「本当は俺なんかといちゃいけないんだよね」〜夫からの衝撃の告白〜忍さんの場合Vol.2 | Domani

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WOMENバツイチわらしべ長者

2021.06.09

「本当は俺なんかといちゃいけないんだよね」〜夫からの衝撃の告白〜忍さんの場合Vol.2

「バツイチ」という離婚経験者たちは、ある意味、喪失を乗り越えてなお強く生きるサバイバー。アダルトチルドレンの初カレと結婚したら、ギャンブル依存症だった事実が発覚。バツイチになった忍さんの物語、第二回。

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同僚男性からの突然の告白で離婚を決意!

前回のお話▶︎初カレと結婚したら、自己破産寸前のパチンコ依存症だった話

高校時代にバイト先で知り合った初めての彼氏と、同棲後そのまま結婚。約7年間の交際期間を経てからの結婚だったのに、夫Aさんのパチンコ依存と借金には気づかなかったという忍さん。

さかい:それまでの生活費はどうしていたんですか? 

忍さん:彼の勤務先の社宅に住んでいたので家賃は彼持ち、生活費は毎月2万円しかくれなかったので、たしかに「少ないな」とは思っていたんですが…。夫婦別財布だったのも良くなかったみたいで、そこまで借金があることには気づきませんでした。結婚前に借金があったことは知っていたのですが、そのときは「おばあちゃんの入院費用のためにお金を借りた」と言ってたんです。でもそれも全部嘘で、実際はパチンコ依存で全てパチンコ代に消え、お金がなくなると消費者金融に借金してまでまたパチンコに出かけていたみたい。

事実がわかったのは、結婚2年目で、忍さんが会社の同僚男性に告白されて離婚を決意してからのこと。

忍さん:その同僚は、私が結婚しているのを知った上で、「気持ちを伝えたい」と告白してくれたんです。特に仲がいいわけでもない相手で、嬉しいと同時にびっくりして、ちょっとしたパニック状態に。それまで自己肯定感が低くて、「私なんかを好きになってくれるのは夫くらいしかいない」と思い込んでいた私にとって、自信が持てた出来事でした。「あ、これなら私、離婚しても大丈夫かも」と思えたんです。

同僚の告白がきっかけで、長年違和感を抱きながらも「男の人ってこんなものなのかも」と思うようにして結婚生活を続けてきた渚さんは、Aさんに離婚を切り出しました。

「離婚したい」と伝えた忍さんに、「本当は忍は俺なんかと一緒にいちゃいけないんだよね」と話し出したAさん。

自分が実はパチンコにお金を注ぎ込んでいて、今まで何百万円以上もの借金を繰り返していることを告白されたのです。

ここまでお話を伺っていて私が気になったのは、Aさんが育った家庭環境のことでした。アルコール依存症と同じように、ギャンブル依存症も脳の病気であり、親から遺伝するものだと聞いたことがあったからです。

忍さん:彼のお父さんもギャンブル依存症で、家にお金を一切入れなかったそうです。当然、お母さんとは不仲。彼の家庭はすごく複雑で、7人兄弟の2番目なのですが、お姉さんは別の父親の子供だったり、兄弟が施設に入ったり、様々な問題を抱えていたようです。私も過干渉の母親との関係に子供の頃から悩んでいたので、そういう彼の境遇に引くのではなく、むしろ「この人なら私の闇も理解してくれる」と思ってしまったのが、彼に惹かれた理由の一つだった気がします。

さかい:過干渉の母親ならば、そういう家庭環境で育った相手との結婚には反対しそうな気がしますが、その辺はどうでしたか?

忍さん:同棲するときは、とにかく母親と離れたい一心で家を出たので、親の意見など聞かずに一緒に住み始めたんです。そこから7年も経ってからの結婚だったので、それについては特に何も言われませんでした。

お互いにアダルトチルドレンの心の傷がわかるもの同士惹かれ合い、癒し合う。それが忍さんとAさんとの関係で、お金で不審な点があったり嘘をつかれたりしても、忍さんにとっては常に心の支えになってくれたのがAさんだったのです。

忍さん:職場での人間関係に悩んで泣きながら家に帰ったりしても、彼は話をちゃんと毎回聞いてくれる。そういう優しいところがあったからこそ、「この人がいないと生きていけない」と思ってしまっていました。

生まれて初めて自分の居場所を与えてくれたAさんとの結婚生活を、忍さんは離婚したあとも後悔はしていないと言います。

忍さん:私に自信を与えてくれたのは、彼が愛してくれたから。一緒に過ごしたことで、精神的にすごく変われたと感じているんです。

傷があったからこそ癒し合えたけれど、Aさんの傷=ギャンブル依存症のほうが大きくて治ることがなかったために、一緒にいられることができなくなってしまった、ということなのでしょうか。そう考えると、何だか切ないですね。

その後、協議離婚が成立し、忍さんは告白してくれた同僚男性と交際するのですが、バツイチになってからの恋愛事情については、次回に続きます。

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インタビュー・文

さかい もゆる

出版社勤務を経て独立。と思った矢先、離婚してアラフォーでバツイチに。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛けるフリーランスエディター。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。

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