この秋は、足元〝ちょい重〟トレンドに、乗り遅れ注意報!?
極端な話、ここ数年の間、洋服のトレンドに大きな変化はなく、ゆるっとした傾向が継続中。
コートはどんどん長く、スカートはどんどん広がっていく。だとしたら、靴がそのままってかなり問題なはず。今、私たちが見直すべきは足元のボリュームなんです!
足元〝ちょい重〟に効果的なブーツはこの3タイプ!
1:〝ちょい重〟でも美脚度を発揮!「ストレッチブーツ」
つま先から足首上までフィットするから、脚全体がすっきり見える。このブーツは、二重になったストレッチ素材が、実際に足を入れると筒の部分がクシュッとなってかっこいい。スクエアトウなのも今どき。
靴[ヒール4.5㎝]¥117,000(ジャンヴィト ロッシ ジャパン〈ジャンヴィト ロッシ〉)
2:きちんと感のある着こなしにぴったり「メンズ系ブーツ」
デザイン自体がラフではないので、ブーツでも比較的カジュアルさは軽減。ローファーの冬バージョンといった存在になりそう。ニュアンスのあるボルドーカラーも上品。内側には着脱用のジップ付き。
靴[ヒール2.5㎝]¥99,000(トッズ・ジャパン〈トッズ〉)
3:新鮮味のあるフォルムは注目度No.1!「ルーズフィットブーツ」
筒が太い、ブーツ界の新星。トウは尖っているのでだらしない印象はなく(ヒールも華奢系が中心)、むしろ洗練されたフォルムが、いつもの着こなしをアップデートしてくれる。おしゃれ最先端を狙いたいならこれ!
靴[ヒール6.5㎝]¥62,000(フラッパーズ〈ネブローニ〉)
この秋、足元〝ちょい重〟トレンドにはブーツが必要です!座談会
座談会メンバーはこの3人!
本誌カバーモデル 望月芹名さん
実はブーツ好きで「Tシャツにも合わせたい!」と豪語。1歳女の子のママ。
本企画担当スタイリスト 難波洋子さん
美しい配色のスタイリングが得意。ブーツはショート派だけど、今年はバランスが変わっているので買い足す予定。3歳女の子のママ。
本企画担当エディター 湯口かおり
本誌エディトリアルディレクター。昨冬ショートブーツの便利さに気づき、本誌で紹介しなかったことを後悔。今回その雪辱を果たす。
湯口 今回「足元〝ちょい重〟トレンド」という特集なんですが、まあ言ってしまうとショート(ときどきミドル)ブーツのことで。
難波さん(以下敬称略) ここ数年、 洋服にボリュームが出ている分、足元も更新しないとバランスが取れなくなっていますよね。
芹名さん(以下敬称略) 私はトレンドに関係なくブーツが大好きで。秋の始まりとともに、すぐさま着こなしに取り入れてます。
湯口 春夏はスニーカーやスポサンで今っぽいバランスに仕上げていたのを、 秋冬はブーツにスライドしたらどうかと。黒のハイカットスニーカーの代わり、みたいなイメージでしょうか。
難波 なるほど。実は私、最近スニーカーはあまり履かなくなって。
芹名 え、どうしてですか?
難波 洋服がカジュアルなので、足元もラフだと抵抗があるんです。だけど足元は〝ちょい重〟にしたいから、 ローファーを駆使していました。秋はブーツも履くと思います。
芹名 私は普段、とにかくよく歩く んですね。以前はパンプスも履いていたけれど、子どもが生まれたこともあり、安定感が必要になって。ブーツなら、きちんと見えつつ足元はしっかりするので便利です。
難波 特に今季のブーツは、ヒールがあっても、チャンキーヒールのような太めが主流なので、歩くのにストレスの少ないものが多いですよ。
湯口 それはありがたい!スニーカーでは通勤できなくても、ブーツならOKという人もいるでしょうし。ほかに今季のブーツ事情って、どんなことが挙げられますか?
難波 足首上〜ふくらはぎの丈が多いですね。以前のブーティとは違って、もう少し長め。あと筒が太くなっているのも目新しいところで。今回も〝ルーズフィット〟というデザインで紹介していますが。
芹名 確かに、筒が太いだけですごくモード感が高まりますね。
湯口 昨秋から登場はしていたけど、ここへきて人気爆発!の予感。
難波 どのセレクトショップでも見かけるデザインです。
湯口 あと便利そうと思うのが、乗馬ブーツを短くしたような、メンズライクなデザイン。きちんと感もあるし、取り入れやすいのでは。
芹名 バックルやサイドゴアなど、デザイン性があるので着こなしも決まりやすそうです。
難波 たとえヒールがなくても、カジュアルになりすぎずいいですよね。今季っぽいクラシカルな着こなしとも相性がいいですよ。
湯口 女らしい着こなしが好きな人には、足首にフィットするストレッチブーツがおすすめですね。
難波 ソックスブーツとも呼ばれるとおり、足首への負担がないのは何よりワーママにはうれしいポイント。そういえば、今回リースに回って気づいたのは、着脱が楽なブーツが増えたこと。レースアップでもちゃんとジップが付いていたり。そのあたり、ちゃんと気にして選びました。
芹名 さすがリアル・ワーママ!子どもが小さいと、靴の着脱は大きな課題ですもんね。
湯口 今回は、スタイリングもほとんど迷わなかったとか。
難波 実は洋服自体は、パンプスでも成立するくらいきれいめなんです。だけど足元をブーツにするだけで、一気に今どきに!
芹名 確かに!ジャケットスタイルも洗練されて見えます。
難波 どれか一足あると、本当に便利だなーって。よりわかりやすく、編集上はブーツとボトムを組み合わせていますが、極端にいえばどの着こなしにも合うくらい(笑)。
湯口 パンツにだって、すそをかぶせて履いていい。そのくらい今季のブーツは万能性がありますよね。
芹名 そう聞くと、今すぐ新しいのを買わなくちゃ!
※この特集で使用した商品についての問い合わせ先はこちらのページにあります。
※この特集で使用した商品の価格はすべて、本体(税抜)価格です。
Domani12/1月号『この秋は、足元〝ちょい重〟トレンドに、乗り遅れ注意報!?』より
撮影/小林美菜子 スタイリスト/難波洋子 構成/湯口かおり 再構成/WebDomani編集部
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