【目次】
・なぜ働くの?働くママでいる理由
・働くママはどんな1日を過ごしてる?
・思わず共感!働くママが抱えている悩み
・仕事と育児を両立するためのコツ
なぜ働くの?働くママでいる理由
60歳まで働きたい人が過半数!アラフォー世代の働く環境のリアル【Domanistマーケティング部】
子どもを育てるということは大きな喜びを生みますが、同時に、体力的にも時間的にも負担がかかります。しかし、それでも仕事を続け、育児・家事を両立させている方もたくさんいます。
経済的な余裕が欲しい
働く理由は人によってさまざまですが、多くの人に共通する意見では「経済的な余裕が欲しい」というものが挙げられます。子どもの教育資金や住宅購入費用、老後への備えなども考えると、お金はいくらあっても困りません。働くことで、家族の暮らしの支えになります。
働くのは経済的な理由が大きいです。生活費など、アレコレ切り詰めた生活はできればしたくないし、仕事をもつことが自分の自信にもつながっています。(会社員・38歳・11歳・8歳男児、4歳女児の母)
自分が自由に使えるお金をキープしたい、マイホームが欲しい、子どもの学費など、経済的な理由で働いています。(会社員・38歳・9歳・6歳女児の母)
仕事=お金のためだけではないけれど、経済的な余裕が気持ちの余裕につながっていることは確か。ありきたりですが、旅行やお出かけ、おいしいごはんを食べられたり、家族と楽しい時間を過ごせる日常があるからこそ、仕事もがんばれます!(アパレル関係・40歳・7歳・1歳男児の母)
仕事があるからこそ、育児が楽しめる
「仕事が好き」「やりがいを感じている」という理由で、仕事を続ける人も少なくありません。好きな仕事を続けることで家事や育児にも張り合いが出て、生活が楽しくなるという声もあります。また、仕事をしているからこそ時間を上手にやりくりでき、生活にメリハリをつけられるという意見も。仕事への意欲を、家事や育児の原動力にしているのです。
自分の好きな仕事かつ、ありがたいことに求めてくださるお客様がいるので、辛いことがあってもここまでがんばってこられました。ひとくくりに仕事と言っても楽しいことばかりではないですが、毎日が新たな挑戦だと思って前向きに働いています。(美容師・36歳・8歳男児の母)
仕事には家庭では経験できない刺激があふれています。仕事を通して様々な人と出会えたり、様々な知見を得られたり、視野を広げることができる。大変だからこそ、やりがいや達成感を感じられると思うので、毎日に張り合いが出ます。(会社員・39歳・7歳女児、4歳男児の母)
社会とのつながりを保っていたい
ママにとって、職場は社会人としての自分の存在を再確認できる場所です。育児中は子どもを中心に時間を過ごす人が多く、夫以外に日常的に会話ができる大人と言えば、ママ友や実家の両親くらいで、話題も子どものことに偏ってしまいがち。子を持つ母親としてではなく、「一人の女性として社会と接点を持ちたい」という思いにも納得です。
純粋に仕事が楽しい!社会とつながりを持ち、”誰かの役に立っている”と思えることが今の自分の活力です。(会社員・41歳・6歳女児、2歳男児の母)
出産後は夫の帰宅が遅い日、子どもとしか会話をせずに1日が終わる毎日。子どもの成長を間近で見られることは幸せですが、「大人と関わりたい」「社会人として誰かの役に立ちたい」と思うことも多かったです。働きながらの育児は大変ですが、やりがいがあります。(ライター・38歳・8歳・2歳男児の母)
働くママはどんな1日を過ごしてる?
