まずは、子どもと習い事を辞める理由を確認
「習い事」を辞めることを決断する時、大切なのは、客観的な意見を子どもに伝えること。その上で、子どもの意志が変わらないかをよく確認しましょう。子どもが辞めたい「習い事」を無理に保護者が続けさせるのは難しいですが、折角、続けてきた「習い事」です。辞める時はしっかりと子どもと話し合うことが大切。では、どんな理由があるかを見てみましょう。
進学や受験のため
進学や将来の進路を考えたり、受験のシーズンに入ると、子ども自身が「習い事」に時間を割く余裕がなくなります。勉強時間を確保するために、「習い事」を諦める家庭も多いことでしょう。もし、子どもがやりたい事との両立できなくなるときは、よく話し合うことも大切です。
他にも習い事をしていて忙しい
子どもの希望や可能性を広げるために、複数の「習い事」をしていると、毎日のスケジュールが詰まって、子どもが疲れてしまう場合も。保護者にとっても、送迎や費用の負担が大きく、「習い事」を減らさざるを得ない場合もあります。子どもにとって、何が大切なのかを確認しましょう。
やる気がなくなった
好きで始めた「習い事」なのに、急にやる気が薄れてしまう場合も。「自分が思うように上達できなかった」「仲良しの友達が辞めた」など、モチベーションが下がる出来事が原因かもしれません。すぐに辞めさせるのではなく、これまでの状況を振り返って、辞める選択をしましょう。
本人が目標を達成した
目標を達成した際に、「習い事」を辞める選択をすることもあります。例えば「泳げるようになる」「1級に受かる」など具体的な目標の場合です。やりきった達成感と満足感が子どもには成功体験となり、自信がつきます。その時に、新たな目標を設定して、別の「習い事」を始めてみるのもいいかもしれません。
「習い事」を辞める時、先生にどのように伝えれば?
子どもが「習い事」を辞める理由は、さまざまですが子どもに意思を確認した後は、先生に辞めることを伝える必要があります。しかし、保護者としては、辞めることが言いづらい気持ちや、気まずいことも。伝える時の心構えとコツを紹介しましょう!
伝える方法は、なるべく対面で
伝える方法としては、メール、電話、直接会って伝えるなどがありますが、基本的には、直接会って伝えることをおすすめします。これまでお世話になった感謝の気持ちを伝えて、大人の振る舞いを心がけましょう。「習い事」に通う最後の日などに、直接先生に対面して、子どもと一緒に挨拶するのがおすすめ。最後の日に親が挨拶をする場面に、同席させることで、子どもの中で辞めることについて理解が深まります。お世話になった人には、どんな人にもきちんとお礼を伝えて、お別れの挨拶をするということも学べます。