36歳のギャル・鈴木若菜の華道の様子に密着!
こんにちは、鈴木若菜です。突然ですが、みなさん、趣味はありますか?私の趣味…、実は華道なんです。この外見で「趣味は華道です」と答えると、「嘘つけ!」と突っ込まれることも多いのですが、嘘でも口からでまかせでもないんですよー!華道も書道も茶道も学生時代にちゃんと習っていたんです。…とはいえ、ここしばらく華道から離れてしまっていたので、久しぶりに教室に行ってきました。
いけばなの根源ともいわれる「華道家元池坊」。その歴史は古く、「池坊」の名称は聖徳太子が沐浴した池に由来してるんですって。では、お稽古の様子をさっそくレポートしますね。
今回の花材は…
・バラ
・レースフラワー
・スイートピー
・タマシダ
・ゴット
生け花は、自分が舞台監督になったつもりで、どんな舞台に仕上げたいかイメージするといいと言われています。主役はどのお花にするか、脇役はどうするか…みたいな感じ。同じバラでもひとつひとつ、色や形、お花のつきが違う…、これが一期一会なんですって。創造力を働かせて、ひとつずつ生けていきますよ。仕上がりももちろん大切ですが、私は完成までの静かな時間が好きです。
もとは、武士のたしなみだった生け花。1本の花の命と向き合うことで自分自身と対峙することにもなると教わりました。一枝一葉を落とし「間」をつくっていくのですが、その瞬間の判断力や決断力は、かなりの集中力や精神力が必要なんです。本来あるはずの枝や葉がなくなることで生まれた空間に人は趣を感じ、心をゆさぶられるんだそう。西洋の豪華なフラワーアレンジメントも素敵だけど、私はこの日本人ならではの感覚や美意識を大切にしたいな、と思っています。
完成したのがこちらです。バラやスイートピーなどの洋の花を和の花器に飾る。和洋折衷、現代の生け花です。持ち帰って、勤務先の美容室「DAMIA」のお客様をお迎えするスペースに飾りました。お花をより美しく見せるのは、おもてなしの気持ち。「お花は独りよがりのものではなくて、人と人のコミュニケーションが大切」だという先生の言葉を思い出します。ひとりでも多くのお客様の癒しになるといいなー。
忙しいときこそ、お花と向き合って「静の時間」をもつことが必要かも…、そう思った一日でした。趣味は華道な36歳のギャル…、悪くないですよね?(笑)