【薄】ヒントは植物・地名!
9月~10月頃になると外で見かける【薄】は、高さがだいたい1.5メートルほどの多年草。
細くて長い茎の先に、白っぽい葉が枝分かれしてふさふさと揺れています。
この漢字の読み方は植物だけではなく地名にも使われており、出身の方や訪れたことのある方はすぐに分かったかもしれません。ヒントは北海道。
分かりましたでしょうか?
正解は…
【すすき】
でした!
【薄:すすき】
1.イネ科の多年草。山野に群生し、高さ約1.5メートル。秋、茎の頂に十数本の枝を出し、黄褐色から紫褐色の大きい花穂をつける。これを俗に尾花といい、秋の七草の一。葉・茎を屋根をふくのに用いた。かや。
2.紋所の名。1の穂と葉を図案化したもの。
ヒントに出ました北海道の地名は【薄野】。これで「すすきの」と読みます!
【薄野:すすきの】
札幌市中央区の繁華街。狸小路に隣接し、飲食店が多い。
~【薄】を使った慣用句~
【薄】という字を使った言葉は他にもたくさんありますが、今回は【薄(すすき)】が使われている慣用句を紹介します!
【薄の穂にも怯(お)ず】
ほんのわずかなことにもびくびくすることのたとえ。
(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
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