弁護士から見て「絶対離婚したほうがいい理由」ってなんですか?【教えて!離婚駆け込み寺】 | Domani

Domani

ニッポンのワーママはかっこいい!

  • facebook
  • twitter
  • instagram
  • youtube
  • search
 

WOMEN女の人生を考える

2019.09.07

弁護士から見て「絶対離婚したほうがいい理由」ってなんですか?【教えて!離婚駆け込み寺】

「離婚したいけど、お金や離婚後の生活のことを考えると動けない。誰に相談すればいいかわからない」―そんなお悩みに弁護士の中川裕一郎先生が答える、ワーママの離婚駆け込み相談室。今回は、弁護士から見て別れた方がいい離婚理由をご紹介します。

Tags:

夫が隠れて借金をしていました。別れるべき?

Q.子供の教育資金のために貯めていたお金を、夫が隠れて使い込んでいたことが発覚しました。どうやら私に黙っていた結婚前からの借金があり、毎月12万円ずつ返済をしているようです。子供たちにとってはいいパパですが、彼のことを信用できなくなり、今後一緒に居るべきか迷っています。私は年収350万円。夫は年収500万円です。離婚しないで我慢すべきでしょうか?(35歳・製造業・4歳と7歳のママ)

A.「人が離婚したいと思う理由には色々ありますが、その中でも私が『離婚した方がいい』と思うのは、相手に重度の借金癖がある場合です。

借金癖というのは、『明日から治してやめる』と言ってもやめられない、一種の依存症のようなもの。自己破産を7年ごとに3度繰り返した人を見たこともあります。

なぜ離婚した方がいいと思うのかというと、お子さんがいる場合、そのような状態では教育に潤沢な資金を回せない可能性が高くなるから。またお子さんがいない場合でも、夫の借金によって当然夫婦の生活が苦しくなりますし、場合によっては妻が婚姻前に蓄えた特有財産を喪失し、ときには親族等からの借り入れ等で周囲に迷惑を掛けることも。

夫が毎月12万円返済しているということですが、借金は利息が高いため、それだけ返済していても、元本は全然減って行かないもの。そして借金癖がある人が、それを払えなくなってくるとどうするか。―また別の消費者金融などでお金を借りてくるんですね。

借金癖がある人というのは、なければ借りればいい、という思考になっていることが多いんです。一旦そのような負のループに陥ってしまうと、最終的に、せっかく買ったマンションや一軒家も手放さなければならない、などという事態になることだってあり得るのです。

そもそも借金を隠すような人であるということ自体が、不審事由のひとつになりますよね。もし夫にお金に関して不審に思うことがあって質問したけれども、それについてきちんと説明や情報の開示してくれない場合は、その時点で警戒を始めた方がいいと言えます。そしてそのような兆候が見えた場合、妻なりにご自身の財産を守るためにどのような予防処置を取るべきかについては、財産ごとによって方法がまちまちですので、すみやかに弁護士に一度相談をしてください。

今回のご相談者様はすでに借金が発覚しているケースですが、もしも結婚前や結婚後に相手の借金事情が知りたい場合は、全国に4社程度ある『信用情報機関』に照会すれば、現在の借金の状態のデータを確認することが可能です。残念ながら本人でないと照会できませんが、必要ならば『あなたに借金がないかどうかのデータを提出して欲しい』と頼んで、借金の記録を取ることができるでしょう。

夫がいつの間にか破産して、気付いたら一家で路頭に迷う、なんてことがないよう、金銭に関する怪しい兆候が現れたら、離婚も視野に、くれぐれも早めに対処するようにしてくださいね。返済に追われる生活ではなく、自分の人生の目標を追う生活を目指したいものです。」(中川裕一郎先生)

●本連載では離婚に関する慰謝料や養育費など、法律的な悩みや疑問にプロの弁護士が直接回答します!ご相談ごとがあるかたは、domani2@shogakukan.co.jpまでメールでお寄せください。 件名に「離婚相談」と書いてなるべく具体的な内容をお送りください。すべてのご相談にお答えできるとは限りません。あらかじめご了承ください。

中川裕一郎

お悩みに回答してくれたのは・・・

中川裕一郎先生

弁護士。東京中川法律事務所経営。https://tokyo-nakagawa.com
商社勤務時代にバックパッカー旅行に飛び出し、世界中を回ってみつけた、弁護士となって社会的正義を守るという生涯の目標のため、紛争を未然に防止し、目の前の依頼者を笑顔にするために日々奮闘中。親身になってアドバイスをくれる人情派弁護士として、依頼者たちからの信頼も篤い。

インタビュー・文

さかいもゆる

出版社勤務を経て、フリーランスライターに転身。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛ける。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。Web Domaniの人気連載「バツイチわらしべ長者」で様々なバツイチたちの人生を紹介している。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」では、アラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。

Domaniの試し読み・購入はこちらへ

Read Moreおすすめの関連記事