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LIFESTYLE 私の生き方

2017.11.02

『会社員と学生、二足のワラジ生活に奮闘中!』女・妻・母、 働く女の「金曜15時半」今月の女:鎌田陽子さん

 

女、妻、母、それぞれの働く女性の生き方をクローズアップしたDomaniの人気連載。魅力あふれる女性たちの姿をお届けします。

Text:
谷畑まゆみ
Tags:

週4回、平日夜と土曜日は大学院に通って 会社員と学生、二足のワラジ生活に奮闘しています。 日本企業に必要な〝組織の多様性〟をテーマに、修士論文執筆を計画、準備を進めているところです。

今月の女:鎌田陽子さん
輸送機器メーカー勤務 IRグループ主事・41 歳

なんでもさらけだせる友人と学びの習慣と健康を大切に


就職氷河期を経験した人は、そのことが少なからず生き方のスタンスに影響する傾向がある。大手輸送機器メーカー勤務の鎌田さんも「当時は夢を描けるような社会環境ではなかったので、あらがわずに多少流れに身を任 せながら希望を叶えてきた感じです」と語る。 法律事務所やIT系ベンチャーで秘書としてキャリアを積んだ彼女の分岐点は、38歳。 現在の会社に転職し、広報に異動したことだ。

「取材企画が、新聞面トップを獲得したんです。いつ、どんな情報を、どんな方向性で訴求すれば経済紙記者に刺さるのか、頭が痛くなるほど考え、分析したことが当たりました」

ヒットを飛ばした翌年、今度はMBAを取得するべく、 39歳で社会人大学院生となる。「実は30代半ばあたりからもやもやしていました。たぶん就職氷河期時代が尾を引いているのか、自分には〝何かが不足している〟気がしていたんです。それは果たしてMBAを取得すれば解決することなのか、悩んでも答えが出なかったので、思いきって大学院を受験。 直属の上司も応援してくれ、今は平日3日は18時退社で通学しています。経営者や医師、 航空関係など、異業種の同世代の友人と出会い、励まし支え合いながら学んでいます」

時間に追われながらも充実した生活ぶり。 抱えていたもやもやは解消されたのだろうか。

「これは永遠に解決しないものなんだ、という結論に達しました(笑)。加速する現代社会において、これを学んだら安泰というものは ないのだと。むしろ学び続けることの大切さに気づきました。落ち込んだら〝今日という日は残りの人生の最初の日〟という格言で気分を上げて、修論執筆に向けて頑張ります。

かまだ・ようこ/1976年生まれ。愛媛県出身。 国立大学の法学部卒業後、法律事務所に就職。 パラリーガル的な秘書として勤務する。26歳で IT企業に転職。経営陣の交代を機に33歳で現在の会社へ。3年間役員秘書を務めた後、約5年の広報部門職を経験。39歳で早稲田大学大学院経営管理研究科へ入学、会社員と学生の両立生活をスタート。現在はIR部門で活躍。 

Domani10月号 女[独身]、妻[既婚子供なし]、母[子供あり]」Catch!働くいい女の「金曜15時30分」より
本誌撮影時スタッフ:撮影/真板由起( NOSTY)  ヘア&メーク/今関梨華( P-cott ) 構成/谷畑まゆみ

 

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