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2021.12.14

大泉 洋×柳楽優弥×劇団ひとり監督 スペシャル対談(前編) |Netflix映画『浅草キッド』

ビートたけしが自身の師匠である芸人・深見千三郎と過ごした青春をつづった自伝を劇団ひとりが監督・脚本を務めドラマ化した「浅草キッド」。本作で深見千三郎を演じた大泉洋さん、ビートたけしを演じた柳楽優弥さん、そして劇団ひとり監督に撮影秘話をたっぷりとお伺いました。まずはインタビューの前編からお楽しみください。

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柳楽さんは何故か僕のことを劇団監督って呼ぶんですよ(笑)(劇団ひとり)

──深見千三郎役に大泉さん、タケシ役に柳楽さん、をキャスティングされた理由からお聞かせいただけますか。

劇団ひとりさん(以下敬称略):たけしさんって、天才がすぎるゆえに寂しい感じがするというか、孤高の存在感があるんです。柳楽さんもそういう雰囲気を持っている方だなと思ったので、タケシ役をオファーさせていただきました。深見師匠は、たけしさんの「浅草キッド」を読んだ時のイメージだと強面な方が合うのかなと思っていたのですが、本格的にキャスティングを考え始めた時期に『青天の霹靂』を見返していて、“大泉さんの深見師匠を見たい”という気持ちになって。それで大泉さんにオファーさせていただきました。おふたりとも期待以上のお芝居を見せてくれたので嬉しかったです。

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──柳楽さんはお話をいただいた時はどのような心境でしたか。

柳楽優弥さん(以下敬称略):今も現役の方の役をオファーいただいたのは今回が初めてで、しかもそれがたけしさんということで最初はすごく驚きました。クランクイン前と撮影が始まってしばらくは緊張していたのですが、現場で劇団監督の作品への愛や熱量を感じているうちに良い意味で開き直れたというか。あまり気負わずに演じることができたように思います。

大泉洋さん(以下敬称略):ひとついいかな? 劇団監督って呼び方どうなの?(笑)。

劇団ひとり:柳楽さんは何故か僕のことを劇団監督って呼ぶんですよ(笑)。

大泉:劇団監督っていう芸名にしちゃったら?

劇団ひとり:映画を撮る時は劇団監督にしようかな(笑)。

芸人さんを演じることができて光栄です(大泉)

──大泉さんは劇団ひとり監督とは『青天の霹靂』以来のタッグとなります。オファーされた時の心境は?

大泉:劇団監督から数年ぶりにオファーをいただけたことはすごく嬉しかったですし、深見師匠は偶然にも北海道出身で同郷だったので、それを知った瞬間に勝手に不思議な縁を感じました。それから原作がたけしさんの「浅草キッド」ということで、僕の大好きな昭和の芸人さんの世界観の中でお芝居ができるということにワクワクしましたね。僕が子どもの頃はみんなガンダムやキンケシ(キン肉マン消しゴム)を集めていましたが、僕は芸人さんのネタを見ているほうが楽しいと思うような子どもだったんです。だから芸人さんを演じることができて光栄だなと思いました。

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──どのように役作りをされましたか?

大泉:深見師匠はテレビに出演しないスタンスの方だったので、当時の映像資料がほとんど残ってなかったんです。でも師匠がネタを披露している時の音源があったので、それを聴いてみたらなんとたけしさんソックリで。“たけちゃんは師匠の生き写しだ”と言われていたことも知っていたので、たけしさんの映像を見て研究したりしていましたね。

柳楽:僕は昔からたけしさんの名言を集めた本を読んでいたぐらい好きですし、たけしさんの言葉に何度も励まされてきました。そういった経験は少なからず今回のお芝居に良い影響を与えているのではないかと。ただ、ツービートの漫才はあまり触れてこなかったので、今回キヨシ役の土屋伸之さん(お笑いコンビ・ナイツ)と漫才のシーンに挑戦した時はすごく難しいなと感じましたね。

“映像化されて良かった”“見て良かった”と思っていただくために必死でした(柳楽)

