【目次】
・万年筆の人気ブランド「パーカー」とは?
・パーカーのおすすめ万年筆
・今なぜ「万年筆」なのか?その魅力とは
万年筆の人気ブランド「パーカー」とは?
「パーカー」とは英国王室御用達ブランド
「パーカー」とは、イギリスの筆記具メーカーで、英国王室御用達としてもその名が知られているブランドです。
創業は1888年。当時、万年筆の欠点であった〝インク漏れ〟を防ぐために、カーブさせたペン芯を開発し筆記具に進化をもたらしたと言われています。
パーカーの特徴は、矢羽のモチーフを使った矢羽クリップ。これは、メーカーの先駆的な姿勢を表しているのだそう。
美しいビジュアルだけでなく、書きやすい上耐久性にも優れていると、多くの大人から支持されているようです。
パーカーのおすすめ万年筆
優美で繊細なデザイン「ソネット」
パーカー ソネット
こちらは上品で洗練された繊細なデザインの万年筆。比較的ボディが細めで、パーカーの定番シリーズの中でも、そのスタイリッシュなデザイン故、男性のみならず女性からも人気があります。ペン先は本体の種類により、18金またはステンレススチールの2種類。本体のデザインに合うようローズゴールド仕上げになっているデザインも。インクの充填はコンバーター式。カートリッジタイプも使用できるそうです。
日常使いに最適な「ジョッター」
パーカー ジョッター ブラックCT
1954年、ボールペンのシリーズとして誕生し、人気を博したジョッターシリーズ。そのシンプルさや華奢なデザインをそのままにし、2018年に万年筆シリーズも発売されました。ボディはボールペンシリーズと同様、細身のフォルム。軽量化されているので、持ち運びもしやすくなっています。ペン先、ボディともにステンレススチールを採用しいるので、耐久性も◎。パーカーの特徴である「矢羽クリップ」も同素材です。ペン先は、パーカー初となる細字に特化。引っ掛かりのない滑らかな書き心地です。
機能的なモダンデザイン「パーカー・IM」
パーカー パーカー・IM オリジンブルー
「パーカー・IM」はパーカーののエントリーモデルとして人気のデザイン。機能的ながらモダンなデザインで、カラーバリエーションも豊富なので、好みに合わせて選ぶことができます。クリップ・トリムはデザインによってクローム仕上げ、もしくはゴールドプレート仕上げの2種類。ペン先はステンレススチールで耐久性に優れており、快適な書き心地を叶えています。ペン先の太さは、細字と中字の2種類。
今なぜ「万年筆」なのか?その魅力とは
ボールペンやサインペンよりも温かみが出る
例えば結婚のお祝いメッセージなど、正式な書類や大切な手紙。
ボールペンやサインペンを使用すれば問題ありませんが、特別感を加えるために万年筆を使うという人も多いよう。
万年筆を使うと文字に温かみが出ます。ボールペンやサインペンで書いたメッセージよりも、気持ちが伝わりやすいのではないでしょうか。
インクを変えることで季節を感じさせてくれる
万年筆の一番の醍醐味は、「インク選び」だと言われるくらい、インクの色にこだわる人は多いよう。
数ある中から「季節を感じさせる色」や「相手をイメージした色」を選ぶだけで、もらって嬉しい彩りのある便りになりますよね。
例えば春なら桜色、冬ならクリスマスカラーの緑など、イメージに合わせて色を選んでみてはいかがでしょうか。
力の入れ次第で文字の太さに変化をつけることもできるので、かすれを表現するなど味のある文字で、思いを伝えてみるのもおすすめです。
万年筆は人との気持ちを繋いでくれるお守り
長年万年筆を使っている会社員・三木佳世子さんに、万年筆の魅力を伺いました。
「使うシーンはさまざま。大学の授業や就活ではもちろん、ラブレターも書きました(笑)。就職してからも、取材をお願いする相手に手紙を書くときに活躍。万年筆はゆっくり書けば文字が太くなり書き方によって味が出ます。書いているときの感情が文字に顕れるため、こちらの思いがより強く伝わるんです。万年筆はいろんな人との気持ちを繋いでくれるお守りのよう。
仕事以外では、自分の気持ちをノートに書き留めています。あとから見返すと、そのときの感情がよみがえってくる。3歳の息子が寝たあと、静かな部屋で万年筆をクルクル回しながら、インクがなくなったら補充する…、そのゆったりとした時間が癒しの時間になってます。ボールペンでさらっと書いた内容よりも、万年筆でしっかり書き留めた内容は、私の本心が反映されている気がします。目標など書いたことが叶うような、そんな気持ちでずっと書き続けています」(三木さん)
万年筆なら他のペンでは表せない特別な想いを、文字にのせることができるのですね。