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LIFESTYLE シングルマザー・再婚

2022.11.14

彼からの温度差を感じるLINE。今、わたしが大切にしたいものとは?【シングルマザーの恋愛#48】

シングルマザー歴7年、38歳の会社員「あおいあん」さんによる恋愛コラム。衝撃の一夜からあんの気持ちは沈んだまま。そんなあんを支えるのはやっぱり…。 毎週月曜19:00更新中。

登場人物
あん(私)…メーカー勤務のシングルマザー。7年前に離婚し、実家に出戻り。38歳。
息子…生意気盛りの小学生。10歳。
Rさん…Hくんと同じ会社に勤める42歳。結婚歴はナシ。
Hくん…学生時代からの飲み友達。あんの恋愛復活に協力。
Cちゃん…あんの同僚。33歳。
Kくん…あんの会社の後輩。25歳。
Oくん…Kくんの大学の同級生。33歳。

【前回までの話】
40歳を目前に控え、「私、このままシングルでいいの?」と、ふと我に帰った私。再度、恋愛に挑もうとマッチングアプリに登録してみるも、目の前に立ちはだかる様々な現実に直面し前途多難。そんな折、学生時代からの友達HくんからBBQのお誘いが。参加した男性Rさんが気になり、再度Hくんと3人でご飯をセッティングしてもらう。後日、もう一度会いたいと思いRさんにLINEを送り食事へ。お互いの”譲れない家族”の存在を確認した上で付き合うことに。幸せ気分も束の間、息子から「彼女ができた」発言により、あんは大混乱するが、ママ友情報で幼稚園からの同級生と知る。安堵の中、Rさんからお母様とのランチの誘いを受け、会うことになったがそのキャラに呆然。Hくん夫婦が喧嘩をし、仲を取り持ってくれたお礼にとRさんや息子を含め食事へ。そこでひょんなことから息子がRさんとのお付き合いを知ってしまう。その後、正直に話をし3人でキャンプへ行くなど関係を深める。キャンプ話から会社の後輩Kくんとデイキャンプへ行き、その日の夜Rさんと食事の約束をするも、熱がありコロナ疑いのためキャンセルに。心配になったあんは救援物資を届けるため、Rさんの家へ行くも、部屋の中から女性の声が…。

前回の話▶︎えっ!?まさか、ひとり暮らしのハズの彼の部屋から女性の声?【シングルマザーの恋愛#47】

ショックな一夜が明けるも、RさんからのLINEは…。

こんにちは。シングルマザーで最後の恋愛に挑む、あおいあんです。前回は、後輩のKくんとキャンプをしたのち、彼氏のRさんと会う約束を。しかし熱があるとの連絡から、約束自体はキャンセルに。心配だったので部屋を訪れてみると中から女性の声が。逃げるようにその場を離れたものの、なんとなく家には帰れず、後輩Kくんたちの飲みに参加したところまでお伝えしました。

出社すると、CちゃんとKくんがニヤニヤしながらこっちに近づいてきた。

私「おはよう!何?どうしたの?」

Cちゃん「あんちゃん、昨日帰れた?」

私「うん。起きたら家だったよ。二日酔いで頭痛い」

Kくん「昨日、Oが送ったの覚えてますか?」

私「そうなんだ!覚えてない。どうしよう」

Cちゃん「それだけじゃないよ。店出る前あたりから、イチャついてたのも覚えてない?」

私「全然…。そんなことしてたんだ私。なんかゴメン」

Cちゃん「仕事と育児で大変だろうから、ストレス発散だと思えば」 

記憶がなくなるほど飲んだ自分に、相当Rさんのことがショックだったんだなと改めて気付かされた。仕事は全然手につかず、ランチタイムも外へ行く元気がなく、社内でコンビニ飯を食べて終わった。心ここに在らずで1日が終わり、帰宅途中スマホを見てみると、放置していたLINEには母からのメッセージが1件だけあった。既読スルーの状態であるRさんからはその後、連絡がない。日課にしていた帰宅途中のLINEも、もちろん送る気にはなれなかった。

私「ただいま」

息子「おかえり。もう頭痛くなくなった?お酒飲み過ぎなんだよ。何杯までって決めればいいのに」

まるで新妻のような口ぶりに、今日一日のどんよりとした気持ちが吹き飛んだ。笑いを堪えながら、「気をつけまーす」と息子にハグをした。こんなにかわいくて、大切な存在が身近にいるのに、欲張って恋愛までしたからバチが当たったんだ。そんな気持ちにまでなった。

その夜は、息子とゲームをしてゴロゴロ、ダラダラ過ごした。特別なことは何もないし、ただただ過ぎていく日常の一コマなのに、今日はなぜだがそれがすごく幸せだと感じた。

息子の寝る時間がきても、楽しそうにしている横顔を見ていたくて、わざと時計を見ないようにした。時間に気づいた息子が、急いで寝る支度をしてベッドへ。

息子「おやすみ。なんか元気ない顔してるから、ママも早く寝るんだよ」

そう言うと息子は3秒で寝た。私も寝ようとスマホをチェックしてみると、Rさんからメッセージが届いてた。正直、今日はRさんの顔も見たくない気持ちだったが、メッセージの内容が気になって眠れなくなるのがイヤで開いてみると…。

Rさん「お仕事お疲れ様。熱が下がり始めたから、食欲が出てきて、あんのくれた支援物資助かってるよ。ありがとう!」

温度差を感じるメッセージに、今の私には「あっそ!」しか返せなさそうで、また既読スルーに。支援物資を持って行った時の私の気持ち、LINEを既読スルーしていること、何にも気づかないのかな。そして、部屋に女性がいたこともバレていないと思ってる。

今はまだ感情の方が優先されて、冷静に話し合いができない気がする。しばらく時間が欲しいことを明日、LINEで伝えよう。

ふと息子の寝顔を見た。息子もRさんとの信頼関係を築くために頑張ったんだろうな。そう思うと、自分だけの恋愛ではないのかもしれない。息子がRさんと過ごした時間も、私は考えなければいけないのだろうか。そう思うと、BBQでの彼との出会いから、デート、ひとつになった夜…次々に思い出が蘇ってしまう。もう今日は深く考えたくない。眠くなるまで息子の寝顔を眺めて過ごそう…。

次回に続く

あおいあん

契約社員でメーカー勤務、現在38歳のシングルマザー。高学年になりちょっと生意気になった10歳の息子と実家に出戻り。40歳を前に「もう一度、女としての人生を!」と一念発起。離婚をしてから7年という恋愛ブランクを埋めるべく奮闘中。
Instagramはじめました! ここでは書けない子育ての悩みや、シンママに役立つ情報をアップ。

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