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2024.04.25

【小学校の転校】伝えるタイミングや必要な手続きは?

 

小学校の転校は、手続きが多く、考えるべきことがたくさんあります。本記事では、転校にベストなタイミングや手続きの手順、先生や学校への挨拶の仕方について紹介。計画的に準備をするための参考にしてみてください。

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転勤や家庭の事情、子どもの事情などさまざまな理由で転校せざるをえない場合があるでしょう。子どもの気持ちに寄り添えば、6年間同じ学校で、仲の良い友だちと一緒に卒業させてあげたいと思うもの。

しかし、転校すると決まった場合には、できる限り子どもと親である自分たちにとっても負担のかからないようにしたいところです。小学校の転校は何度も経験するものでもないため、いつ何をすれば良いのかなど、想像がつきにくいのではないでしょうか。

そこで、今回はお子さんと親である皆さんの観点で、最適な転校のタイミングや必要な手続きなどについて紹介します。一緒に見ていきましょう。
 

「小学校の転校」タイミングはいつがベスト?

転校しなければならないことが決まった時、まず気になるのがタイミング。小学校の転校は、慣れ親しんだ先生や友だちと離れ、新しい環境に飛び込まなければならないため、お子さんにとってストレスがかかるもの。だからこそ、親としては慎重に考え、準備する必要があります。

子供にとって負担にならないタイミング

まず、お子さんにとって負担にならないタイミングについて見ていきましょう。

おすすめは「新学年への進級」のタイミングです。進級の時はクラス替えが行われるので、新たな関係構築の機会が増えます。そういったタイミングであれば、友人づくりやグループの参加もしやすいかもしれません。

また、高学年になるにつれ仲良しのグループが確立されている傾向があります。そのため、低学年での転校の方が子どもへの負担が少ないという見方も。
 
一方で、避けるべきタイミングについても考えてみましょう。それはずばりイベント行事の前。運動会などのイベントがあれば、今通っている学校の友だちと楽しみたいでしょうし、子どもにとって転校の区切りにもなるからです。
 
小学校 転校

親の都合のために必要なタイミング

次に、親にとって最適なタイミングを見ていきましょう。転校は子どものイベントと思われがちですが、他の保護者との関係づくりや仕事との調整も必要になります。

やはり親にとっても最適なのは、新学年への進級のタイミング。お子さんのクラス替えに伴って新しい保護者のグループに参加しやすくなります
 
転校は、子どもにストレスがかかるため、子ども優先に考えてしまいがちですが、大人の事情も軽視できません。お子さんを信じて話し合いをしてみるのも一つの方法です。
 
また、手続きという観点でのタイミングも見ていきましょう。転校にはさまざまな書類が必要です。学校だけでなく役所での対応も必要となる場合も。そのため夏休みや冬休み、春休みなど長期休暇のうちに対応するとスムーズでしょう。新学年の進級と同じく、休み明けの転校であればお子さんの気持ちの切り替えも期待できます。

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「小学校の転校」に必要な手続きは?

続いて、転校の際に必要となる手続きについて見ていきましょう。

転校の手続きは、転校先が同一市区町村なのかどうかや、私立小学校に転校する場合などにより異なります。子どもとの話し合いや引っ越しの手続き、近隣の方々へのご挨拶など。転校が決まるとやることもたくさんあるため、手続きはできるだけスムーズに進めたいところ。

それぞれのシーン毎に、必要な項目やタイミングについて紹介します。参考にしてみてください。

小学校 転校

同一市区町村に転校する場合

同一市区町村に転校する場合は、比較的シンプルな手続きとなります。
 
<必要書類>
・在学証明書
・転入学通知書
・教科書給付証明書
 
<手続きの手順>
1.現在通っている学校に転校する旨と転校先の情報を伝え、「在学証明書」「教科書給付証明書」の発行依頼・受取を行う
2.最寄りの役所で「在学証明書」の提示、「転入学通知書」の受取を行う。(このタイミングで引っ越しの手続きも進めることをおすすめします。)
3.転校先の学校へ上記書類3点を提出する
 
<期間>
転校する旨については、転校・引っ越しする1か月前までには伝えるとスムーズです。

異なる市区町村に転校する場合

異なる市区町村に転校する場合は、現在住んでいる市区町村の役所と転校先の市区町村の役所の両方で手続きが必要。そのため、手続きも少し多くなります。
 
<必要書類>
・在学証明書
・転入学通知書
・教科書給付証明書
・転校先市区町村の住民票

<手続きの手順>
1.現在通っている学校に転校する旨と転校先の情報を伝え、「在学証明書」「教科書給付証明書」の発行依頼・受取を行う
2.現在住んでいる市区町村の役所で転出届を提出
3.転校先の市区町村の役所で転入届の提出と「転校先市区町村の住民票」を発行する
4.転校先の市区町村の役所で「在学証明書」「転校先市区町村の住民票」を提示し、「転入学通知書」の受取を行う。
5.転校先の学校へ上記書類4点を提出する

<期間>
転校する旨については、1か月前までに伝えることがスムーズです。加えて、転校先の役所にも手続きが必要なので、その時間も考慮して計画を立てましょう。

私立小学校に転校(転入)する場合

私立小学校に転校する場合は、役所での手続きではなく学校での手続きが必要です。※学校により入学条件が異なるので、事前の情報収集も行なってください。
 
<必要書類>
転校先の私立小学校により必要な書類が異なります。私立小学校の場合、受け入れの枠があるかどうかも重要です。事前に確認をしておきましょう。
 
<手続きの手順>
1.転校希望先の学校へ問い合わせをし、転校の可否、試験や面接の有無、必要書類の確認を行う
2.転校が可能な場合、試験や面接を受ける
3.合格となった場合、現在所属している小学校へ転校の旨を伝える
4.必要書類を作成し転校希望先の学校へ提出する。

<期間>
転校を希望する学校にもよりますが、転校の受け入れ時期が限られている場合があります。1年ほど前から下調べをしつつ、転校可否や必要事項、転校時期について検討していくのがよいでしょう。

「小学校の転校」の際の挨拶やプレゼント

転校が決まれば、いよいよ挨拶やプレゼントについて考える必要があります。挨拶やプレゼント選びのポイントや気をつけるべき点について見ていきましょう。

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お世話になった学校や先生へ

転校が決まったら、お世話になった先生方には一番にご挨拶にいきましょう。特に在学中担任となっていた先生には、一人一人ご挨拶することを忘れずに。 

転校先の学校や先生へ

現在の学校や先生方にご挨拶をした後は、転校先の学校の先生方にもご挨拶をしましょう。その際は子どもも一緒に顔合わせしておくことをおすすめします。

子どもも、新しい先生がどんな人なのか、学校はどんな雰囲気なのかなどを肌で感じることができるでしょう。

最後に

ここまで転校に必要な手続きや時期などについて話してきましたが、転校の際にやはり一番大切なのは「お子さんの気持ち」を考えてあげること。特に小学校の友人関係は、成長の過程でとても重要です。

転校はお子さんにとって、負荷を与えてしまうことを理解して向き合っていきたいところです。

写真(C)ShutterStock.com

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