SNSならではの英語表現をレッスン！
大谷翔平選手のいるLAエンゼルスのツイッター@Angelsは、試合の前後はもちろん、試合中も臨場感あるツイートで盛り上げ上手。日本のニュースでは見られない翔平選手のかわいいショット（たまりません！）、チームからファンへの思い、現地での興奮の様子などが、どんどん流れてきます。
たとえば、翔平選手が月間最優秀新人賞を取ったあとのツイートでは、
“ Sho it off！ ”
「show it off」（見せびらかす、誇示する）をモジって、「Sho it off」。Shoはもちろん「翔平」からきているわけですが、無理やり訳すなら「翔平、（月間最優秀新人賞の）お披露目だ」とか「翔平、見せつけてやれ」みたいな感じでしょうか。
言い回しがカジュアルかつ独特なので、ちょっと難しいですが、そこからさらに＃ShoTime （翔平選手について盛り上がるタグ。元は「ShowTime」から）をチェックすると、どれほど翔平選手がアメリカで愛されているかがわかって、さらに楽しめます。
こうした人気のハッシュタグや、今どきの言い回し、SNSならではの慣用句を学べる、『世界へ発信！ SNS英語術』というNHK Eテレの番組があります。4月は翔平選手の活躍報道と、＃ShoTimeでつぶやかれた、多方面のアツいツイートも紹介されていました。
『SNS英語術』は、今年の春から始まったばかりの番組です。面白いのは、英語やSNSを単なるツールではなくて、どう活用し、その背景にどんな潮流があるのかを、教えてくれる点。ちなみに、「＃ShoTime」の話題の前週に放送していた、「Facebookの個人情報流出とSNSでの波紋」の回も、わかりやすくて面白かったです。
残念なことに、NHKのサイト上では表現のおさらいが短くあるだけで、NHKオンデマンドでも番組はアップされていません（掲載を乞う！）。なので、私は毎週録画して何度か見返しています。英語でのSNS表現やトレンドを知るのに、役立ちますよ。
南 ゆかり
フリーエディター・ライター。Cancam、Oggiでもインタビュー、コラムなど連載中。今年の夏休みは、LA大リーグ観戦にしようかな。それともメルボルンで美食旅にしようかな。
