ワーママセレブFile 11 キム・カーダシアン
お騒がせセレブのキム・カーダシアンは、夫カニエ・ウェストと共に、ノース(6歳)、セイント(4歳)、シカゴ(1歳)とサーム(0歳)の4人を育てるワーキングママ。
▲長女のノースちゃんも、幼いながらにすでに堂々たるファッショニスタ!
効果があると聞けば、自分の血を顔に塗りたくるグロテスクな「ヴァンパイア・フェイシャル」の施術を受けることも厭わず、年間の美容代は一千万円以上(!)。そんなルックス命!のキム・カーダシアンだけど、4人の子供たちには外見コンシャスにならないような子育てを心がけているという、意外な発言が。
私は自信に溢れた素晴らしい姉妹の中で育ったけれど、私たちは子供たちの前でボディについては話さないようにしているの。私たちは自分たちに厳しくなりすぎたり、ジャッジしすぎたりしないようにしようと話し合っているわ。私たちはオープンな会話をしているけれど、みんなが健康で自信を持っていることに感謝している。健康的なメンタルは、彼らが自分たちについてネガティブなコメントをしないところから来ていると思う。
子供たちの前では自分の体型について話さない。それは、現在の「ボディ・ポジティブ」=自分の体型を愛するという世の中のトレンドに沿った、実はすごく大切なことかもしれない。
美意識が高い母親は、得てして娘の外見に対しても厳しくなりがち。もちろんそれが娘が美しくなることにも繋がるといういい面もあるけれど、あまりに外見についてダメ出しされると、子供の自己肯定感は傷つき、下がってしまう。ありのままで充分美しいのに、欠点を必要以上に気にして自分に自信が持てない。そういう女性を、たくさん知っている。
日本人は自己肯定感が低いと言われているけれど、それはひとつには、謙遜を美徳とし、子供のことも人前でホメたりすることのない国民性も関係しているのかなと思う。
だからキムのこの言葉は、体型についてのステレオタイプ–細い身体が美しい、太っていると醜い–などの決めつけを子供に持たせないために大事なこと。
ちなみに、コントゥアーメイクと呼ばれる、シェイディングを駆使して顔を立体的に見せるメイクテクニックでも知られるほどメイク好きでもあるキムだけど、娘のノースにはメイクを禁じているという。
ノースはメイクをしたがるけど、それはすごく厳重に禁じられているの。彼女の父親(カニエ・ウェスト)が、メイクはティーンエイジャーになるまでダメだと決めているから。それは家族の間で大きなケンカにもなった議題だったわ。だけどこれがベストだと思う。
メイク上手なママを見ていたらメイクしたくなるのは当然な気もするけれど、あくまでも娘には厳しいキム(笑)。メイク解禁になったとき、ノースがどんなティーンエイジャーになるのかが楽しみ。
写真/AFLO
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海外セレブウオッチャー
さかいもゆる
出版社勤務を経て、フリーランスライターに。海外セレブ事情に精通し、講談社mi-mollet「セレブ胸キュン☆通信」やVOGUEオンライン「セレブ美容探偵」など、女性誌を中心に多数のセレブ連載を執筆。今気になるセレブは、アラフィフになってますます色気が増したブラピ♡