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台湾のレシートは捨てないで!
台湾旅行の際、買い物をしたコンビニやお土産店などでもらえるレシートに1枚ごとに異なる8桁の番号が振られているのはご存知ですか? 実はこの番号が宝くじになっているのです!
統一發票(レシート宝くじ)
「統一發票」と呼ばれる、このレシート宝くじ。当選発表は奇数月の25日に、その前2か月分のレシートの当選番号が発表されます。
例えば、5月25日に3月・4月分の当選番号が発表される仕組みです。下何桁があっているかによって賞金金額が変わるので、年賀状と同じ仕組みですね。
高額賞金はなんと1000万元!!(約4000万円)
すごいのが、高額賞金はなんと1000万元!!(約4000万円)わざわざ宝くじを買わなくても、レシートで1000万元が当たるかもしれないので、2ヵ月に一回、溜まりに溜まったレシートが夢のチケットへと変化します。ですので、台湾在住者はレシートを捨てずに必ず大切に取っておきます。
私が今までで当たった事のある過去最高当選金額は4000元(約16,000円)! 特別購入していない宝くじで16,000円も当たるのは、とても嬉しいですよね。
レシート上のQRコードをスキャンすると、自動的に当たりか判断してくれるアプリがあるので簡単に確認する事ができ、とても手軽です。
とは言っても中々普段は当たらないのですが、今回は6等(200元=約800円)が1枚だけ、当たっていました〜!最小当選金額だけど、とっても嬉しい! 臨時収入だ。
換金は発表日から3カ月以内にレシート原本と身分証明書を持って、郵便局やスーパー、コンビニに行けば換金可能です。このように面白いシステムになっている台湾のレシートですが、理由は脱税防止のためなんだそう。
台湾政府は1951年からレシートを宝くじにすることによって、皆がレシートを欲しがり、店舗や飲食店はレシートの中にきちんと明細と金額を書くことから、脱税防止と税収の安定化を目指したそうです。
そのためレシートに記載された金額で経理処理を行い、納税額を明確化できますね。今では屋台形式のお店など一部を除いて、必ずレシートを発行するようになりました。
外国人旅行客も当選賞金を受け取ることができる
しかもお伝えしたいのは、外国人旅行者でも、当選賞金を受け取ることができるということ! 旅行で台湾に来た時にもらった台湾のレシートは捨てずにとっておいてください。但し、換金は台湾国内でのみで可能なため、日本国内ではできません。もし高額当選した場合は再度台湾を訪れる必要がありますね。
再訪が難しい場合はレシートを寄付する事ができます。コンビニのレジの横などに、チャリティー団体の「レシート入れ」が設置されているので、そこに寄付をしてみてください。これはチャリティー団体がレシートを集め、当選金をチャリティー活動に使っています。
ライター
神谷知佳
台湾で2児(ともに男児)の子育て真っ最中。国際線CA→大手スポーツメーカーの人事を経て台湾移住。現在はフリーランス人事として仕事と育児のバランスを模索中。
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