DV、アル中、既婚者の次の恋人は?
前回のお話▶︎なぜかダメンズばかり好きになる、アラフィフバツイチのモテ女
「昔は線が細い、不健康なアーティスト系の男性が好きだったけど、今の彼は背が高くてガタイのいい、アスリート系」と、嬉しそうに1ヶ月前に付き合うことになった4つ年上の経営者の恋人について話してくれた芽衣子さん。
自分もアラフィフになり、先輩である50代の恋愛に興味津々の私は、「どうやって付き合うことになったんですか!?」と質問攻めに。
芽衣子さん:居酒屋で知り合ってからは、彼が沖縄から上京したとき、たまにみんなで飲むくらいの付き合いだったんです。それが先月、うちでふたりで飲んだとき、帰り際に「明日から沖縄に帰るんだけど、その前にハグしてもいいですか?」って聞かれて。体格のいい彼だから、抱きしめられたら、背の低い私は30cmくらい宙に持ち上げられちゃって(笑)。そしたら、「芽衣子さん、僕と付き合ってくれますか」って彼に言われたんです。そのまま、その日はうちに泊まって、付き合うことになりました。今は遠距離恋愛で会ってないから、毎日LINEで連絡を取り合ってます。
聞いているだけでキュンキュンしちゃう、51歳の芽衣子さんの恋バナ♡
と、思っていたら。取材1ヶ月後に連絡したときには「そういえば、あの彼とはお別れしちゃったんです。今は以前既婚者だった元彼と、離婚後によりを戻しました。やっぱり彼とは離れられないみたい」という報告が。
何だか女子大生みたいに賑やかで、出入りが激しそうな、芽衣子さんの恋愛事情。楽しそうでうらやましい(笑)!
実は芽衣子さんのご実家は、母親は3回結婚していて、祖母も44歳のときに28歳の男性と駆け落ちしたという、恋多き女たちの家系。芽衣子さんの恋愛体質は、その血筋のせいだと彼女は言います。
芽衣子さん:母の2度目の結婚は略奪婚で私が生まれ、3度目の結婚は不倫相手だったので、籍を入れてないんです。だから、私自身も籍を入れるかどうかにはあまりこだわっていなくて。もう子供を産むこともない年齢ですし。だけど、人生のパートナーは欲しいなと思いますね。沖縄の彼には、『これからの人生、一緒に生きて行けたらいいなと思います』って言われて、すごく嬉しかった。
現実には、父親と母親が入院したとき、籍の入っていない事実婚だったためにつきそうこともできないのを目の当たりにして、入籍の重みを思い知ったという芽衣子さん。
しかし、その生涯のパートナーは、元不倫相手の今彼になるのか、それともまた別の誰かなのか。モテる芽衣子さんに限っては、50代になってもまだまだ、ひとりに落ち着く未来は見えなそうです。
インタビュー・文
さかい もゆる
出版社勤務を経て独立。と思った矢先、離婚してアラフォーでバツイチに。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛けるフリーランスエディター。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。