Q:子どもが病気がちで仕事にも影響が。どこまで会社に話すべき?
答える人/田中茉里栄(心療内科医)
A:全て正直に打ち明けて、助け合いの精神で!
これは本当のことを言ったほうがいいです! お子さんが小さければ(小学校就学前まで)有給を使わずに看護休暇を取得できますし、その会社に今後もいるつもりであれば、どこかのタイミングで打ち明けなければならない時が来るからです。その場逃れの理由で急遽休むよりも、前もって休む理由をきちんと伝えていたほうが心証もいいはずです。
私の知人で同じように隠していたために、職場でメンタルケアの心配をされて産業医との面談を組まれた…という人もいます。変な誤解はお互いのためによくないですよね。女性は持ち回りのような感覚で「私も子どもが小さい時は周りに助けてもらったからね」と快く手伝ってくれるかたが多い印象を受けますよ。ひとりで抱えているより頼ってしまったほうが、周囲も配慮や手助けをしやすいと思いますよ。打ち明けるのは勇気がいるけど、頑張って!
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心療内科医
田中茉里栄(たなか まりえ)
日本精神神経学会正会員、日本医師会認定産業医
2016年信州大学医学部卒。都内大学病院勤務を経て、現在ゆうメンタルクリニック非常勤医師として0歳児を育てつつ勤務している。
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