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LIFESTYLE シングルマザー・再婚

2020.10.14

仮面夫婦が10年越しの離婚!子供たちの本音は?〜マミさんの場合vol.3【バツイチわらしべ長者】

 

「バツイチ」という離婚経験者たちは、ある意味、喪失を乗り越えてなお強く生きるサバイバー。「子供が成人したら離婚しよう」と夫と話し合い6年間の仮面夫婦生活を続けたマミさんの物語、第三回。

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仮面夫婦の家庭で育つ子供たちの本音は?

娘たちが小4のクリスマスに「子供たちが成人したら離婚しよう」と宣言されてしまったマミさん。

そこからはひたすら召使いのようにこきつかわれ、ご飯を作っても気に入らないと食べなかったり、嫌味を言ってきたり。

前回のお話▶︎「10年後に離婚しよう!」夫の突然の仮面夫婦宣言に妻は?

ところで、私がいつも気になるのが、そんな仮面夫婦の空気の悪い家庭で育つお子さんたちの気持ち。

さかい:お子さんたちは、そんなお父さんを見てどう思ってたんですかね?

マミさん:子供たちはパパ大っ嫌いみたい(笑)。みんな夕飯は早めに食べてすぐ2階の部屋に上がっちゃう。パパに会いたくないから。

大学教授との不倫が束の間の癒し!

そんな生活がしんどくて働きに出たマミさんは、職場で出会った大学教授と不倫の関係に。その相手は女好きでほかの女性とも浮気しまくっていて、マミさんと会うのは2か月に一回。奥さんとは大学教授としての社会的信用を得るためだけに結婚したとうそぶいていたと言います。

それが本音かどうかは別として、女性側の立場から言わせてもらうと、ほんと、こういう人は結婚せずに独身でいて欲しい。それかお互い浮気オーケーな相手と結婚すれば誰も傷つかずに済むのに、浮気者に限って一途な配偶者と結婚しているのはなぜなんだ(怒)。まあ、マミさんも不倫している立場なんでこちらはお互い様なんですけどね。

さかい:夫とは夫婦生活はなかったんですか?

マミさん:一切ありません。でも向こうの浮気はなかったと思います。ケチだし、あと、自分の悪口を言われてるんじゃないかって気にして、仕事が終わったらすぐに家に帰って来ていました。

結局、息子が大学進学で地方に行くことになったタイミングで、マミさんは子供たちを置いて実家に戻り、離婚調停がスタート。その間は、週に一度娘たちに会いに行く生活を続けていました。

しかしここで夫のドケチぶりがさらに発覚します。

年収1500万円なのに貯金額はたったの300万円!?

大手企業の研究職ののちに、ヘッドハンティングされて外資系企業に勤めていた夫の給与額をマミさんは一度も知らされたことがなく、別居中の婚姻費用を計算する段階になって、初めて夫の年収が1500万円あることを知りました。

マミさん:調停が長引いたのは、財産分与で揉めたからなんです。夫はかなり節約して貯金が貯まっているはずなのに、貯金が300万しかないと言い張る。その隠し口座を探すのに時間がかかりました。結婚する際に、結婚前の貯金から、私も300万円出していたのでそれを返して欲しかった。

結局隠し口座を発見することは出来ずに、1年半がかりの離婚調停でマミさんが手に入れたのは、夫の300万円の貯金の半分の150万円と、家を売って得た金額の半分、そして月々支払われる養育費のみ。こういう事態になってもお金を持って行かれないよう、周到に用意していたということなのでしょうか。

そしてこれもモラハラ夫によくあることのようなのですが、彼らはプライドが高く、別れる妻への嫌がらせのように、親権を自分が取りたがる。

マミさん:これに関しては弁護士が優秀な方だったので、子供たちの意見を書かせて提出したり、色々対策をしてくれて、何とか私が手に入れることができました。

47歳にしてようやく離婚が成立したのですが、ここからマミさんはスピリチュアルと不倫に傾倒し始めるのです。「今がいちばん幸せ」と言うマミさんの、不倫相手とのパートナーシップについては次回に続きます。

インタビュー・文

さかい もゆる

出版社勤務を経て独立。と思った矢先、離婚してアラフォーでバツイチに。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛けるフリーランスエディター。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。

 

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