アレンジ慣れしていなくても5分でできる、簡単だけどこなれたひとつ結び
ひっつめるだけだとシンプルだし、なんだかやっつけ感がある。でも、アレンジって難しいしめんどくさそうだし、どうしていいかわからない。…という人は少なくないはず。アレンジしなくても困らないけど、でも、いざというときに知っていてよかったというときがあるはず。そこで今回は、ミディアムヘアでも簡単で素敵に仕上がるひとつ結びアレンジのやり方を、人気ヘアサロン「SUNVALLEY」代表の渋谷謙太郎さんに教えてもらいました。
【Base】
できたら直毛より、ざっくりでもいいので巻いておくことが望ましい。これはきれいな仕上がりですが、もっと無造作で、髪に曲線がついていればOK。クセがある人はそれを活かすのもアリ。髪がパサついている人、髪が固めの人は、まとめやすいようにヘアミルクやクリーム、バームを薄くなじませておくのがおすすめ。
巻き方のポイントは▶︎ストレートミディアムの外巻きアレンジ
1.上半分の髪をねじる
▲顔周りの髪を薄く下ろし、耳より上の髪をハーフアップにまとめてねじる。
2.下半分の毛束を上半分とドッキング
▲ねじった上半分の毛束を持ったまま、下半分の毛束をまとめる。
▲上半分のねじりを崩さないようにしつつ、下半分の毛束とまとめてひとつ結びに。
3.表面は凸凹にし、毛束の結び目は髪で隠す
▲結び目を押さえながら、表面の髪を所々指で引き出してラフな立体感を作る。耳上の髪もつまみながら、耳が半分隠れるようにするとこなれる。
▲結んだ毛束の一部をゴムの上に巻きつけて隠し、巻き終わりはピンでしっかり固定する。この時使うのは、短めのアメピンがおすすめ。
4.少量のヘアバームで細部を整える
▲細かい所を整えるだけなので、使うバームはこのくらい。指先に伸ばしておく。
▲顔周りの髪を指でしごくように、根元付近から毛先までなじませてパラッとした束感を出す。
▲そのまま、後ろの毛先も指でつまむようにしてバームをなじませる。ヘアアクセは、手持ちのものをバランスよく飾って。
5.完成!
【Front】
【Side】
【Back】
「ついひとつに結ぶだけにしちゃうけど、少しのテクニックで見違えますね。ヘアアクセがなくてもキマるし、これを覚えておけばシーンを選ばずに活躍してくれそう」と山岡さん。ヘアアクセも、エレガントなものからカジュアルなものまで、どんなテイストのものも似合いそうです。手早くできるのに、「アレンジ上手」にみえるところもいいですよね。
担当してくれたのは…
SUNVALLEY 代表
渋谷謙太郎
数多くのタレント・モデルをてがけ、様々なメディアで活躍中のトップクリエイター。彼のつくるヘアメイクデザインは、まさに“旬”をもりこんだムードのあるスタイル。時代をよむ力と研ぎ澄ました技術力で、瞬く間に流行の発信源となる。その技術を学びたいと講師依頼はあとを絶たない。
▶︎SUNVALLEY
▶︎@shibuken.86
撮影/フカヤマノリユキ 構成/斉藤裕子