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LIFESTYLE シングルマザー・再婚

2022.10.17

お誘いがWブッキング!彼氏と後輩、どちらを選ぶのが正解?【シングルマザーの恋愛#44】

 

シングルマザー歴7年、38歳の会社員「あおいあん」さんによる恋愛コラム。会社の後輩Kくんからキャンプの誘いを受けた夜、Rさんからデートのお誘いが。果たしてあんはどちらを優先する?  毎週月曜19:00更新中。

登場人物
あん(私)…メーカー勤務のシングルマザー。7年前に離婚し、実家に出戻り。38歳。
息子…生意気盛りの小学生。10歳。
Rさん…Hくんと同じ会社に勤める42歳。結婚歴はナシ。
Cちゃん…あんの同僚。33歳。
Kくん…あんの会社の後輩。25歳。
Hくん…学生時代からの飲み友達。あんの恋愛復活に協力し、Rさん・Sくん・Oくんの3人を紹介。

【前回までの話】
40歳を目前に控え、「私、このままシングルでいいの?」と、ふと我に帰った私。再度恋愛に挑もうとマッチングアプリに登録してみるも、目の前に立ちはだかる様々な現実に直面し前途多難。そんな折、学生時代からの友達HくんからBBQのお誘いが。参加した男性Rさんが気になり、再度Hくんと3人でのご飯をセッティングしてもらう。後日、もう一度会いたいと思いRさんにLINEを送り食事へ。お互いの”譲れない家族”の存在を確認した上で付き合うことに。幸せ気分も束の間、息子から「彼女ができた」発言により、あんは大混乱するが、ママ友情報で幼稚園からの同級生と知る。安堵の中、Rさんからお母様とのランチの誘いを受け、会うことになったがそのキャラに呆然。Hくん夫婦が喧嘩をし、仲を取り持ってくれたお礼にとRさんや息子を含め食事へ。そこでひょんなことから息子がRさんとのお付き合いを知ってしまい——。

前回の話▶︎【シングルマザーの恋愛#43】キャンプの夜の「大人時間」は我慢…その翌日に感じた違和感とは?

帰国子女の後輩Kくんからキャンプに誘われた夜、彼からもデートのお誘い。さて、どっちを優先する?

こんにちは。11歳の男の子を育てるシングルマザーのあおいあんです。前回はRさんと息子の3人でキャンプへ行くも、ちょっとしたことで違和感を覚えて帰ってきたところまでをお伝えしました。

キャンプで感じた違和感はRさんへ伝えてないものの、しこりとして私の中に残っていた。こんな些細なことまで口にしたくないし、長く付き合う中で気にならなくなったりするだろうと、できるだけ楽観的に捉えようとしていた。

出勤すると後輩Kくんが私の顔を見て

Kくん「なんか疲れてませんか?顔色が悪いですよ」

私「週末、息子とキャンプへ行ったからかな。もう年だね(笑)」

Kくん「あんさんもキャンプ行くんですね。僕もキャンプ好きで、今度一緒に行きましょうよ。息子くんも一緒に」

私「小学生男子は大変だよ~。体力有り余ってて」

Kくん「大丈夫です。僕、バスケ部だったんで体力ならあります」

私「じゃあ今度行く時、誘って~」

後輩Kくんは高校までアメリカで過ごし、家族はまたアメリカへ引っ越しになったのだが、あえて日本での就職を選んだ、身長190cm越えのバスケが好きな25歳。帰国子女だから?明るくてフレンドリーで、老若男女分け隔てなくフェアーな言動で、実は同僚女子からも人気が高い。

元々年下に興味がない上、職場恋愛は後々面倒になるからと、男性社員は男性として見ないのが私のポリシー。会社の飲み会でもサクッと飲んで、サクッと帰る。とはいえ、バツイチ子持ちの私なんか元々相手にもしてもらえないだろうけど。

オフィスでビジネスパーソンが談笑している

同僚のCちゃんがすかさずこっちへ来た。

Cちゃん「あんちゃん、Kくんと楽しそうに話してたねぇ」

私「顔色が悪いって声かけられただけだよ。週末キャンプを頑張ったおばさんに労いの言葉をかけてくれただけよ」

Cちゃん「その割には”今度誘って~”って言ってたじゃん」

私「そんなの社交辞令でしょ。話の流れからして、”へぇ、そうなんだ”で終わらなそうだったから」

Cちゃん「帰国子女のKくんだよ。社交辞令なんて通じないよ。これは確実にキャンプ設定してくると思うな」

私「そうしたら一緒に行こうよ。Cちゃん、Kくんのこと好きでしょ?」

Cちゃん「好きだけど、8歳も年下の後輩を本気にはならないよ。見て楽しむだけ。推し的存在だね」

Cちゃんは同じ時期に入社した契約社員だけど、私より5歳年下の33歳。自分の趣味や生活を乱されたくないからと結婚は強くは望んでいないそう。何がなんでも結婚したいと思う女子も少なくなったんだろうな。時代の変化を考えたら、Rさんに感じた違和感なんてちっぽけなものだなとも思えた。

終業時間になり、会社を出ようとした瞬間、Kくんが追いかけて来た。

Kくん「あんさん!再来週の土曜、キャンプしませんか?」

私「えっ!?」

Kくん「さっき息子くんが喜びそうなキャンプ場が取れたんですけど、どうですか?」

私「仕事早いね。ビックリだよ。ちょっと息子にも聞いてみるね」

Kくん「キャニオニングできたり、トレーラーハウスでBBQもできるんで聞いてみてください。じゃあまた明日!」

心身ともに疲れているアラフォーには、その笑顔が眩しすぎるよと思いながら手を振った。Kくんは素直にキャンプ仲間として楽しみたいだけだし、Cちゃんも誘えば問題ないかな。

帰宅時のRさんへのLINEは続けている。

私「昨日はキャンプありがとう!息子も楽しかったみたいで、帰ってすぐ寝てくれたよ。今度は2人でどこか行けるといいな」

Rさんにしては珍しく、すぐに返事が帰って来た。

Rさん「僕も楽しかったよ。息子くんと少しでも信頼関係が築けていたらいいな。あと再来週の土曜日の夜、出かけられそうかな? 友達がお店をオープンするから、2人で食事にでも行かない?」

再来週!? Kくんからキャンプを誘われているよね私。どうしたらいいんだ??

私「焦らず信頼関係が築けて行けるといいね。再来週の土曜日ね。ちょっと両親に聞いてみるから返事待ってもらえる?」

その場はうまくかわすことができたが、KくんとRさんどっちを優先すればいいの?先に誘ってきてるのはKくんだけど、正直Rさんと2人きりになれる時間も欲しい。とはいえ、キャンプでの違和感もあって、ちょっと考える時間が欲しかったりもするのか? よりによってなんで同じ日に予定が入るんだろう…。

次回に続く

あおいあん

契約社員でメーカー勤務、現在38歳のシングルマザー。高学年になりちょっと生意気になった10歳の息子と実家に出戻り。40歳を前に「もう一度、女としての人生を!」と一念発起。離婚をしてから7年という恋愛ブランクを埋めるべく奮闘中。



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