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WOMEN女の人生を考える

2020.01.07

なぜ?出産してから実母との関係がうまくいかなくなりました【ワーママは第三次反抗期・座談会vol.2】

母親に反発する反抗期なんてとっくの昔に終えたはずなのに、なぜか近ごろ、再びモヤモヤしてしまう…というワーキングマザー4人が集合。その理由を掘り下げてみると、自分が子どもだったころまでさかのぼる展開に…。思っていた以上に根深いモンダイが見えてきました。

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出産前まではそこそこ仲よくやっていたのに…

Dさん:実母との関係って、出産してからのほうが難しいと思いませんか? 

Cさん:もちろん10代のころなどは人なみに反抗期もあったけど、社会人になって、子どもが生まれるまでは仲よくしてたんですけどね。

Dさん:子どもができて育児の大変さを実感したら「私もこうやって育ててもらったんだ」という感謝も増しました。「無償の愛ってこういうことなんだ」と共感できるようになったこともあるし、物理的、精神的に頼りにしている面も大きいです。でもそのぶん、接触する時間が長くなって、それまで受け流せていたことも目につくようになったのかな…。

Bさん:気持ちと時間の余裕がなくなって、母の言うことをおおらかに受け止められないところはありますよね。

子育てしていると、自分の子ども時代がリピートされる!?

Aさん:自分が親になって、自分の子ども時代を思い出すことも、ギクシャクの原因のひとつなんじゃないかな…とも思います。昔、母に対してイヤだと思っていたことが形を変えて繰り返されて。

Cさん:それ、あるかも! 娘のコートを買い替えなさいと言ってきた母は、昔から過保護なんです。たとえば私が中高生だったときも、学校に行く前に「アレ持った? コレ持った?」と聞かれて、玄関には持って行くべきティッシュとハンカチがセットされているような家庭でした。「わかってるよ!」と口答えするとしばらく静かになるんですが、たまにティッシュを忘れると、「ほら、言ったこっちゃない!」って鬼の首を取ったような顔をする母だった(笑)。

Aさん:うちの母も昔からそういうタイプ。父が転勤族で私は海外も含め小学校を10回も転校したんです。専業主婦の母とひとりっ子の私が、慣れない土地でふたりっきりで過ごす時間がほかの家庭より多かった、という環境の影響は大きいでしょうね。そのせいか私の一挙手一投足が気になったみたいで…。テストで100点満点中95点をとって帰ると、「なんであと5点とれなかったの!?」とヒステリックに責められるんです。私が好きなピアノの先生に対して、「基礎の教え方がなってない!」と、私の意向は無視して先生を替えられたのも悲しかったな。

Cさん:今でもそういう感じは続いているんですか?

Aさん:そうですね。さっき「子どもを保育園に預けてかわいそう」という話があったけれど、“母親としての100点満点”を求められてる気はします。子どものときにはさんざん「女性だってずっと働き続けられるよう、勉強して、いい学校入りなさい」と言っていたのに、母親になったとたん「子どもは仕事にも何にも代えがたい、最優先すべき存在」と。私だって“いい母親”にはなりたいけど、「言ってることが違うじゃん!」って思っちゃいます。

甘えさせてくれなかった母親が、孫にはデレデレ

Bさん:うちは母もフルタイムで働く公務員ワーキングマザーで、私は、同居していた父方の祖母に育ててもらったようなものなんです。だから逆に、自分が子どものころは「あんまり構ってもらえなかった」という気持ちのほうが強いかな。

母は性格的にちょっとキツいところもあって、とにかく怖い! 私が学校でイヤなことがあって相談してもゆっくり聞いてもらえなかったり、「あなたが悪い!」と断罪されたりしていました。機嫌が悪いときはただ話しかけただけでも怒られたり無視されたり…という調子だったので。

Dさん:それもまたヘビーですね。

Bさん:そのくせ、仕事や人間関係への不平不満は子どもに垂れ流すんです。…子どもが生まれる前は「お母さんも大変ね」なんてつきあってあげるゆとりもあったし、私を一人前の大人として「頼ってくれている」という妙なうれしさすらあった。でも、今は子と自分の家族、仕事のことで精一杯で、とてもそんな母を受け止める優しさは持ち合わせておらず(苦笑)。

あるとき、いつものように母がグチの電話をかけてきたのであまりにもイライラして、「お母さんは昔、呼びかけただけで怒った。相談にも乗ってもらえなかった」と気持ちをぶつけてしまいました。

Cさん:思い切りましたね。

Bさん:本当に余裕がなかったから(苦笑)。でもそうしたら「あのときは仕事も忙しくて、同居のストレスもあって仕方がなかった。どうしたらよかったと言うの?」と逆に泣かれてしまって…。ああ、この人に「私だって甘えたかった」とわかってもらうのはもう無理だ、と悟りました。

今、孫には、ただただ「かわいい」と言っておもちゃを買い与えている姿を見ていると、「私はあんなにかわいがってもらえなかったのにな…」と切ない思いにはなります。

Aさん:そうか、伝えたからって事態が変わるとも限らないのかな。私は、母親に対する不満はたくさんあるんですけど(笑)、社会人として「相手の立場を考えてモノを言わなくちゃ」という忖度も働くし、母の子育てを否定しちゃいけないと思うとなかなか言えなくて。母は私の立場なんてお構いなしに、なんでも遠慮なく言ってくるんですが。

取材・文/酒井亜希子(スタッフ・オン)

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