「二度の結婚で、お金があっても幸せにはなれないと悟りました」
(取材データ)佳菜子さん(仮名)、47歳。30代で7つ上の経営者と結婚し、レスで浮気し、その浮気相手であるヨーロッパの大富豪と再婚。2回の結婚はそれぞれ、家事をする必要もなく、夫のクレジットカードで外食とショッピング、旅行三昧の日々。そんな毎日が退屈だったと豪語する彼女が最終的にたどり着いた、人生の目的とは!?
ヨーロッパのイケメン御曹司と玉の輿婚!
今回は世界を股にかけた、スケールの大きなバツイチさん登場です!
「夫のクレジットカードで毎日遊び暮らす日々って、本当につまらないの」、そんなセリフをリアルで口にする人を見たことあります?
――そんな何とも羨ましい結婚生活を二度も送りながら、飽き飽きして離婚したという、佳菜子さんが今回のインタビュー相手。誰もが憧れる大富豪の妻の座を自ら放棄してしまうなんて、一体どんな女性なのでしょう。
黒髪ロングで47歳のアラフィフには見えない、若々しい彼女。「何か美容医療系の施術を受けてるんですか?」と聞くと、「月10万くらいの幹細胞培養点滴を毎月受けてます」とのこと。 月10万!? 普通の会社員では到底払えなそうな美容代ですが、佳菜子さんは現在どんな暮らしを送っているの?
佳菜子さん:二度目の離婚で別れたヨーロッパ人の夫からは、莫大な財産分与をもらったんです。その慰謝料を株で運用しながら、今はシリコンバレー系のスタートアップ企業の日本支社で働いています。
聞けば、ヨーロッパの某国では、離婚理由の如何にかかわらず、お金を持っている方が持っていない方に財産を分け与えるという法律があるそうで。この離婚では、浮気したのは佳菜子さんの方なのに、離婚したことで多額の財産を与えられることになったのだとか。
さかい:じゃあ一度お金持ちと結婚しちゃえば一生安泰ですね!
佳菜子さん:そういうことになりますね(笑)。
佳菜子さんの元夫は、ヨーロッパの某国で美容クリニックを営む社長の御曹司で美容外科医。クリニックには各国の王族やセレブリティたちが通って来ていたと言います。しかもブロンドで青い目で長身のハンサム。「外見もめちゃくちゃ好みだった」と佳菜子さん。
ちなみに彼女自身は都内の一般サラリーマン家庭育ちで、裕福ではあるもののごく普通の出身。ということは、かなりの玉の輿婚だったはず。
なぜそんな結婚を自ら手放してしまったのか。後悔はしていないのか? その辺りを今回は探っていきたいと思います。
インタビュー・文
さかい もゆる
出版社勤務を経て独立。と思った矢先、離婚してアラフォーでバツイチに。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛けるフリーランスエディター。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。