──漫才のネタをお芝居でやるのは今回が初挑戦ですよね。

柳楽:そうなんです。なのでテンポの速さや間合いなどを監督に指導していただいて、土屋さんには練習に付き合っていただきながら、とにかく一生懸命演じていました。原作の「浅草キッド」のファンは多いですから、“映像化されて良かった”“見て良かった”と思っていただくために必死でした。

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大泉:僕は現場で柳楽くんのお芝居を最初に見た瞬間に“こんなに再現できるんだ”と思ってビックリしたんです。それぐらいたけしさんを完璧に演じていました。僕は彼とお芝居していると気持ちがどんどんノってきて、深見師匠を演じるのが楽しかったんですけど、劇団監督はそんな素晴らしい柳楽くんのお芝居を見ても全然褒めない上に要望も厳しいんです(笑)。監督の「はい、オッケー」は良いオッケーなのか悪いオッケーなのかわかりづらいし(笑)、“いまの良かったのかな?”って不安になったでしょ?

柳楽:えっと…(苦笑)。

劇団ひとり:あの、大泉さん今日は悪口を控えてもらってもいいですか? (笑)。

大泉:あはははは! 思わず監督の悪口を言ってしまうぐらい柳楽くんのお芝居がすごく良いんです。とにかくたけしさんをあれだけきちんと演じられる役者って彼以外にいるのかなと思いました。瞬きの感じや頬の上げ方が絶妙で、だけどモノマネっていう感じは一切しないんです。役者の底力を見せられた気がしましたね。

柳楽:声のアクセントや漫才の時の話し方などは松村邦洋さんに指導していただいたのですが、監督からは「モノマネはせず、自然にやって欲しい」と言われていたのですごく難しかったです。なので大泉さんに「お芝居が良かった」と言っていただけて素直に嬉しいです。

後編に続く

Netflix映画『浅草キッド』作品概要
配信:2021年12月9日(木)よりNetflixにて全世界独占配信

原作:ビートたけし「浅草キッド」
監督・脚本:劇団ひとり
主題歌:桑田佳祐「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」(タイシタレーベル / ビクターエンタテインメント)
出演:大泉洋、柳楽優弥、門脇麦、土屋伸之、鈴木保奈美

<STORY>
昭和40年代の東京・浅草。大学を辞めてフランス座のエレベーターボーイをしていたタケシ(柳楽優弥)は、数々の人気芸人を育ててきた深見千三郎(大泉洋)に弟子入りを懇願。ぶっきらぼうだが、独自の世界観を持つ深見からタップダンスやコントの技術、裏方としての進行、「笑われるな、笑わせろ」といった芸人の矜持に至るまで、「芸ごと」の真髄を叩き込まれていく。「芸人だったらいつでもボケろ」という深見の教えに従い、弟子として行動を共にする中で笑いのセンスを磨くタケシは、歌手を目指す踊り子の千春(門脇麦)や深見の妻・麻里(鈴木保奈美)に見守られ、飛躍的に成長する。だが、テレビの波に押され、フランス座の客足は減り、経営も悪化していく。そんななか、「外で勝負したい」と考え始めたタケシは、フランス座の元先輩のキヨシ(土屋伸之)に誘われ、漫才コンビ「ツービート」を結成。猛反対を押し切って深見の元を飛び出し、徐々に人気を獲得していく。その一方、時代の流れの中で苦境に立たされる深見。そんなある日、対照的な師匠と弟子の運命が再び交錯する――。

 

<大泉さん>ジャケット¥52,000・シャツ¥28,000・パンツ¥27,000
(FACTOTUM/FACTOTUM LAB STORE ☎︎03-5428-3434)、シューズ¥58,000
(KIDS LOVE GAITE/フェイス☎︎03-6304-2937)

<劇団ひとりさん>
ジャケット¥66,000・パンツ¥36,300・シャツ¥22,000・ネクタイ¥10,450(ts(s)/ts(s)Daikanyama Store☎︎03-5939-8090)

撮影/tAiki スタイリスト/勝見宜人(Koa Hole/大泉さん分)、長瀬哲朗(UM/柳楽さん分)、星野和美(MIXX JUICE/劇団ひとりさん分) ヘアメイク/白石義人(ima./大泉さん分)、佐鳥麻子(柳楽さん分)、小出みさ(MIXX JUICE/劇団ひとりさん分)取材・文/奥村百恵

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