かかとを温める
夏場は湯船に入らず、シャワーだけという人もいるのではないでしょうか?しかし、硬くなったかかとを柔らかくするには、かかとを温めるのが効果的。そのため、40℃程度の湯船につかるのがおすすめです。湯船につかると体全体が温まり血流がよくなるため、肌のターンオーバーが促進される効果も。肌のターンオーバーが正常になれば、硬くなったかかとの古い角質がはがれやすくなります。湯船にゆっくりつかる時間がないときは、足湯を。足湯ならテレビを見ながらでもできるため、忙しい人でも気軽に試せるのがメリットです。
やすりや軽石などで角質を取り除く
入浴や足湯で角質を柔らかくしたら、やすりや軽石で古い角質を取り除きましょう。やすりは粗い面と細かい面が付いているタイプを使うと、スムーズに取り除けます。まず、粗い面で全体に優しくこすり、ざっと角質を取り除きます。次に、細かい面を使って丁寧にこすっていきましょう。ポイントは、皮膚に傷を付けないよう優しく丁寧に行うこと。皮膚への過度な刺激が、角質をさらに厚くしてしまう原因になりかねないためです。また、入浴中のかかとが濡れた状態で処理するのもおすすめしません。濡れていると滑りやすく、意図せずに削りすぎてしまい、肌を傷めてしまう可能性があります。水気を取ってから行いましょう。
クリームで保湿をする
不要な角質を取り除いた後は、十分な保湿を。尿素やシアバター入りのクリーム、ワセリンなど保湿力の高い成分が含まれているクリームで乾燥しないようケアをします。べたつきが気にならない人は、保湿効果のあるオリーブ油や馬油なども使えます。水虫などの感染や雑菌を予防したい人は、殺菌作用のあるクリームと保湿用クリームを併用するのがおすすめです。容器はジャータイプ・チューブタイプ・スティックタイプがあるので、自分好みのタイプをチェックしてみてください。香りにこだわれば、塗る度にほのかな香りに癒され、リラックス効果も期待できます。
マッサージをして血行を促す
クリームで保湿をするときに、マッサージをするのも効果的です。血行がよくなり肌のターンオーバーが促進されます。2分程度で終わる簡単なマッサージ方法を紹介します。
まずはじめに、両手で足の甲に大きい円を描くイメージでもみほぐします。次に、足の指の付け根から指先、指先から付け根に向かって指を滑らせるようにマッサージしましょう。最後に、それぞれの指の間も円を描くようにマッサージします。
指で足の甲や裏などのツボを押すのもおすすめ。ツボの位置が明確に分からなくても、押してみて軽い痛みがある部分を数秒押すだけでも効果が期待できます。
こんなかかとケアはNG
「ケアしているのに一向に改善しない」という人は、間違ったかかとケアをしているかもしれません。症状を悪化させてしまわないためにも、ありがちなNGケアを把握しておきましょう。
無理やり角質をはがすのはダメ
夏は素足でいることが多いため、人目に付くかかとのガサガサが気になるもの。しかし、早くきれいにしたいからといって、めくれている部分を無理やりはがすのはやめましょう。無理やりはがすと、正常な皮膚までめくってしまい、皮膚に傷がついてしまいます。場合によっては、表皮の奥の真皮まで傷めてしまいかねません。皮膚が傷つくと痛みを伴い、歩く度に激痛がはしる可能性もあります。皮膚が刺激されることで防衛本能が働き、皮膚がさらに厚くなってしまうことも考えられるので、無理にはがさないことが重要です。
削りすぎに注意
きれいなかかとを保つには、こまめなケアが大切です。しかし、やすりや軽石などで削りすぎてしまうのは逆効果になります。かかとの皮膚が硬くなる理由の一つは、さまざまな外的刺激から皮膚を守ること。そのため、やすりや軽石で頻繁に削りすぎて刺激が加わることで、さらに角質が厚くなったり硬くなったりしてしまうのです。これでは悪循環で、いつまで経っても症状が改善されません。やすりや軽石でかかとのケアをするときは、さっと洗い流せる入浴中に行う人も多いのではないでしょうか?しかし、足が濡れた状態で行うと削りすぎてしまうというリスクがあります。入浴後のしっかり肌が乾いた状態でケアするなど、ケアを行う際の肌状態にも注意することが大切です。
かかとのガサガサを予防するには
正しいケアでつるつるのかかとになっても、予防をしないとまた元の状態に戻ってしまうことも考えられます。正しいケアで予防をし、1年中つるつるのかかとで過ごしましょう。
合わない靴を長時間履かない
かかとは全体重を支えるところで、過度な衝撃や圧力が掛かっています。そのため、合わない靴を長時間履いていると、さらに負担が掛かり、かかとが硬くなったり荒れたりする原因に。合わない靴というのは、サイズだけではありません。程よいクッション性がないことやヒールの高さなども関係しています。靴を選ぶ際は、自分の足にしっかりフィットする物を選ぶことが大切です。夏場のサンダルやミュールにも気を付けましょう。かかとがむき出しになるため、冷房などによって肌が乾燥しやすくなります。さらに、冷気で冷えると血行が悪くなり、乾燥の悪化につながる可能性もあるので夏場の靴選びもチェックポイントです。
入浴後・保湿後は靴下を履く
かかとにクリームを塗った後に、靴下を履いて寝るのもおすすめ。より高い保湿効果が期待できるため、しっかりと潤いを持続させることができます。靴下を履けば、クリームの代わりにオリーブ油などを使用しても、布団に付いてしまう心配がないのもメリットです。入浴後に限らず、普段から靴下を履いていると乾燥や冷え対策に。また、外的刺激から皮膚を守ることもできます。足の蒸れが気になる人は、5本指タイプの靴下や蒸れにくい素材の靴下を選ぶとよいでしょう。
ガサガサかかとにおすすめのクリーム
クリームの種類がたくさんありすぎて、どれを選べばよいのか分からないということもありますよね。そこで、ガサガサを解消してくれるおすすめのクリームを二つピックアップしました。
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ドランク エレファント ワンダーワイルド M バター
植物由来バター(マルラバター、クプアスバター、シアバター)、植物由来オイル(メドウフォームオイル、ペポカボチャオイル、グリーンティーシードオイル)を配合し、肌表面に保護膜を作って潤いを閉じ込めて、すこやかな肌に導きます。
▲ドランク エレファント ワンダーワイルド M バター 52.8g ¥4,840
「ニベア ロイヤルブルーボディクリーム うるおい密封ケア」
ニベアの最高保湿シリーズ*「ロイヤルブルー」シリーズ初のクリームタイプは、ふわっとした質感ながら指ですくうともっちりとした独特な感触。乾燥によりごわつき、かさつきがちな肌にクッションのように厚みを持ちながらすっととろけるようになじみ、とどまって密着。乾燥が特に気になる箇所や、ひじ・かかとなどの集中ケアにもおすすめです。夜のケアで翌朝までうるおいが続くほか、抗炎症成分のグリチルリチン酸ジカリウム (有効成分) 配合で肌荒れやひびを防いでくれるのもうれしい。
▲ニベア ロイヤルブルーボディクリーム うるおい密封ケア (医薬部外品) 160g ¥1,760 (編集部調べ)
WHBコウンバルフットクリーム
▲WHBコウンバルフットクリーム Qoo10などのオンラインで販売
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