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2019.08.17

弁護士として「この夫婦離婚しない方がよい」と思うケースはありますか?【教えて! 離婚駆け込み寺 番外編】

 

「離婚したいけど、お金や離婚後の生活のことを考えると動けない。誰に相談すればいいかわからない」―そんなお悩みに弁護士の中川裕一郎先生が答える、ワーママの離婚駆け込み相談室。今回は、弁護士から見て離婚しない方がいいケースをご紹介します。

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Q.離婚しようか迷っています。今まで弁護士として「離婚しない方がよかったんじゃないか」というケースがありましたか?(金融系・36歳・1歳のママ)

A.「離婚に関する相談では、相談者さんからの話をとにかくよく聞くようにしています。話をたくさん聞いて、心に詰まっていたお気持ちを吐き出さしてもらう。これには、代理人として事案の状況を正確に把握するというも目的ももちろんありますが、ある意味カウンセリングと同じで、相談者さんがお気持ちを話すことでご自身の本心に気付いたり、気持ちや事実を整理できるという効果があります。

その上で、例えば『相手が不貞行為を働いたので許せない!』と思って裁判まで行っていたとしても、裁判が進んで依頼者さんと話しているうちに、『実は夫(妻)のことをまだ愛しているんだな』ということがわかったりするケースがあります。

そういう場合は方針を変更し、離婚を回避するという選択肢をすすめるということもあります。その結果、ご夫婦の仲が修復されたという事例も稀にあります(このような事例では弁護士として別の意味で達成感があります。あまり売上にはつながりませんが…)。

離婚調停や裁判になると、お互いに勝ち負けにこだわったり意地になったりして、相手の欠点を重箱の隅を突くかのように攻撃し合うような事態になりがちですが、元はと言えば、愛し合って一緒になった仲のはず。

一時の感情で離婚を考えたとしても、もしもおふたりの間に少しでも愛情が残っているならば、やり直すことを検討してみてもいいのではないでしょうか。

ちなみに、怒りや憤りといった負の感情を抱いたままだと、自分の本心に気づくことが難しくなります。もし、そのような負の感情に陥ってしまったときには、少しだけ早起きをして、20~30分程度のランニングをしてリフレッシュするのはいかがでしょうか。もちろん1時間以上でも構いませんが、その場合はお昼頃には眠くなりますのでご注意を」(中川裕一郎先生)

中川裕一郎

お悩みに回答してくれたのは・・・

中川裕一郎先生

弁護士。東京中川法律事務所経営。https://tokyo-nakagawa.com
商社勤務時代にバックパッカー旅行に飛び出し、世界中を回ってみつけた、弁護士となって社会的正義を守るという生涯の目標のため、紛争を未然に防止し、目の前の依頼者を笑顔にするために日々奮闘中。親身になってアドバイスをくれる人情派弁護士として、依頼者たちからの信頼も篤い。

インタビュー・文

さかいもゆる

出版社勤務を経て、フリーランスライターに転身。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛ける。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。Web Domaniの人気連載「バツイチわらしべ長者」で様々なバツイチたちの人生を紹介している。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」では、アラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。

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