崩れるのが怖くて、つい強めに巻いてしまう人も少なくないはず。巻くのはいいけど加減を間違えたり、アイロンを上手く使えなかったりすると、自分が思っていたのとは違うシルエットになってしまうことも! こなれたおくれ毛にするには、アイロンの使い方にもコツがあったんです。フェミニンで今っぽいヘアスタイルも注目を集める神崎 恵さんのスタイリングを担当するUn ami omotesandoの工藤由佳さんに、その使い方を指南してもらいました。
「ヘアアイロンを縦に使い、下に落ちるようなカールをつくっておさまりのいいシルエットに!」
丸尾雅子さん(アパレル会社勤務・35歳)のお悩み
「頑張って巻いているのですが、仕上がりを見るといつも古くなっちゃうんです。頑張ってる感じがするし抜け感が出なくて、外出する前にテンションが下がります」
工藤さん:「毛束を横に引き出し、アイロンを横にして巻くと、ハチ周りから広がってしまってバブリーな雰囲気に。こめかみを隠すように、フェイスラインに沿った縦落ちカールのおくれ毛にするとおさまりがよくなります」
【プロセス1:おくれ毛を下に引き出しアイロンは縦に使って巻く】
▲おくれ毛を下向きに引き出し、26mmのヘアアイロンを縦にして毛束の中間部分を挟む。そのまま外巻きにして少し時間をおいてから、下に向けてアイロンを引き抜く。
これはNG!!
▲毛束を前方や横に引き出してアイロンを横に使って平巻き(床と平行の巻き方)にすると、毛束が横に広がるしクルクルになるのでバブリーに見えてしまう。
【プロセス2:毛束をのばしてカール感を弱める】
▲巻いたあとに時間を置いているので、少し強めのカールになっている。髪は熱が冷めるときにクセが固定されるため、まだ温かいうちに毛束を引っ張ってのばし、カールを和らげる。
【プロセス3:バームをつけて毛束を散らす】
▲指先にバームをつけ、毛束をずらすようにしながらバームをなじませていく。無造作な散らし感と束っぽさができればOK。
できあがり!
おくれ毛のおさまりもカール感もちょうどよく、上品な雰囲気に。シルエット全体がコンパクトになるので、キュッと小顔に見えますね。なんだかバランスが悪いなぁと思う人は、アイロンの使い方を見直してみてもいいかもしれません。
ワンピース¥32,000(フィルム〈ソブ〉) ピアス¥6,750・リング¥3,750(アビステ)
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Domani6/7月号 「教えて! “神崎 恵さんみたい”なまとめ髪のつくり方」より
撮影/当瀬真衣(TRIVAL) スタイリスト/角田かおる ヘア/工藤由佳(Un ami) メーク/秋山 瞳(PEACE MONKEY) 構成/斉藤裕子