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LIFESTYLE シングルマザー・再婚

2020.01.15

離婚後、男ひでり過ぎて冠婚葬祭でお相手探しをするアラフォーの話~菜穂さんの場合vol.3【バツイチわらしべ長者】

 

人生とは喪失と再生の繰り返しのドラマ。「バツイチ」という離婚経験者たちは、ある意味、喪失を乗り越えてなお強く生きるサバイバー。10代で妊娠し結婚したけれど、仮面夫婦になってしまった菜穂さんの物語、第3回。

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実は私も不倫してました。

愛が冷めた夫と、口もきかない結婚生活を長年送っていた菜穂さん。「そろそろ仲直りしようか」と思った矢先に、「君とは離婚して、結婚したい人がいるから」と切り出された、その心境はどのようなものだったのでしょう。

前回の話はこちらから→10年以上夫の携帯電話を着信拒否。13歳年上の夫と仮面夫婦になるまで〜菜穂さんの場合vol.2

菜穂さん:びっくりはしたけれど、彼に相手がいてほっとしたのも事実です。「癒される場があったなら、よかった」って。夫を無視しだしたのは私のほうですが、常に罪悪感はあったんです。「相手がいればいいのに」と思いながら、彼の携帯をチェックしたこともありました。

さかい:ちなみに…。もしかして、不倫相手もバイトの女の子じゃないですか?

菜穂さん:はい…。最初は「違う」って言ってたんですけど。娘の親権は私だったので、手続きで戸籍謄本とかを取り寄せたら、離婚から一ヶ月も経たずに元夫が入籍してて、しかも私よりさらにかなり年下の、バイトの女の子だったみたいです。でも子煩悩で娘は懐いていたので、娘にはかわいそうなことをしたなと思います。

やっぱり…。未成年のバイト女子に手を出す30代男性と聞いたときの、私の予感は当たっていたのですね。

16年間の結婚生活で、実は菜穂さんも浮気していた時期が。その相手とは、菜穂さん曰く「すっごいクズ」。

菜穂さん:夫と付き合う前に別れた元彼と、寄りを戻してしまったんです。彼に浮気されて別れたのに、愛情表現のない夫との結婚生活がさみしくて、元彼とのラブラブな日々が忘れられなくて…。

さかい:クズって、どういう風にクズだったんですか?

菜穂さん:お金にだらしない人で。デート費用はもちろんのこと、彼の借金の返済も「大変だったら私が出しておくよ。来月返してくれたらいいから」って私が出して。彼のために働いてるみたいになってたんです。

さかい:何がよくてそんな男性と付き合ってたんですか?すごいイケメンとか??

菜穂さん:それが、ブサイクなんです。結局、ちやほや大事にしてくれる人なら何でも良かったみたい、私。

元彼とは3年ほど付き合ったあと、目が覚めて縁切り神社にお参りし、離婚前に夫にバレないように別れたそう。

そして34歳で離婚。高校生の娘を抱え、シングルマザーに。

離婚後の男日照りからの、15歳年下男子との社内恋愛や不倫へ

スタイルが良くて色っぽくて、男性にモテそうな菜穂さんですが、そこから3年間男っ気がない生活が続き、「このまま誰かに抱きしめられたりセックスしたりすることは、もうないのかな」と思い始めた頃。

会社に派遣で入ってきた15歳年下男子に「好きです」と告白され、あっけなく陥落! 

さかい:15歳年下だなんて、ドラマみたいで楽しそうじゃないですか〜。

菜穂さん:「最初は37歳のおばさんにありえない」と疑ってたんですけど、始まってしまって。でも、ただでさえ3年間のブランクがあるのに年下男子との駆け引きで、離婚より疲弊した恋でした(笑)。

その彼は、3か月経って派遣終了とともに去っていきました。

菜穂さん:そういえば、会社の休憩室で会ったときに、「この夏は菜穂さんと過ごせて楽しかったです」って言われたんですよね。今思えば、あれは別れのご挨拶だったの!?と。

短い恋のリハビリのあと、男ひでりすぎて、出会いを求めて冠婚葬祭に顔を出すようになった菜穂さん。結婚式の二次会はもちろんのこと、よく知らない人のお葬式までお焼香をあげに行っていたそうです。―冠婚葬祭の「冠婚祭」はわかるけど、「葬」って、新しい!!

菜穂さん:(笑)。この年齢になると、結婚式よりお葬式の方が増えますからね〜。

たしかに。アラフォーからの出会いに冠婚葬祭、アリかもですね!

さて、そんなとき、40歳近くになって同窓会が増え出し、同級生と飲んだときに再会したのがBさんでした。

菜穂さん:同級生の男性と用事があって会うことになったら、「こいつが菜穂と飲みたいって」と、彼も来たんです。その席で「実は俺、中学のときに菜穂に告ったことがあるんだ」と言われたんですが、その頃から年上好きだった私は、同級生に興味がなくて全く記憶になくて。

そのときに「俺、結婚したんだ、今度挙式するから、二次会に来てよ」とBさんに言われ、二次会に出席したところから、新婚であるBさんとの不倫がスタートしてしまったのです。

―ここまでの話を聞くだけでも、相当業が深そうな菜穂さんの異性運。二次会に行ったのに新夫と恋が始まってしまうって、どうなったらそうなるの〜!?

気になる不倫のお話は、次回に続きます。

インタビュー・文

さかい もゆる

出版社勤務を経て独立。と思った矢先、離婚してアラフォーでバツイチに。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛けるフリーランスエディター。Web Domaniで離婚予備軍の法律相談に答える「教えて! 離婚駆け込み寺」連載も担当。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。

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