿。
子どもの寝相が悪いのは、ぐっすり眠っている証拠だから、心配しなくて大丈夫なんだって。
※まだ幼い子どもや病気の時などは、うつぶせ寝での窒息に気をつけてください。
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子どもの寝姿のイラスト/柴﨑ヒロシ
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