〝不完全な自分〟が、強みであり弱みでもある——声優・アーティスト 宮野真守さんスペシャルインタビューVol.2 | Domani

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2021.07.07

〝不完全な自分〟が、強みであり弱みでもある——声優・アーティスト 宮野真守さんスペシャルインタビューVol.2

忙しい毎日を送る女性たちに、癒しを! 頑張るワーキングウーマンの皆さんへのエールとなるご褒美を! 大人の女性誌による、大人の女性のための、大人の男性声優にフォーカスをあてたインタビュー連載『女は耳から恋をする』#耳恋。今回のゲストは、声優・アーティストの宮野真守さん。〝声〟で表現するふたつの仕事、その違いについて語っていただきました。

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宮野真守さんスペシャルインタビューVol.2! 宮野さんの〝仕事論〟と〝ライブへの想い〟をお伝えします!

毎日頑張るワーキングウーマンのみなさんの心を癒すご褒美を…! そんな想いから始まった、WEB Domaniによる大人の男性声優へのインタビュー連載『女は耳から恋をする』。今回の耳恋は、女性誌『Oggi』とのコラボ企画。撮りおろしポートレートやインタビューの内容は、WEB Domaniの記事だけでなく、Oggi8月号でもご覧いただけます。それぞれに異なる内容をお届けしていますので、Oggi本誌もお見逃しなく!

宮野真守
インタビューVol.1に続いて、今回も宮野さんのスペシャルポートレートとともにインタビューをお届け。〝アーティスト宮野真守〟のマイクパフォーマンスをご堪能あれ!

そんなスペシャル企画のゲストは、本日7月7日(水)に22枚目のシングル『Dream on』をリリースした宮野真守さん。声優として多彩なキャラクターを演じ続けながら、2008年からはアーティスト活動も開始。豊かな表現力を持つ歌声とダイナミックなダンスパフォーマンスを武器に、日本武道館やさいたまスーパーアリーナでライブを開催するなど、アーティストとしてもエンタメシーンの第一線を走り続けています。

声優とアーティスト…ふたつの表現の〝違い〟が高めていく、宮野真守の魅力

「声優」も「アーティスト」も、〝声〟で表現をする仕事。どのような共通点、相違点があるのでしょうか。そう質問すると、「う〜ん…難しいですね…」と少し考え込む宮野さん。

「セリフと歌、という違いは大きいのですが」と前置きをしながら、ゆっくりと話し始めてくださいました。

「声優として何よりも大事にしているのは、役としての感情。『このキャラクターは、どう生きてきたんだろう、どうしてこう思ったんだろう』と役を突き詰めていくと、〝声〟が自然と決まってくる。〝演じる〟以上に、その役を〝生きる〟感覚に近づいていけるんです」

その一方で、アーティストとして意識していることは〝技術〟だと語ります。

「歌で表現をする上でも、感情はもちろん大切な要素。でも、それ以上にアーティストとしての〝技術〟を大切にするようにしています。曲の中で描かれている言葉の感情に過剰に揺さぶられることなく、〝音の表現〟を見極めて曲をつくることを心がけていますね」

宮野真守
▲私たちの心に、ストレートに響く宮野さんの歌声。インタビュー中に繰り出される言葉たちも、まっすぐで力強くて、心に優しく刺さります。

アーティストとしての確かな技術から生み出される歌唱力。ですが、それ以上の〝何か〟を感じさせるのが宮野さんの歌声。メロディや歌詞に込められた気持ちが、歌に乗って心に染み渡っていくような…。

「言葉が入ってくる、そんな感覚なのかな? アーティスト活動を始めたばかりのころ、『宮野さんは、すごく言葉を大事にするよね』とクリエイターの皆さんに言っていただけたんです。自分では意識していなかったので、『そう聞こえているんだ!』といい気づきになりましたね」

