(取材データ)Twitterで趣味繋がりで友達になった7歳年下の男性と、偶然マッチングアプリで再会。「運命の出会い!?」と盛り上がって結婚したけれど、その後夫はゲームと筋トレオタク、その上、金融機関のブラックリスト入りしていることが判明し、離婚。
SNSで出会った7歳年下の彼と運命の再会!
婚活界隈では最近、「Twitter婚活」なるものが流行っているそうです。Twitterのアカウントで婚活中だということを表明し、自分のスペックを提示するそう。
今回取材したすみれさんはそのTwitter婚活ではないのですが、Twitterで知り合った男性と結婚したというバツイチさん。
すみれさん:マッチングアプリのペアーズで「いいね」された相手が、5年前にTwitterで友達になっていた人だったんです。
聞けば、あるアーティストを好きでそれについてツィートしたらコメントしてきたのが、7歳年下のAさん。そこからそのアーティストのファンという共通点によりSNS上で繋がる「友達」になり、当時は一緒にご飯を食べに行ったこともあったそう。
アラサーになり婚活しようとアプリに登録したらそのAさんに「いいね」されたので、こちらも「見たことある人だな」と思いながら「いいね」を返してマッチングが成立。
そのとき、すみれさんは働きすぎが原因で鬱になり、退職して東京から地元の新潟に戻っていた時期。だから同じ新潟住まいの彼とマッチングしたのも、本当に奇跡的なタイミングが噛み合ったからでした。
すみれさんはこのとき「運命を感じた」と言いますが、こんな再会の仕方なら、そう思ってしまいますよね。しかしここで気になるのは、彼との年齢差。アプリで再会したときにはAさんはまだ20代前半。そんな若い男性が婚活目的でアプリを利用するものなのでしょうか?
すみれさん:たしかに、そのとき彼は「1ヶ月だけやってみよう」と軽い気持ちで登録したら、知らない間に課金してしまっていたようです。私は本気で婚活していたので、今思えば、そこがそもそも間違いの始まりでしたよね…(笑)。だけど一応、私は最初から「次に付き合う人は結婚前提じゃないと」って言っていたんです。彼もそれを承諾した上で付き合い始めました。
鬱でいちばん辛かった時期を一緒に過ごしてくれたAさんは、とにかく優しかった。その後、半年で体調が回復して東京に戻ることに決めたすみれさんに、「遠距離恋愛は耐えられない」と彼が仕事を辞めて、すみれさんの東京の1Kのマンションに転がり込んできたそう。
すみれさん:少し経ってからもっと広い部屋に引っ越して同棲することになり、「1年間一緒にいられたら結婚しよう」と言われました。
その言葉通り、同棲を始めてちょうど1年経った日に、バラの花束で「結婚しよう」とプロポーズされたのです。
ここまでの話を聞いていると、「アプリで7つも年下の男性と再会して遠距離恋愛を乗り越えプロポーズされるなんて素敵♡」と思ってしまうのですが、このあとすみれさんはバツイチになるという結果に。
「包容力があると思っていた彼の優しさは、蓋を開けたら外面がいいだけだということに、後に気がついたんです」とすみれさん。
1年一緒に暮らしても本性が見抜けないなんて、一体彼との結婚生活にはどんな問題があったのでしょう。そのお話は、次回に続きます。
インタビュー・文
さかい もゆる
出版社勤務を経て独立。と思った矢先、離婚してアラフォーでバツイチに。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛けるフリーランスエディター。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。