「子育て」「夫婦関係」「嫁姑問題」ゆるっと4コマに共感の嵐!〜ワーママあるある劇場〜まとめ
ただ、どんなにモチベーションが高くても、家事と育児の負担が大きくなりがちな女性にとって仕事との両立は決して楽ではありません。働くママは、毎日をどのように過ごしているのでしょうか。働くママの1日のタイムスケジュールを、例としてパートタイムとフルタイムに分けて紹介します。
パートタイムのスケジュール
パートタイムのママの1日は、下記の通りです。
(例)
・6~7時半:起床、朝食作り、洗濯
・7時半~8時:朝食、子どもを保育園に送り出勤
・9時〜16時:会社
・16~18時半:退社、子どものお迎え、公園、夕食の準備
・18時半:夕食、後片付け
・19時半:入浴
・20~21時:翌日の準備、寝かしつけ
・21~23時:自分の時間を過ごす
・23時:就寝
パートタイムのママは、早めに退社できる分、お迎えの後に子どもと公園で遊んだり、家事や買い物がきます。帰宅してから夕食の準備をしても間に合うため、朝出かける前に下ごしらえを済ませておく必要もありません。ただし、子どもが寝るまでは、自分の時間を持つことはなかなか難しいようです。
フルタイムのスケジュール
フルタイムで働くママのスケジュールはどうでしょうか。
(例)
・6~7時半:起床、朝食作り、洗濯、夕食の下ごしらえ
・7時半~8時:朝食、子どもを保育園に送り出勤
・9時〜18時:会社
・18時:退社、子どものお迎え、夕食の仕上げ
・18時半:夕食、後片付け
・19時半:入浴
・20~21時:翌日の準備、寝かしつけ
・21~23時:自分の時間を過ごす
・23時:就寝
フルタイムではパートタイムや時短勤務と比べて退社時間が遅いため、朝のうちに下ごしらえを済ませてくなど、効率的に時間を使う工夫をしている人が多いようです。
また、入浴や寝かしつけるときに集中して子どもとのコミュニケーションをとっているようです。起床・就寝時刻が同じでも、フルタイムはパートタイムに比べて余裕が少ないことが分かります。
思わず共感!働くママが抱えている悩み
働き方にかかわらず、育児や家事との両立には悩みがつきものです。思わず共感してしまう、働くママが抱える悩みを紹介します。
子どもの体調不良のときの対応が難しい
「子育て」「夫婦関係」「嫁姑問題」ゆるっと4コマに共感の嵐!〜ワーママあるある劇場〜まとめ
働くママを悩ませる最大の敵といえば「子どもの体調不良」ではないでしょうか。小さな子どもほど、急に発熱したり体調を崩しがち。保育園に預けていれば、インフルエンザやノロウィルス、水ぼうそうなどの感染症にかかるリスクも増大します。
特に感染症にかかると医師の許可が出るまで保育園に行けません。このため数日会社を休まなければならず、仕事に支障が出ることや同僚に迷惑がかかる可能性も。働くママの多くが、子どもが体調を崩したときの対応に苦慮しているのです。
娘が小さいときはしょっちゅう体調を崩していたので、毎日のやりくりに必死でした。急な仕事が入ったとき、スポットで預けている保育園にお願いできないことも多く、「子どもをどうするか」問題と常に隣り合わせ。夫は家事が苦手なタイプだったので、育児と家事の両立が本当に大変でした…。(自営業・43歳・16歳女児の母)
子どもの体調不良による欠勤や早退に対応するのほぼ100%私。時短勤務の中で時間内に仕事をこなすのが大変なので、子どもの体調が怪しいときはいつ保育園から呼び出しをされてもいいように、翌日以降の仕事もできるだけ片付けるようにしています。(会社員・36歳・6歳、3歳女児の母)
子どもの体調不良で休まざるを得ないとき、お客様やスタッフには申し訳ないですが、子どもと過ごせる時間がつくれた、と開き直ります。子どものイベントなどで依頼された仕事に対応できないときも、今の自分には力が足りなかったんだ、とこれまた開き直る(笑)。子ども関連で仕事に影響するときは、いい意味で開き直ってポジティブに乗り切ります!(サロン経営・36歳・9歳男児の母)
仕事と育児のバランスがとれない
ママだけが、仕事と育児の折り合いをつけなきゃいけないの?【ワーママvsワーパパの心の叫び座談会vol.5】
仕事と育児のバランスがとれないことも、働くママの悩み。仕事も育児も、自分の予定通りに進行するとは限りません。思わぬ残業で帰りが遅くなり、家事がおろそかになるだけで家族に対して申し訳なさを感じてしまう人は少なくありません。逆に子どものことに気をとられ、仕事に集中できない日も…。
専業主婦としてがんばっている友人を見ると、「あんな風に、育児や家事に時間も気持ちも全力投球したい」と思い、バリキャリで奮闘している友人を見ると、「あんな風に、バリバリ働いてキャリアアップしたい」と思ってしまう。結局、仕事も育児も中途半端だな…と、自分の進むべき道を今だに迷うことがあります。(IT関連企業広報・39歳・6歳女児、3歳男児の母)
自分の時間がなかなか持てない
仕事と育児で、自分の時間が取れない! 忙しくても時間を確保するコツは? 【登坂アナになんでも聞いてみよう】
働くママは朝起きてから寝るまで、分刻みの毎日を過ごしています。しかもその大半が家族と仕事のための時間で、自分の時間はほとんどありません。夜に好きなことをしたいと思っていても、疲れて子どもと一緒に寝てしまったり家事が残っていたりすると、自由な時間を過ごすことは難しいものです。1日があっという間に過ぎていき、時間的なゆとりが少ないのも共通します。
