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2021.11.28

「台湾生活で一番困っていること」といえばあの状況!

台湾で2人の男の子の子育て真っ最中の神谷知佳が台湾の育児事情などについてお届けします。今回は台湾の生活で困る湿度についてのお話。

台湾生活を困らせる“湿度”

皆さんは台湾は1年中温かい南国のイメージがあるかもしれません。ですが実際は台湾にも冬はあり、四季を感じることが出来ます。ただし、皆さんの想像通り4月〜10月は夏場になるので、暑い期間が日本よりも長く続きます。

そしてその台湾の気候の一番厄介なものが高い湿度です。台北の年間の平均湿度は75%~80%!日本の平均湿度が60〜70%なので、台湾の湿度が非常に高い事がわかります。台湾では蒸し暑い日本の夏の湿度が1年中続いているような感じです。

台湾生活で“除湿機”はマストアイテム

この高い湿度が台湾生活を困らせる大きな要因の一つになっています。

一家に数台の除湿器はマスト!

台湾 湿度

我が家では1〜2日に1度は部屋を閉め切って、クローゼットやタンスを開けて除湿器をつけるようにしているのですが、3時間程度で除湿器の水が満タンになってしまうほど湿度が非常に高いです。雨の日は更に湿度が上がるので、1日に2回も除湿器をかけるのですが、それでも毎回タンクが満タンになってしまいます。

日本でも販売されているドライペットなどの除湿剤は台湾でもよく使われるのですが、湿気が多過ぎて2~3か月ほどですぐいっぱいになってしまい、取り換えが必要。こまめに交換する必要があり、除湿剤は常に箱買いして備えています。

というのも、除湿器を頻繁につけて部屋を除湿しないと、洋服、鞄、靴などに簡単にカビが生えてしまいます。食パンやクッキーなど湿気に弱いものは、開封したらすぐに冷蔵庫で保存していないと、常温で外に置いておくと2〜3日程度ですぐにかびが発生してしまいます。

冬も続く高い湿度…

日本では冬は加湿器が必須ですが、台湾は冬も湿気が多く除湿器は1年中フル活用です。今まで台湾で加湿器を販売しているのを一度も目にした事がありません。

この高い湿度…冬場も続くのですが、それが大問題!台湾(特に北部)の冬はとても寒いんです。「台湾の冬?寒いわけないでしょ〜」と思う読者の方も多いかもしれませんが、10月〜3月の冬場の平均気温は10〜20度。数字だけ見ると寒そうに感じないと思うのですが、冬場も続く高い湿度のせいで体感温度となると結構寒いんです。

夏仕様の家の造りでさらに寒い…

乾燥している日本の15度より、台湾で感じる15度の方が空気がぐっと冷え込み、体感温度が圧倒的に低く、寒いのです。そして台湾の家の造りが長い夏仕様になっているため、家でも寒い!

例えば台湾の家で多いのが床が石材のフローリング。足元から底冷えしてしまいます。また暖房付きエアコンというのが少ないので、エアコンで部屋を暖めることが出来ず、家でもダウンジャケットを着て過ごす事もあります。

冬場に台湾にお越しになる際は、くれぐれも服装にお気をつけください!この高い湿度による唯一のいい点は、年中高い湿度のおかげで肌は潤い、喉も潤う。そのくらいでしょうか!?

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神谷知佳

台湾で2児(ともに男児)の子育て真っ最中。国際線CA→大手スポーツメーカーの人事を経て台湾移住。現在はフリーランス人事として仕事と育児のバランスを模索中。

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