それは、言葉で演じる〝声優〟という仕事を極めてきたからこその大事な特徴。

「言葉を丁寧に紡いでいく…それを強く意識するのではなく、歌の中に自然に溶け込ませていくのが〝アーティスト・宮野真守〟の表現なのかもしれません。声優とアーティスト、それぞれ大事にしているところは違うけれど、お互いにいい影響を与えてくれていて。声優の仕事って、自分の年齢とか関係なく本当に幅広い役を演じさせていただけるんですが、そのときに歌唱の技術として培った音域がとても役立つんです。高い音もラクに出せるようになっていたり、裏声と地声の間のミックスボイスをそのまま使えたり…『あ、こんなこともできるんだ!』という発見がたくさんある。すごくいい相乗効果になっていますね」

声優とアーティストと…絶えず行われている〝表現力の循環〟こそが、底知れない宮野真守の魅力を生み出しているのだと実感させられました。

「できないから」と諦めるのではなく、挑んでいく。宮野真守の強みと弱みは〝不完全〟であること

さて、続いては『耳恋』シリーズではお決まりとなっている質問。ご自身が考える、〝アーティスト・宮野真守の強みと弱み〟とは何でしょう?

「まず強みは…アーティストとして自分がまだ不完全だと思っているところ、かな。アーティスト活動は声優や俳優のお仕事と一緒にやらせてもらっています。だからこそ、歌以外の部分でもどれだけのパフォーマンスを生み出せるかを常に突き詰めるようにしていますね」

歌とダンス、そして多彩な演出をミックスさせて行われるライブは、その考えと結果とがわかりやすく反映されている表現の場と言えそうです。

宮野真守
▲今の自分が持っている歌以外の能力をフル活用して、足りないピースを埋めていく…私たちを楽しませてくれる多彩な表情の裏側にあったのは〝不完全〟というキーワード。

「今、自分にできる最大限のエンタメを作ることに意識が向くんです。見ていて飽きないような演出プランを考えようと思うのは、きっと僕がアーティストとして不完全だから。『完全になりたい』という思いがそこに注がれるのかもしれません」

とアーティスト・宮野真守の大きな特徴でもあるライブについて穏やかに語る宮野さんですが、

「………その感情の〝成れの果て〟が、コント!(爆笑)」

とコントについて話し始めた途端、コメディアン(!?)な表情へと様変わり!

「『ライブでコントやるんかーーーーーーーい!!』って突っ込んでほしいだけなんですけど(笑)。見ていて飽きない、楽しんでもらえることがすごく大事だと思うんですよね!」

弾けるような笑顔でコントについて語る様子を見ていると、思わずこちらもつられて笑ってしまいます。そんなふうに、楽しさや笑顔を〝伝染〟させていく宮野さん。〝不完全であること〟が尽きることのない魅力の源となっているわけですが、同時に〝不完全〟は弱みでもあるそうで…

「自分の弱みだから、もっともっと頑張っていきたい。どんなことも『できないから』と諦めるのではなく、『できないから』こそ上手くなりたい。妥協してはいけないと自分に思わせてくれる〝不完全さ〟は、自分の弱みであり強みですね」

有観客ライブの開催を発表できたことが、今はとにかく嬉しい! ライブにかける熱い想い

そんな宮野さんの魅力をぎゅっと凝縮したライブは、ファンにとっても宮野さん自身にとっても特別な存在。ですが、昨年はコロナ禍により開催を予定していたドームライブが中止に…。しかし、12月にはオンラインでのスタジオライブ「MAMORU MIYANO STUDIO LIVE ~STREAMING!~」を決行。新たなエンタメの形を見せてくれました。そして先日、宮野さんの38回目の誕生日に行われたYouTubeでのライブ配信では、待ちに待った〝有観客ライブ〟開催決定の発表が! 10月9日(土)・10日(日)に行われる「MAMORU MIYANO COMEBACK LIVE 2021〜RELIVING!〜」はライブエンタメ再開の第一歩。

