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LIFESTYLE シングルマザー・再婚

2020.03.11

元レースクイーン、現在モデルの女性がパイロットとアラフォー再婚するまで〜エリカさんの場合vol.1【バツイチわらしべ長者】

 

「バツイチ」という離婚経験者たちは、ある意味、喪失を乗り越えてなお強く生きるサバイバー。ハイスペ男性を乗り換えて再婚した、元「プロ彼女」へのインタビュー、第一回。

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元レースクイーンのバツイチがマッチングアプリで出会ったパイロットと再婚するまで

(取材データ)
エリカさん(仮名)、36歳。元レースクイーンで現在はモデル。31歳のとき結婚した外資系エリート男性が病的な女好きだと気づき、離婚。元夫の浮気を探るために始めたマッチングアプリで現在のパイロットの夫と知り合い再婚。子どもにも恵まれ、今は穏やかな日々を送るが、通称「ハイスペ男性」を手に入れるためのテクニックには長けている、自称「腹黒女子」。

バツイチ「プロ彼女」登場!

編集部のデスクから「本当にわらしべ長者みたいに素敵な男をどんどん乗り換えて再婚するたびにグレードアップして行くバツイチ女性いませんか?」と無理難題を吹っかけられて、「いやいや、そんな人周りにいないから!そもそもプロ彼女とか、週刊誌の見出しでしか見たことないし!」と思っていたのですが。

―いた!いましたよ、そんな「元プロ彼女」が!!!!!

今回お話を伺ったエリカさんは、元レースクイーンで現夫はパイロット。超ミニスカにニーハイブーツという出で立ちで、とにかく脚が長い!

そんなエリカさんに、いわゆる「ハイスペ男性」を落とすための技術なども伺ったので、婚活中&再婚希望の女性は乞うご期待です。

エリカさん:前の夫が、とにかく女癖と金遣いが酷くて。今の夫は、それに比べると話はつまらないけど聖人のようなんです〜〜(涙)。

エリート夫は女ったらしの浪費家!

最初の夫Aさんは1歳年上の外資系トレーダー。

1日で何億も稼ぐけれど、その分クラブで一晩で100万円以上の豪遊(って昭和の大スターか!)するような浪費家。

さかい:どこで知り合ったんですか(噂のハイスペ合コンかな)?

エリカさん:最初はFacebookでだけ繋がっているような知り合いだったんですけど、あるとき私のLINEが乗っ取られたときがあって。そのアカウントを復活させるには、当時はFacebookと同期させるしか方法がないと言われて。私はレースクイーンだったので仕事柄Facebookではファンの方とも繋がっていて、その作業を一瞬で終えないと見知らぬ人にもLINEアカウントがバレてしまうという、リスキーな作業だったんです。

その一瞬だけエリカさんのFacebookとLINEのアカウントが同期された瞬間に、偶然LINEの画面を見ていたAさんが、エリカさんをみつけてメッセージを送ってきたそう。そんなわずかな間に繋がるだなんて、やっぱり結婚する相手とは、それくらい縁が強いということなのでしょうか。

エリカさん:実はそのとき、私には婚約者がいたんです。13歳年上のめちゃくちゃリッチな男性で、旅行はいつもファーストクラス、みたいな。だからAさんから「会おうよ」って言われても断ってて、単なるLINE友達でした。だけどFacebookでの投稿やLINEの内容が、物の見方が斜め上からのところとか、私と感覚が似ていて楽しかったんです。

ある日逆流性胃腸炎になったエリカさんが、婚約者に「救急車を呼んで欲しい」とお願いしたところ、なぜか「ムリ」と断られ、代わりに頼ったAさんが、病院の手配などすべてをやってくれたのが交際のきっかけに。

エリカさん:頼りにならなかった婚約者の彼のことを「一生この人で大丈夫?」って思ったんですよね。「こんな役に立たない人、優しくない人はいいかも」って。それにやっぱり、話してても年上よりも同世代のAの方が盛り上がって楽しかったし。速攻乗り換えました。最初のデートで、「あ、私この人と結婚するな」って直感があったんです。

さかい:Aさんの女癖は、最初から知ってて結婚したんですか?

エリカさん:いえ、それが、最初は彼も猫かぶっておとなしくしてたんですよね。出会って4か月でスピード婚だったから、私もそこまでとは思わなくて…。

ところが結婚したら、夜中3時に缶チューハイを持った女性が彼氏と家にやって来て、「俺の女寝盗ったやろ!」と殴り込みをかけられるわ、エリカさんがバーで飲んでいたら知らない女性に胸ぐらを掴まれて「あんたがAのヨメ?」と凄まれるわ、エリカさんは散々な目に遭うはめになったのです。

(C)Shutterstock.com

妊娠したけど「今は子どもはムリ」と言われ…

さかい:結婚前に、その兆候はなかったんですか…?

エリカさん:彼のお母さんに会ったとき、彼の頭の後ろにあるハゲが、「実は女の子にワインボトルで殴られてできた傷なのよ〜」って笑って教えてくれたことがあって。今思えば、まともな男性は女性にワインボトルで殴られるようなことをしでかさないですよね。でもそのときは、「若気の至りでそんなときもあったのね♡」って思ってました。

結婚して1週間でエリカさんの妊娠が発覚したのですが、「トレーダーは明日にも首を切られるかもしれない職業だから、今は子どもなんてムリ。俺の人生設計と違うから堕ろしてくれ」と言われて泣く泣く堕胎手術を受け、エリカさんは一時期死ぬことも考えていたそう。

エリカさん:すごく後悔しているけど、そのときは彼に「エリカも働いてて欲しいんだ。ふたりで1か月80万円ずつ貯金して、それが貯まったら子どもを持とう」と説得されてしまったんです。もちろん、おかしいとは思ったけれど、結婚したばかりでそんなすぐには離婚に踏み切れなかった。

なんとも胸糞の悪い(思わず言葉遣いも荒れてしまいます)元夫ですが、このあとエリカさんの人生大逆転が始まるので、次回はスッキリする内容をお届けしたいと思います。

インタビュー・文

さかい もゆる

出版社勤務を経て独立。と思った矢先、離婚してアラフォーでバツイチに。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛けるフリーランスエディター。Web Domaniで離婚予備軍の法律相談に答える「教えて! 離婚駆け込み寺」連載も担当。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。

 



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