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LIFESTYLE シングルマザー・再婚

2021.06.13

既婚者の私に告白してくれた同僚と付き合ったけれど…〜忍さんの場合Vol.3

「バツイチ」という離婚経験者たちは、ある意味、喪失を乗り越えてなお強く生きるサバイバー。ギャンブル依存症の夫と別れ、恋愛を模索するバツイチ、忍さんの物語、最終回。

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離婚後、恋愛が上手く行かずに悩む日々

前回のお話▶︎「本当は俺なんかといちゃいけないんだよね」〜夫からの衝撃の告白

高校時代に初めて付き合った、ギャンブル依存症(後に発覚)の夫以外には愛されないと思い込んでいた忍さんに、既婚者だと知りながらも告白してくれた同僚。それが、夫と共依存関係に陥っていた忍さんに自信を与え、離婚に踏み切るきっかけとなりました。

さかい:離婚したあと、その同僚男性とお付き合いしたんですか?

忍さん:はい。告白されて約1か月後に離婚が成立したので付き合ったのですが、半年くらいで別れてしまって。

さかい:同じ職場で付き合って別れるって、気まずくなかったですか?

忍さん:それが、明るい職場で向こうも「結婚してたけど好きになっちゃって、離婚したから付き合ったけど上手く行かなかったわ〜〜」と社内の人たちにオープンに言えちゃう環境なんで、周りも「残念だったね〜」くらいの反応で、特に問題ありませんでした(笑)。

その後は、マッチングアプリに登録して出会ったマスコミ勤務の男性と付き合うも、彼が忙しくなり半年で破局。次は男友達に告白されて交際したら、「思ってたのと違う」とフラれ…。と、恋人ができても半年以上長続きしたことがないそう。

忍さん:前の夫とは17歳のときから一緒にいて結婚したので、恋愛が上手くいかなくて悩むのは初めての経験。どうしていいかわからず、Twitterで恋愛系のアカウントを読みまくってます。

私も元配偶者とは社会人になってから初めて付き合い、そのままスムーズに結婚。約16年一緒にいた後にバツイチになり、いわゆる大人の恋愛の仕方が全くわからなかったので、忍さんの心境、わかる気がします。わからなすぎて研究したくて、こうして人様の離婚経験談を取材するようになったので、本当に、人生、何が転機になるかわかりません。

「理想は私の男友達と一緒に飲める人」

話が脱線いたしましたが、バツイチになったことは、忍さんにとって恋愛の障害になっていたりするのでしょうか?

忍さん:離婚したのは27歳のときで仲間内では初のバツイチでしたが、特に気にしたことはないですね。むしろ出会う相手にはすぐにカミングアウトしてるくらい。子供がいたらまた違うのかもしれませんが、今のところバツイチを障害だと感じたことはありません。ただ、もし再婚となったときに、相手のご両親がどう思うかというのに不安はありますね。まあそのときは、人柄で勝負するしかないかなと(笑)。

さかい:再婚願望はありますか?

忍さん:結婚するかどうかは重要視してないです。結婚すると簡単には離れられないんだと嫌というほど学びましたし、絶対に子供が欲しいというわけでもないので。ただ、恋愛はしていたいですね。好きな男性と、幸せな関係を築きたいです。

お酒好きな忍さんは、現在では男性の飲み友達も多く、「忍は男を見る目がないから、好きなヤツが出来たら俺らに会わせろ」と言われているそう。

さかい:そんなに見る目がないんですか?

忍さん:そうですね〜〜。好きって言われたら好きになっちゃうので。

「理想は誠実で、私の男友達たちに混ざって一緒に飲める人」と言う忍さん。彼女のお話からは、元夫と知り合った当初は友達がいなかったのに、今ではいい仲間に囲まれている様子が伺えました。

離婚はしてしまったものの、過去の結婚生活は彼女の成長には必要な経験で学びだったということなのかもしれません。

インタビュー・文

さかい もゆる

出版社勤務を経て独立。と思った矢先、離婚してアラフォーでバツイチに。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛けるフリーランスエディター。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。

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