「そのときの社会はどうなっているのか…未来の状況はまだ誰にもわかりません。でも、 『有観客でライブをする』という発表をできたことが、今はとにかく嬉しくて。その気持ちを大切にしながら、準備を進めているところです。今までと同じやり方はできないかもしれないけれど、この状況下でも出来ることを最大限にやりきりたいな、と」

10月に予定しているライブについて、そう想いを話し始めます。

「今までは盛りに盛った派手な演出をしてきた分、またそれとは違うものを見せていけたらと思っているんです。だって、ファンのみんなが声を出せない中で、たとえば僕がムービングステージに乗ってその頭上を通っていっても……ねぇ?(笑)。こんなシーンは、お互いに『キャー!』って思いっきり叫びたいじゃないですか!」

宮野真守
▲「ステージに立つマモにまた会える!」 自身のバースデーに、ファンに向けた最高の〝プレゼント〟を届けてくれた宮野さん。やっぱり唯一無二のエンターテイナーです!

『ノリノリの宮野さん&その姿を無言で眺める観客席』というちょっぴりシュールなライブ状況予想を、身振り手振りを交えながら一人二役(!?)でキャッチーに再現してくれた宮野さん。その再現をもとに「だから、この演出は今の状態ではトゥーマッチなのかもしれなくて。だって一緒に楽しめないでしょう?」と解説します。熱唱しながら近くを通り過ぎていく宮野さんの姿を無言で応援する。それはそれで、今しか経験できない貴重な体験なのかも…? そうお伝えすると「確かに!」と笑ってくれました。

「〝今〟にあった演出を考えなくちゃいけないんですよね。でも、〝今〟を逆手にとった演出もアリなのかも(笑)」

ライブについて熱く語る宮野さんの話を聞けば聞くほど気づかされるのは、その想いの中心には常にファンの存在があるということ。今さらながら、ではありますが本当にファンの皆さんを大事にされていますよね、と問いかけると…

「……そう、そうですね、そうなんです。……そっか…!」

と宮野さん自身もハッとされていたのがとても印象的。ファンを想う気持ちがいかに宮野さんの中で〝当たり前〟であるのかが伝わってきました。

「うん、そこを一番に考えていますね。ファンのみんなが、お客さんが、心の底から楽しめること、それが何よりも大事だと思うので!」

宮野真守は、燦々と輝く太陽のような人。その明るいまばゆさは、見ている人までも包み込み、〝一緒に〟輝かせてくれる——。私たちの心を照らしてくれる宮野さんと、ライブ会場で再会できる10月が訪れることを願ってやみません!

宮野真守さんへのインタビュー記事は、次に更新するVol.3が最終回。2021年の〝今〟想うこと、そして働く女性への応援メッセージなどたっぷりお伺いしています。次回もお楽しみに♡

22ndシングル『Dream on』 7月7日(水)リリース!

TVアニメ「うらみちお兄さん」のエンディングテーマ。〝大人になったよい子たちに贈る〟メロウなポップミュージック。カップリング曲に『MILESTONE』を収録。

宮野真守
作詞・作曲・編曲:sty
定価¥1,320(キングレコード)

声優・アーティスト

宮野真守

みやの・まもる/1983年6月8日生まれ。2001年に声優デビュー。『DEATH NOTE』や『機動戦士ガンダム00』などで主演を務め、数多くのアニメ作品に出演。映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズなどで吹き替えを担当。アーティスト活動は2008年よりスタート。豊かな表現力と類まれな歌声、ダンスを駆使した高いライブパフォーマンスも武器。

 

スーツ¥275,000〜[オーダー価格]・シャツ¥33,000・ネクタイ[参考商品](ジョルジオ アルマーニ ジャパン<EMPORIO ARMANI>)

撮影/高木亜麗 スタイリスト/横田勝広(YKP) ヘア&メイク/Chica(C+) 構成/旧井菜月、福本絵里香

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