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LIFESTYLE働く女の質問箱

2019.05.04

「子どもがスマホやタブレットばかり見ている!時間を決めて見させるべき?」【Dr.アグネス・チャンの教育お悩み相談室】

手が離せないとき、つい子供の相手をしてもらいがちなスマホやタブレット。「もはやスマホなしでは生活できない」という親も少なくない中、取り扱いに迷っていませんか? そんな状況に対して、長年、教育学や心理学を研究してきたアグネス・チャンさんは警鐘を鳴らします。

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【お悩み】今どき、スマホやタブレットに触れさせないのは現実的ではないけれど…?

インターネットが生まれたときから身近にある子ども世代。教育に上手に生かす方法はありますか?それとも子どもからはできるだけ遠ざけたほうがよいのでしょうか?(41歳・子ども10歳/女、6歳/男、3歳/女)

【Dr.アグネス・チャンの答え】重要なのはコンピュータに”使われない”こと

個人的には「タブレットよりお母さんのほうが面白い」と思ってもらいたい!子どもがタブレットに夢中になってしまうと、ただでさえ少ない一緒に過ごす時間が減ってしまうじゃないですか。コンピュータではなく親と一緒に過ごすことで子どもの心が満たされるよう、親は必死になるべきだと考えています。

さまざまな研究結果はありますが、スマホやタブレットは目や耳にも負担をかけますし、中毒性があったり集中力が散漫になったりする原因に。アメリカやイギリスの小児科では、5~6歳まではコンピュータやタブレットを日常的に使用するのはよくないとされています。あくまでもぜいたく品として、たまに遊ぶものだという距離感をもっていたほうよいのでは?

SNSとのつきあい方も難しいですね。いちばん懸念しているのは、自分と気の合う人とばかりコミュニケーションをとることで、偏った考えに凝り固まってしまうこと。昔だったら、学校でクラスメイトを「あの子、気に入らない!」と思って帰ってきても、家族と話したりすることで「自分も悪かったかも?」と冷静になれました。でも今は、家に帰っても仲間とSNSでクラスメイトを非難し続け、いつしかそのネガティブな感情が真実だと思い込むようになってしまう。そんなことが友達単位でも、宗教単位でも、国単位でも起きています。自分の子どもにはそんなことを習慣的にさせたくないと、私は思います。

ただ、これからはコンピュータを使えない人間は生きていけなくなる時代ですよね。それに、たとえば「タブレットを見るのは1日○分まで」というルールをつくれば、子どもは「じゃあ、ママにバレなければいいの?」とコソコソするようになったりして、ストレスのもと。それより、子どもとよく話して、インターネットの良し悪しを子ども自身が納得し、インターネットから自分を守れるようになることが大切です。小学校に上がるか上がらないかの幼い子だとしても、私なら「コンピュータに使われてはいけない。中毒にならず、必要なときにうまく使える人間になりましょうね」と伝えます。

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撮影/田中麻以 構成/酒井亜希子(スタッフ・オン)

画像ALT
『未知に勝つ子育て:AI時代への準備』

アグネス・チャン著
定価:1,400円(税抜) 
発売元:小学館

教えてくれたのは…

アグネス・チャン

歌手・エッセイスト・教育学博士/ 1955年、香港生まれ。1970年代より日本で歌手として活躍し、上智大学国際学部を経て、カナダのトロント大学(社会児童心理学)を卒業。1989年、アメリカのスタンフォード大学教育学部博士課程に留学し、1994年に教育学博士号を取得。長男、次男、三男も母校スタンフォード大学に合格して話題となる。現在、ユニセフ・アジア親善大使、日本対がん協会ほほえみ大使など芸能活動のみならず幅広く活躍。2018年春の叙勲で旭日小授章を受章。2019年4月出版の著書『未知に勝つ子育て:AI時代への準備』(小学館)には、AI時代の家庭教育のヒントが満載!

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