肌だけじゃない!髪の老化対策も今すぐ始めるべし!
お肌の曲がり角は25歳と言われますが、髪にもピークがあるのをご存知ですか?髪は肌よりも少し遅く、35歳が曲がり角と言われています。アラサー、アラフォーになって髪の見え方や手触りが変わってきたのに、スキンケアにはこだわって手をかけてもヘアケアは後回しという人、意外といますよね。髪にツヤがなかったりボサッと広がっていたりすると、疲れて見えるしせっかくのメークもコーデも台無し。そこで、ヘアのエイジングケアについて、表参道の人気サロン「Sui」の代表、冬木慎一さんに聞いてみました。
ダメージによる髪内部の空洞化と加齢によるうねり毛の増加でツヤが損なわれる
年齢を重ねるにつれ、不規則にうねった細かいクセ毛が増えてきたと実感している私。周りでもそのように感じる人が多いようです。なぜ、こんなに髪質が変わってしまうのでしょうか?
「人によって原因は違うので確定的なことは言えませんが、考えられるとしたら、ダメージによる髪内部の空洞化と加齢によるうねり毛の増加です。
髪内部の空洞化とは、髪内部のタンパク質や脂質、メラニン色素が流れ出て空洞ができてしまう状態。スケスケなので、光が散乱して透明感のない鈍い感じに見えてしまうんです。みっちり詰まっていたらきれいに反射するため、ツヤめいて見えます。
加齢によるうねり毛の増加の原因ははっきりとは解明されていません。髪内部のコルテックス細胞というものが偏ってしまうことでうねりが出てくるのですが、ヘアカラーによるダメージなどでうねりが増長すると言われています。
うねり毛が多かったり、表面が傷んでデコボコしていたり、髪内部の空洞が多くなってしなやかでなくなると、毛流れがそろいにくくなり、ツヤやかに見えなくなります」(冬木さん)
髪内部の空洞を増やさないこと、髪の表面をなめらかに保つことでツヤ見せ!
では、具体的にどんなケアをして髪にツヤを取り戻したらいいのかということも聞いてみました。
「髪内部の空洞を補修しながら、髪表面のダメージを最小限に抑えて毛流れを整えることが大事です。もちろん毎日のケアも重要なのですが、アラフォーになったらそれにプラスしてヘアサロンで手助けしてもらうのがおすすめ。例えば、栄養のみのトリートメントで補うのか、髪を還元(髪の形を変える作用)させて髪質を変えるのかなど、きちんと髪質を理解してくれる美容師さんに相談してみてください。年齢による変化なのか、ダメージによる変化なのかでケア方法も変わってくるんですよ」(冬木さん)
Sui 代表
冬木慎一
髪型は人の人生も変わるぐらいの大切な場所だからこそ一人一人の髪質や思いに耳を傾け出来るだけ丁寧に髪型を作っていきたいと思っています。だからこそ、ダメージのない生まれたての髪をそのままデザインしたいと思っています。髪が痛まないSuiのメニューや商品を使って頂き少しでも共有し、美しくなる楽しさを感じて頂ければと思います。気軽に髪のことやメイクのことご相談ください。
【BIOGRAPHY】
生年月日 1982年 2月14日
出身 奈良県天理市 高津理美容専門学校生卒業
美容歴 16年目
趣味 美容&ヨガ&サッカー&バスケ
▶︎Sui
▶︎@shinichi.fuyuki
構成/斉藤裕子