平日は仕事と家事に加え、子どものお世話で手一杯。家族が寝静まったあとは、やり残した家事や仕事、明日の準備など、タスクを終える時間に当てることがほとんどです。休日のショッピングも目的のもののみ購入して終了…。時間を気にせずゆったりショッピングを楽しむ、なんてことをしたのは産後数回程度です…(泣)。(ライター・38歳・7歳・2歳男児の母)
仕事と育児を両立するためのコツ
働くママ50人に聞きました!「息抜きするための根回しテクニック」4選【ワーママ息抜きマニュアル】
働きながら家事と育児をこなすのはとても大変なことですが、頑張るママの姿は、子どもの目にもきっと頼もしく映ることでしょう。最後に、働くママたちが実践している仕事と育児を上手に両立させるコツを紹介します。
すべてを完璧にこなそうとしない
働く女性100人に質問!自分に自信がないと感じることはある?体験談と対処方法まで紹介
仕事も育児も家事も、すべてを完璧にこなそうとすると、うまくいかないときに自分に自信を失くしてしまうことがあります。仕事と育児のバランスがとれないと感じるのも、自分の理想の完璧さを求めてしまうからかもしれません。
しかし子どもが小さいうちは、予定が狂うのは日常茶飯事です。子どもに振り回されて何もできずに終わる日もあります。1日くらい部屋の掃除をさぼっても、夕飯のおかずがスーパーの惣菜でも、生活に支障をきたすことはありません。優先順位をつけ、ほどよく手抜きすることも長続きさせるコツです。
お昼は保育園でバランスのいい食事を摂れている…!と割り切り、夕食は無理をせず、時間がないときは外食で済ませます。なんでもひとりでこなそうと思わず、仲のいいママ友と助け合ったり、ときには周囲に甘えることも自分の心身の健康を保つためには必要だと思っています。(事務職・38歳・9歳・6歳女児の母)
「○○しなければならない」をやめる。法律を犯さないこと以外、絶対にやらなければならないことはほぼない(笑)!どうにかなるさマインドで自分にできないことは夫や祖父母、同僚や上司など、今誰が対応できる…?と気楽な気持ちで考えます。(会社員・38歳・5歳女児、2歳男児の母)
便利な家電やサービスを活用する
家事代行サービス〝タスカジ〟の疑問&不安に、「作り置き」の伝説の家政婦・Kotoさんが答えます!
時間が足りなければ、便利な家電やサービスを活用して家事の時間を減らしましょう。家事の時間を子どもや自分のために使うことができ、気持ちに余裕が生まれます。近年は食洗機、ロボット掃除機、乾燥機付きの洗濯機など共働き家庭をターゲットにした便利な家電が続々と登場しています。
便利なサービスでは、ネットスーパーや家事代行が人気です。特にネットスーパーは買い物に行く時間を節約できるだけでなく、重い荷物を抱えて移動する必要もないため、保育園からの帰りも身軽になります。面倒な家事は便利な家電やサービスにお任せすることがおすすめです。
外食や調理家電など、お金で解決できることは潔く金銭を払って解決!(会社員・39歳・12歳・9歳男児、5歳女児の母)
週一で宅配を利用しています。水やビール、オムツなどの重たいもの、かさばるものはすべて宅配。スーパーではなかなか買えない無添加の調味料や加工食品なども一緒に購入できるので、かなり重宝してます。炒めるだけのミールキットも合わせて購入し、1週間の疲れが出る金曜日などはラクします!(自営業・40歳・9歳・3歳男児の母)
家族や支援サービスなどのサポートを受ける
ベビーシッターに習い事をお願いしたいママ急増中! 豊富なプログラムがそろう「ポピンズ100」ってなに?【シッターサービス最前線・2】
育児に関しては、家族や行政の支援をあおぐことも大切です。パパはもちろん、近くに住む両親や兄弟姉妹にも相談して、いざというときは子どもを預かってもらえる態勢を整えておきましょう。家族に頼れないときのために、自治体の育児支援サービスに登録しておくとより安心です。
「ファミリーサポート」や「保育ママ」などのサポート制度を整備している自治体も多く、保育園のお迎えや習い事の送迎、ママが帰ってくるまで子どもと過ごしてもらうなど、さまざまなニーズに対応しています。自治体が運営しているため、ほとんどの場合民間の保育サービスに比べて安価で利用できるのもポイントです。
両親が遠方に住んでいることもあり、身内に頼れないので育児、家事は夫婦で完全分担。それでもまかなえない部分はシッターさんやファミリーサポートを依頼するなど、アウトソーシングで対応します。長男の妊娠中から産後1年くらいまでは長女の登園、お迎えをファミリーサポートに依頼していました。わが家の日常にはない、「今日はばあばがお迎えなの〜」なんていうフレーズがうらやましい…(泣)。(メディア関連会社勤務・41歳・5歳女児、1歳男児の母)
しんどいときは無理をせず、夫など周りの人を頼ります。忙しい時期は長男の習い事や歯医者の送迎などをファミリーサポートにお願いすることも。そして、大変なときはとにかく家事をしない!土日は料理をしないと決めています。夫がつくったり、デリバリーや外食、ミールキットをうまく利用して、料理や洗い物はせず、自分の負担を減らします。朝の登園も夫が担当。次男はまだ夜中にミルクで起きるので、寝不足が続いたときは夫に任せて私はひとりで寝させてもらうこともあります。無理をすると結果的に家族にあたってしまうので、やりたくないときはやらない!と決めました。(ライター・5歳・0歳男児の母)
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