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WOMENバツイチわらしべ長者

2019.07.31

働かない引きこもりの夫と結婚した理由。離婚した理由。〜シングル母さん・ちち子さんの場合vol.1

ヤル気のない夫を投げ飛ばした、肝っ玉母ちゃん、ちち子さん。ー人生とは喪失と再生の繰り返しのドラマ。「バツイチ」という離婚経験者たちは、ある意味、喪失を乗り越えてなお強く生きるサバイバー! 幸せになることをあきらめない、ちち子さんが経験した離婚の話、第一回。

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なぜ私が夫を投げ飛ばしたのか?

(取材データ)
古野崎ちち子さん、アラフィフ。イラストレーター/漫画家。Ameba公式トップブロガーでもあり、離婚して2児を抱えるシングルマザーとなって育児に奮闘する様子を描いたブログ「シングル母さん ちち子が行く!」が話題。著書に「りこんみち〜母さんは覚悟を決めたよ」。離婚前に夫を投げ飛ばしたエピソードは読者の間で伝説に。

ライターの夫が、不況で引きこもりに

バツイチの友達は、みんなバツイチだ! 〜って、そんなこともないのですが、この連載のタイトル「バツイチわらしべ長者」の通りに、なぜかバツイチの方の周りにバツイチの方が集まってくるという現象があります。

今回もそんな感じで、以前取材した千田香代さんからのご紹介で辿り着いたのが、イラストレーターで人気ブロガーのちち子さん。

仕事で知り合ったフリーランス・ライターの夫が仕事がなくて引きこもりになり、実質ひとりで家庭を切り盛りしていたという、肝っ玉母さん的なお人柄。

しかし、そんなちち子さんには、働かない夫を投げ飛ばしたという武勇伝があるらしいのです。

華奢なちち子さんが、なぜそんなことをやらかすまでに至ったのか? 

ちち子さん:元夫とは、3年くらい付き合って結婚しました。だけどふたりの子を出産して、子どもが結構大きくなった頃に、出版不況の煽りで、彼の仕事が激減して。普通ならば、仕事がなかったら「夫婦で力を合わせてがんばろう!」ってなると思うんですけど、彼はそれをひとりで背負おうとした結果、鬱っぽくなってしまったんです。

薄々はわかっていたけれども、仕事が上手く行っていないことも事前に何も相談されず、ある日突然「月に10万円入れてくれ」と夫に告げられ、ようやく、家計がかなり深刻な状況だという事実が発覚。

だけど、妻には10万円を要求するくせにプライドが高い夫のヒロシさんは、ライター業以外にバイトをして収入をどうにかして増やす、ということもせず、毎日部屋に引きこもって「俺はダメな男なんだ」と繰り返すばかり。

ヤル気のない夫へのストレスは溜まる一方

ちち子さん:終いには、そんな夫にストレスが溜まって、私の具合まで悪くなってしまって…。

そんな状態がだいぶ長く続いたそう。

さかい:その間、家計はどうしてたんですか??

ちち子さん:私もイラストレーターの仕事をしていて、専業主婦ではなかったので、足りない分は私が出していました。

ちち子さんが夫に対していちばん困ったのは、「話し合いができない」と言うことでした。嫌なことがあると、一方的に塞ぎ込んで、部屋に閉じこもる性格。

さかい:失礼ですが、そういうのって、結婚前に気づけないものなんですか??

ちち子さん:いえ、交際中から、ちゃんとした話し合いができないというのは、わかっていました。「そんなんだったら、私はあなたとは結婚できないよ」と言うと、彼は「治すから」って言ってたんです。だけど甘かった…(苦笑)。「今」できないことは、結婚してからだって、できないんですよねぇ。

「話し合いができない」相手との結婚について

とにかく、「ふたりで話し合って決める」ということが一切できない相手と結婚すると、どんなことが起きるか。

ちち子さん:例えば子どもの学校行事も、最初は行くと言っていたのに、自分の気分次第でドタキャン。子供たちも、いつも彼に裏切られていました。育児も生活も、何も一緒に楽しむことができないから、結婚生活が楽しくない(笑)。

さかい:え…。じゃあ、逆に、彼の何に惹かれて結婚を決めたんですか!?

ちち子さん:そう思っちゃいますよね(笑)。でも、まじめで、人を裏切らないところかな。ピュアな部分があるんです。だけど常に自分がいちばんで、人を優先する気持ちがない。

それは子どもたちに対しても変わらず、子どもたちに算数を教えていても、子どもがなかなか理解できないと、「もういい!」と投げ出してしまうような子どもっぽいところがあったとか。

ちち子さん:人に寄り添ってあげられない性格なんですよね。思い通りにならないと、すぐ顔に出るタイプでしたし。

働きもせず、挙げ句の果てには毎晩部屋で泣いて過ごす姿を見て、ちち子さんのストレスは募るばかり。―いや、想像しただけで、こっちまでイライラして来ます(汗)。

彼女が夫を投げ飛ばしたくなる気持ちも段々わかって来ましたが、どうやらそれは正当防衛だったらしく。そのエピソードは、次回に続きます。

インタビュー・文

さかい もゆる

出版社勤務を経て独立。と思った矢先、離婚してアラフォーでバツイチに。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛けるフリーランスエディター。Web Domaniで離婚予備軍の法律相談に答える「教えて! 離婚駆け込み寺」連載も担当。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。

 

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