Q:朝起きても、すぐにスイッチが入りません。サボっているわけではないのに
答える人/田中茉里栄(心療内科医)
A:手抜きも認めつつ、行動をルーティン化
朝はまだ血圧も上がってこないため、体がぼーっとしてしまいます。何かをしっかり考えて行動するには不向きな時間といわれており、朝の行動はルーチン化したほうが効率よく動けるでしょう。
朝起きたらすぐ水を飲む、その後朝日を浴びて顔を洗う、といったようにご自身の中で朝の身支度の順序をつけて繰り返し行うことで、スムーズな朝の時間がつくられ、スイッチが入るまでの時間が短縮できるかと思われます。
私は平日の朝は朝食にはバリエーションをつけず、「起床→顔を洗う→シリアルを食べる→化粧をする」といったルーティンワークにしています。これによって活動的に動けるまでの時間も短縮したように思います。
朝の時間は限られているため、できる限り手抜きをしましょう! 朝日など強い光に当たることによって、体内時計がリセットされ、眠気をもたらすメラトニンという物質の分泌が抑制されます。ルーティンのなかにぜひ取り入れてみてください。
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心療内科医
田中茉里栄(たなか まりえ)
日本精神神経学会正会員、日本医師会認定産業医
2016年信州大学医学部卒。都内大学病院勤務を経て、現在ゆうメンタルクリニック非常勤医師として0歳児を育てつつ勤務している。
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