【目次】
エナジーブランディング vol.7:
ヒトにも環境にも優しい。梅雨シーズンにおすすめな「サービス」&「傘」
新連載「エナジーブランディング」は、ブランディングコーチ大島文子が週イチでお届けするコラム。毎日を忙しく過ごすWEB Domani読者のエナジーチャージにお薦めしたい、サービスや商品を紹介します。今週は梅雨シーズンにきっと役立つ雨対策・傘対策を紹介します。
傘を忘れてばかりの晴れオンナがお薦めする「サービス」と「傘」とは?
梅雨シーズンが到来です! 実は私、最強「晴れオンナ」を自称していて、大切な撮影やイベントの日に雨はほとんど降りません。その驕りがあり念のために傘を持ち歩くことが苦手です。そしてまた良く傘を置き忘れる。忘れやすいから安いビニール傘を買い、また忘れるの悪循環。昨今、ビニール傘やビニール袋などのプラスティック汚染が大きな問題となっている中、これではダメだと反省しています。
そこで今回は、環境にもヒトにも優しい傘のシェアリングサービスと、手ごろでも大切に扱いたくなる(紛失しにくい)傘のお薦めブランドを紹介します!雨の日も新しいサービスやお気に入りの傘で、気分を上げて!地球にいいコトもちょっと考えながら過ごしませんか?
傘を持ち歩かなくてもOK!“傘のシェアリング”サービス「アイカサ」
こんな傘のレンタルスポット、見かけたことありますか?「アイカサ」は、2018年からサービスが始まった傘のシェアリングサービス。この春、都内山手線全駅に設置されるなど、首都圏・関西エリアを中心にレンタルスポットが広がっています。突然の雨でもビニール傘を買わずにアイカサで傘を借り(24時間70円)、雨が止んだ際には最寄りのスポットに傘を返却すればOK。
傘をシェアし、使い捨て傘ゼロを実現する社会づくりをミッションにしているサービスだそうです。日本全国で年間約8000万本も消費される使い捨てのビニール傘の消費が減り、CO2削減や海洋プラスチックゴミの削減になる「アイカサ」。ぜひ公式サイトかアプリで、お近くのレンタルスポットを探してみてください。
私は、週一で通う永田町のオフィスビルと自宅最寄り駅にスポットがあり、アプリを携帯キャリア払いにして便利に使わせてもらっています。最近は「エリア別天気予報」も通知される便利なアプリ、お近くにアイカサスポットを見つけたら、ダウンロードしておくことをお勧めします。
▼アイカサ利用方法 (首都圏・関西・名古屋の通信式カサ・スポットの場合)
<リース方法>
1. アプリをダウンロードし支払い方法等を登録する。
2. アプリで近くのスポットを探す。
3. スポットでアプリの「借りる」をタッチ。
4. スポットのQRコードを読み込む。
5. 認証され、スポットのロックが外れるのを待ち、好きな傘を取り出す。
☆その際、いろいろな柄の傘がある場合もあるので要注意! 傘を借りて開いてから柄に気が付いても遅いです(笑)。ウチの近所のスポットは「港区プリント」の傘がいっぱいです^^;
<返却方法>
1. スポットのアプリ「返す」をタッチ。
2. スポットのQRコードを読み込む。
3. 認証され、スポットのロックが外れるのを待ち、傘を差し込んで返す。
4. 返却されたことがアプリに通知される。
▼返却後にこんなメッセージが。1回「アイカサ」を使うと約692gのCO2削減に繋がるようです。
〜 お気に入りの傘があれば、傘は失くならない 〜
傘を持ち歩かないだけでなく、傘を置き忘れることも多かった過去の私。まだ自覚がなかった若いとき、パリで憧れブランドでの傘を購入し、その日のうちにタクシーのドアに挟んで持ち手を壊した末、地下鉄に置き忘れた経験もあります(涙)だから高価な傘は持たない→安い傘を買う→すぐ置き忘れる… 本当にダメダメですよね。最近はお手頃でも大切に使いたくなる「お気に入り」の傘を買い求め、大切に愛用するよう心掛けています。
SMATI|RE-PET MINI/2,970円(税込み)
愛用傘の一つが、レイングッズメーカー株式会社ビコーズのブランドU-DAY「RE-PET」ミニ。世界中から回収した廃ペットボトルを再資源化し、織り上げた生地を傘として再び社会に送り出す取り組みです。3本の廃ペットボトルで1本の傘ができるそう。
環境への思いを込めた4色のネイチャーカラーから、私はオーシャンブルーをセレクト。UVカット率98%以上と高い機能性で雨でも晴でも使えます。さすが専業メーカーの傘だけあり、サステナブルな視点だけでなくグラスファイバー骨を使用した作りも軽く、風に強く壊れにくい構造になっていて安心です。
SMATI|ドーム型ビニール傘(※値段は販売サイトによって異なります)
もう一つのお薦めが、Amazonで見つけたフランスのブランド「SMATI」のドーム型ビニール傘です。 これも親骨がグラスファイバーで出来ていて、しっかりとした作りの傘ですが、何よりこのドーム型が可愛い&濡れにくい。そして、シンプルな透明POEによるドーム型なので視界が良好なのが最高です!
この傘もビニール傘だけど、実はもう数年も使っています。気に入っているからか置き忘れることなく使い続けている。結局、置き忘れるということは、大切に出来ていなかった証しなのでしょう。コンビニやキオスクが街中にあり、雨が降り出せばどこでもビニール傘を購入できる日本の街。傘は消費財として使い捨てられできました。
限られた地球資源を大切に、すべてのゴミも資源としていくこれからの未来。そう思うと、プラスチック・ビニール製品の「使い捨て」はNGですよね。私たちが出来ることを一つ一つ、トライしてみませんか。梅雨、台風、秋雨と傘との付き合いが続くこれからの季節、お気に入りの傘やシェアサービスを見つけて、地球に優しい雨対策を。
トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com
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ブランディング コーチ
大島文子
ファッションや百貨店、化粧品、ライフスタイル雑貨などのブランディング支援、PRや販促を中心に活動している。6年前に(株)ブルーム&グローという会社を起業。
Oggi.jpにて連載していた「ブランディング仕事術」はこちら