初めてのおせちづくりにもぴったり
コロナ禍で帰省できずに自宅でお正月を過ごす予定の方も多いのでは。我が家もコロナ禍前は、年末年始は主人の実家で過ごしていたため、おせちは義母にお任せでした。久しぶりに自宅で過ごした今年のお正月はお雑煮だけで済ませましたが、息子も4歳半になり、おせちの意味を理解できるようになったので、今回は自分で作ってみようと決意したのです。おせちづくりは初めてなので、あまり大きなものでなく、だけどモチベーションが上がる重箱を探していて出会ったのが創業約150年の木箱屋「箱屋常吉」のひとり用のおせち重箱「こせち」です。
こせち四段重 /松竹梅富士山柄:22000円(税込)
こせちは白刻と黒刻の二種類。4段重で、松・竹・梅・富士山の縁起の良い4枚の蓋と、取り外し可能な十字の仕切りが付いているので、アレンジの幅も広がります。個食が増えている現代のライフスタイルにもぴったりです。
1段を1人分として盛り付けすれば取り分けしなくてすむのでこのご時世には嬉しいですね。
お正月は家族3人のおせちとして3段、息子の遠足には1段と、用途に合わせて普段遣いできそうです。
11月10日に発売したばかりですが、既に昨年の3倍の注文が入っているとか。数量限定なので、気になる方はお早めに。我が家は表面を焼き木目の存在感がある黒刻をチョイス。息子は「富士山がいい!」と、早くも自分のお弁当箱として使うものを選んでいました。
創業当時から貫く無垢で無塗装の製品づくり
箱屋常吉では、日本三大人工美林の吉野杉と近隣の国産杉を使用しています。吉野杉は、1ヘクタール当たりに1万本(1m間隔)という通常の二倍程度で苗木を植える「密植多間伐」という植林方法で育てられます。このように高密に植えることによって杉の苗木どうしが競争して真っすぐ育つそうです。
創業当時から杉箱を手掛けており、今もなお自然素材にこだわり杉を活かす無垢で無塗装の製品づくりを貫いています。受け継いだ技術と国産杉を最大限に活かすため、一つひとつ丁寧に、国内加工、製造を一貫して行っています。
「オンラインショップでは、30代〜50代の方が家族や自分の普段のお弁当使いとして、インスタグラムに映えモチベーションが上がるとして人気です。百貨店催事などでは、40代〜70代くらいまでの幅広い年齢層に。お弁当作りが終わった方には、お櫃やぬか漬け箱など、土に還る暮らしの木の道具が好評です。
木の香りや手触り、世界観を大事にしたお店づくりに引き寄せられ、昔を懐かしんだり癒されたり、丁寧な暮らしへの一歩として皆さまお買い求めになられます。
たくさんのものが溢れ、どんどん消費されていくこの現代で、伝統と技を継承した職人が“使い込むほど愛着の沸く”、そんなものづくりをこの大阪で続けていきたいと考えています」
(箱屋常吉 マーチャンダイザー笹井絵里さん)
これまでお手入れが難しそうで木を使った食器や調理器具などは敬遠していましたが、最近は少しづつですが、食に関するものにはできるだけプラスチックのものは用いらないようにしています。日本国内で想いを持ってつくられたものを大事に長く使っていきたいと考えています。来年は味噌づくりにも挑戦しようと思っているので、次は味噌樽をチェック中。
気になる方はHPをチェックしてみてくださいね。
▶︎箱屋常吉