店の常連だった子持ち既婚者女性と不倫関係に
浮気ぐせがある嫁→DV彼女と来て、今度は自らが経営するバーに通ってくる人妻Aさんと関係を持ってしまった、〝業の深い男〟、寿明さん。
前回のお話▶︎妻の浮気で離婚。既婚女性と出会い、略奪再婚するまで
Aさんが既婚者なので何も求めない気持ちで3年ぐらい付き合っていたところ、旦那さんの都合で彼女は大阪に引っ越してしまい、そこからさらに1年、遠距離不倫の関係が続きました。
寿明さん:その辺りで彼女のDV旦那が自己破産したので、無事に円満離婚が成立して。そのあと最終的には彼女の妊娠がきっかけで、僕が38歳のときに結婚することになりました。
奥さんであるAさんには中学3年生と小学6年生の娘の連れ子が。
僕がシングルマザーと再婚したワケ
さかい:結構多感な年頃というか、母親の再婚にはデリケートになる年齢だと思うんですが、寿明さんも、血のつながっていない子を育てることに抵抗や迷いはなかったですか?
寿明さん:実は彼女がバーの常連だったころから、子どもたちとはよく会って遊んでいたので、僕に懐いてたんですよ。それにお父さんとは口も聞かないような暗い家庭だったみたいだから、実のお父さんに対する気持ちとかは特になかったのも大きいんじゃないかな。怒ると物に当たって壁に穴が開いたりしてたみたいなんですよ。僕はそもそも、彼女と結婚するってことは子どもたちの面倒もみるってことだと思っていたから。そこは迷わなかったですね。
―寿明さんが責任感がある男でよかった!
女の子の連れ子再婚ということで、両家の親の反対がなかったのかも気になるところですが、Aさんの家庭も母親が離婚した母子家庭だったこと、寿明さんは4人兄弟の末っ子で、母親が亡くなっていたこともあり、再婚に反対する家族はいなかったそうです。
再婚後すぐに寿明さんとA子さんの間には息子が生まれ、連れ子ふたりと赤ちゃんがいる、賑やかな家族となりました。
寿明さん:上の子ふたりは年が離れているから、弟の面倒をよくみてくれて、まるで乳母がふたりいるみたいな感じ(笑)。今も家族みんな仲良しなんですよ。
愛情深い寿明さんは、連れ子も実子も分け隔てなく育てているようで、いいパパの様子。ーなんですが、実はこの家庭ではほかに様々な問題が。
そんな、連れ子再婚家庭の実情を、次回はご紹介したいと思います。
インタビュー・文
さかい もゆる
出版社勤務を経て独立。と思った矢先、離婚してアラフォーでバツイチに。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛けるフリーランスエディター。Web Domaniで離婚予備軍の法律相談に答える「教えて! 離婚駆け込み寺」連載も担当。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。